みちのく一人旅
今から約12年前の事です。
私は【みちのく一人旅】と題して、元旦にたった1人で関西空港から岩手県二戸市の金田一温泉『仙養舘』へと向かいました。
『仙養舘』は《福の神》である【座敷わらし】がいらっしゃる旅館です。
田舎への一人旅というのは、意外に寂しいものです。
なぜなら、ずっと同じ雪景色ばかりだからです。
それに、私一人だとお酒も進みませんので、私は瓶ビールを2本飲んで就寝しました。
それでも、突然『仙養舘』に宿泊して良かったと思える事が起きたのです。
それは1月2日の午前5時頃の事でした。
宿泊した部屋(白鳥の間)の中で雨音が聞こえてきて、目を開けてみると、部屋には【銀の雨】が降っておりました。
まるで松山千春の世界です。
私は驚きながらも視線を左側に移すと、そこには【福の神(座敷わらし)】が立っていたのでした。
滅多に会う事ができない【福の神(座敷わらし)】に会えた事は、私の最高の喜びとなりました。
やはり、一般的に皆さんがあまり行かないような冬の時期に行くと、
【福の神(座敷わらし)】に会えるのかもしれません。
何事も他人と同じ事をしているうちは、
道が開きません!
他人がやらないような事に挑み、
積極的に行動しないと、
チャンスを捕まえることは難しいのです。
それを感じた【みちのく一人旅】でした。