スピークの料金体系が変更になった話
昨年末にスピーク(AI英会話のアプリ Speak)が年内無料で使える、ということで喜び勇んで使い倒し、年内に即決してUnlimitedでサブスクしました。来年ビッグニュースがある、とは聞いていたんですが、まさかの機能追加ではなく、料金体系の変更でした^^;
以前は、サブスクによって、AI会話タブの利用に制限があったので、私はその機能が無制限にりようできるUnlimited契約にしたのですが、なんと、一番したのサブスクでもその機能が無制限に使えるようになりました・・・Oh my god.
それにともないUnlimitedはなくなり、プレミアムにプラスがついた契約になると、スピークチューターが無制限で利用できるそうです。
スピークチューター?
なんてことはない、ChatGPTのスピーク版です。
私は、ChatGPTにも課金しているので、あまりこのスピークチューターは使ってなかったのですが、ここを使わないと私の課金の元がとれないとなると話は別です。
こうなったら、スピークチューターを使い倒すプランを作らねばなりません。
スピークチューターとChatGPTの違い
大きな違いは、スピークチューターは、カスタムレッスンが作れることでしょうか。カスタムレッスンとは、ユーザーが必要とするフレーズを含んだミニレッスンのことです。スピークでは、AI会話などでロールプレイをすると、自分がミスした言い回しの中で、これは覚えたほうがよい、という表現を3つピックアップしてカスタムレッスンを作ってくれます。最初は、日本語と英語が表示されて、英語をそのまま発音します。だんだん、英語の穴埋めカ所が増えてきて、最後は瞬間英作文のように日本語を聞いて英語にするようなレッスンです。
このカスタムレッスンをAI会話をしなくても、スピークチューターにお願いすれば、作ってくれるところが、ChatGPTとの大きなちがいでしょうか。
たとえば、スピークのレッスンでI could use a nap.という表現を学びました。このcould useはneedのような意味なのですが、私にはなじみがありませんでした。そこで、スピークチューターに「could useを使った練習問題を作ってください」とお願いしたら、望み通りのレッスンを作ってくれました。
瞬間英作文はできなさそう
調子に乗って、「be aroundを使った瞬間英作文のレッスンを作って」とお願いしたところ、先ほどの「練習問題を作ってください」と同じ形式のレッスンしか出来上がりませんでした。指示がいまいちだったようです。
で、次は細かく仕様とつけてカスタムレッスンを作ってとお願いしたところ、それはどうやら仕様外らしく、カスタムレッスンを作ってもらえませんでした。
ということで、スピークチューターのカスタムレッスン作成の指示は「#フレーズ を使ったレッスンを作って」で良さそうです。#フレーズの部分に、練習したいフレーズをいれます。
表現の幅を広げるためにアルクのEssential 300を使っています。
これまで、ChatGPTを使って、この本に掲載されているフレーズを使った瞬間英作文をMemriseに登録して練習していたのですが、声に出すことを考えると、スピークチューターにレッスンを作ってもらうのも悪くないかもしれません。カスタムレッスンになると、一つの表現をとにかくたくさん何度も口にするので、これほど理想的な英会話の練習はないかもしれません。
残念ながら、カスタムレッスン以外だと、ChatGPTの方が便利そうです。あちらは画像も使えますし、音声入力の使い勝手も格段に上です。記事の全文を読み込ませて質問することもできます。スピークチューターのインプット制限はどのくらいなんだろう?
ChatGPTとスピークの使い分け
どのくらいの記事がコピペできるだろうかと、最初、ChatGPTのノリで記事全文をペーストしようとしましたが、ペーストできませんでした。3パラグラフぐらいは?と思ってトライしましたがこちらもできない様子。どうやら、チャットボックスに貼り付けられる制限があるようです。なので、記事全文を貼り付けて、この中から有用なフレーズをピックアップして、といった使い方はできないようです。
ということは組み合わせしかありません。記事全文からのピックアップは、ChatGPTにお願いし、ピックアップされたフレーズを使った練習問題はスピークにお願いする、という使い方がよさそうです。
保存した表現の中からランダムにレッスンを作ってとお願いしてけど・・・
結果は惨敗。保存された表現をピックアップして問題を作る機能は提供していないそうです。できることはないのか、と直球でスピークチューターに確認したところ、旅行のためのレッスン、家族や食べ物に関するレッスンと、テーマを与えたらカスタムレッスンを作ってくれるそうです。
できないことを見極めてできることを探すしかなさそうです。
試しに、「私はコンピューターお宅の英語学習者です。自由な時間があると英語の勉強をしています。そんな私のための自己紹介レッスンを作ってください」とスピークチューターにお願いしてみました。すると、うまくいったようで、それっぽい自己紹介の定型文を3パターン使ったカスタムレッスンを作ってくれました。
つまり、詳しい状況を伝えれば、それに応じた例文を作ってカスタムレッスンとして提供することはできそうです。
フレーズを使ったレッスンの他、文法事項のレッスンも作れるそうです。しつこく色々聞いてたら、スピークチューターが提案してきましたw
「仮定法を自分でうまく英作文できません。仮定法の練習問題を作ってください。」というと、仮定法のカスタムレッスンを作ってくれました。
さらに「仮定法について説明してください」とお願いすると、仮定法現在、過去、過去完了について構文と一緒に説明してくれ、「練習しましょうか」というので、「お願いします」と答えたら、チャットでレッスンを作ってくれました。
ただ、この場合、ちまちまキーボードで練習問題を解かなくちゃいけないので、いまいちでした。「仮定法現在を使ったカスタムレッスンを作ってください」というと、カスタムレッスンを作ってくれました。こうやって用法をピンポイントで指定したほうがよさそうです。
スピークチューターからの提案
スピークチューターから、「作る」「チャット」「始める」「ロールプレイ」で始まる提案をされることがあります。このうち、「作る」というのがカスタムレッスンを作る、ということですね。ロールプレイはAI会話のタブと同じ機能で、始める、というのはゲームなどを始めてくれます。アルファベットゲームを始めて撃沈しました。特定のエリアに限定した単語をアルファベットの順にあげていくゲームなんですが、そんな都合よくアルファベットで始まる単語は思いつきませんでした。
チャットはロールプレイのチャット版ですね。色々提案はしてくれますが、これと言って役に立ちそうというものはありませんでした。
結局、練習したいフレーズを提示し、「x xxを使って日常会話のレッスンを作って」というのが一番簡単に使えそうです。