企業経営~有形・無形資産の「棚卸し」
多くの企業の新年度が始まって2ヶ月が過ぎました。気が早い人は桜の花が散るともう今年度の業績見通しが気になり始めますね。
でも、ここで「一呼吸」置きましょう。じっくり時間をかけて経営幹部を中心に会社の現状を「棚卸し」しましょう。
日常業務を中断する必要は全くありません。現在の商品やサービスの競争力、新規開発計画の進捗状況など、「棚卸し」は業務全般にわたって行いましょう。勿論人材の棚卸しも必要です。社内の一人一人の技量、キャリアを整理します。
この作業によって思わぬ発見が生まれる可能性があります。「棚卸し」の結果をまとめたドキュメントは金融機関にも取引先との折衝にも使えるはずです。社員に現状とこれからの計画、要するに「事業計画=ビジネスプラン」を説明するのにも使えます。
このような手法は特に目新しいものではありませんが、貴社が有している有形資産と無形資産の両方を「棚卸し」することで、経営状況の変化に素早く柔軟に対応する有力な武器になるはずです。
この資産の「棚卸し」は3ヶ月もかければ完成すると思います。できれば外部専門家を起用して一緒に「棚卸し」作業を行いましょう。完全第三者の視点が入ることにより、思わぬ発見が生まれる可能性があります。