種名辞書
Nレコはフィールドノートアプリですが、特に生きものの記録について特化しているため、専用の種名辞書を搭載しています。これはフィールドノートの基本項目とした「①いつ②どこで③何を」のうちの「③何を」に相当します。
Nレコにあらかじめ用意されている種名辞書は種分類と称してグループ分けされており、哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・魚類の脊椎動物に、昆虫と植物を併せた7つの構成になっています。種名辞書の登録数は約38000種(2024年7月時点)に上ります。
また、無脊椎動物のように厳密な分類が難しい種に向けて、前述の7つ以外に「その他」も用意しています。
種名の選択
種名の選択は種名辞書から検索する方法と、過去の観察履歴から選択する方法から選べます。
検索するキーワードも種名の一部を指定するあいまい検索方式を採用し、文字を入力する側からすぐに候補を列挙するので、種のフルネームを入力する必要はありません。
また、キーボードの文字種をカタカナに切り替えなくても、ひらがなで入力しても検索可能です。
尚、種名による検索の他、目名・科名・属名・学名でも検索可能です。
種名の編集
種名辞書に記録したい種が登録されていない場合は、種名を直接入力することも可能です。→ノートの観察データ編集で種名欄を長押し操作
また、種名の選択で検索欄に入力した値で候補が見つからない場合は同画面の直接入力を操作することで、検索時に入力した値をそのまま種名の編集に引き継げます。その際、ひらながで入力されていた場合はカタカナに置き換えるので二度手間を防げます。
尚、直接入力した種名は、過去の観察履歴から選択することが可能です。
レッドデータ
Nレコは希少種の観察記録の取り扱いには特に慎重でありたいと考えています。
そのため種名辞書にはレッドデータ情報も併せて保持、環境省出典の全国版の他、選択場所(主に県単位)に基づく地域個体群に対するレッドデータも注意喚起の意味で表示されます。
種名登録の受付
Nレコ開発チームの中の人には専門にフィールドワークで調査活動している担当者もおり、哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類については比較的種名辞書が整備されていますが、魚類・昆虫・植物についてはまだまだ不足があると認識してます。
アプリ内の一般設定に「種名登録の受付」を用意しているので、過不足や訂正などお気づきの点があればお知らせください。随時、辞書のメンテナンスの参考にさせていただきます。→ ユーザー登録が必要