抜き取れず 冷却材ナトリウム 77トン 高速増殖原型炉もんじゅ 日本原子力研究開発機構 国立研究開発法人 文部科学省 2021.12.23 日本 福井県 敦賀市 20211223
2021.12.23高速増殖原型炉もんじゅは、原子炉容器や配管などに1660トン超の冷却材ナトリウムを保有しています。
このうち、計約77トンは既存設備で抜き取れないことが明らかとなっています。
ナトリウム関連機器の解体は国内で経験がなく、技術開発が今後の課題となっています。
http://mainichi.jp/articles/20211223/k00/00m/040/309000c
もんじゅ、ナトリウム77トン抜き取れず 技術開発、今後の課題に | 毎日新聞
また、高速増殖原型炉もんじゅ関連施設で、未完成のままの茨城県東海村の建物を、日本原子力研究開発機構(原子力機構)が維持し続けています。
2016年高速増殖原型炉もんじゅ廃炉決定後も、維持管理費や茨城県東海村への固定資産税などで毎年約9000万円を支出しています。
国立研究開発法人である原子力機構の予算の大部分は、所管する文部科学省の予算に計上される運営費交付金で賄われています。
固定資産税などもそこから支出されています。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/67618
【独自】未完のもんじゅ関連施設に毎年9000万円 廃炉決定後も継続支出、原資は国民の税金:東京新聞 TOKYO Web
以上により、日本の原子力産業がいかに無計画で、危険を抱え、そのうえ無駄なコストを国民が負担しているかが明らかとなっています。
https://www.jaea.go.jp/04/monju/
高速増殖原型炉もんじゅ
https://www.jaea.go.jp/04/monju/question/
もんじゅQ&A|高速増殖原型炉もんじゅ
A.ナトリウムはどうするの?
Q.もんじゅのナトリウムには、炉心を循環する1次系ナトリウムと、1次系ナトリウムから熱をもらってそれを蒸気発生器に伝える2次系ナトリウムとがあります。このうち、2次系ナトリウムについては、2018年12月までにその全量を抜き取り、タンクに固化した状態で保管しています。1次系ナトリウムについては、炉心から燃料体を取出す第1段階において、抜取りの方法及び時期を検討することとし、廃止措置計画に反映して変更認可を受ける予定です。 ナトリウムの処理・処分の方法については、燃料体の取出し完了までに政府が結論を得る計画を踏まえ、廃止措置計画に反映して変更認可を受ける予定です。
https://www.jaea.go.jp/04/monju/history/
もんじゅの経緯|高速増殖原型炉もんじゅ
経緯
もんじゅは、電気出力28万kWのプルトニウム・ウラン混合酸化物燃料を用いるループ型ナトリウム冷却高速増殖炉の原型炉です。1994年に初臨界しましたが、1995年に40%出力運転中に2次系ナトリウムの漏えい事故が発生しました。 以降およそ14年間、運転を停止していましたが、2010年にゼロ出力での性能試験を再開しました。 その後、運転再開を目指し、東京電力福島第一原子力発電所の事故を踏まえた安全評価・安全対策などに取り組んでおりましたが、平成28年12月に「もんじゅ」の取扱いに関する政府方針が決定され、これに従い、廃止措置に係る作業に着手しました。
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http://mainichi.jp/articles/20211223/k00/00m/040/309000c
もんじゅ、ナトリウム77トン抜き取れず 技術開発、今後の課題に | 毎日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASP5L4VHCP51PTIL005.html
点検放置で幻となった「夢の原子炉」 もんじゅ廃炉へ:朝日新聞デジタル
http://mainichi.jp/articles/20201113/k00/00m/040/117000c
「原発銀座」の敦賀 「もんじゅ」敷地内に新研究炉 抜け出せない原子力頼み - 毎日新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/67618
【独自】未完のもんじゅ関連施設に毎年9000万円 廃炉決定後も継続支出、原資は国民の税金:東京新聞 TOKYO Web
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/270009
【小泉進次郎】桃井貴子氏 石炭火力発電推進はもんじゅ失敗の二の舞い|日刊ゲンダイDIGITAL