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北海道旅行に行ってきた話①:11日目〜タウシュベツ篇〜

北海道旅行に行ってきたのでその11日目の記録です。

0日目:https://note.com/fi_timeizuki/n/n3e4aee6a56ee(まとめ等)
1日目:https://note.com/fi_timeizuki/n/n498b5576273a(初日)
10日目:https://note.com/fi_timeizuki/n/n4d58e5572cc8(前日)
12日目:https://note.com/fi_timeizuki/n/nd0f67b017a61(翌日)

今日寄る所
・開陽台
・アイシナイ展望台
・道の駅 阿寒丹頂の里
・道の駅 ステラ☆ほんべつ
・道の駅 あしょろ 銀河ホール21
・道の駅 オーロラタウン93りくべつ
・道の駅 かみしほろ
・タウシュベツ川橋梁跡
・十勝三股
・道の駅 ピア21しほろ


1. 開陽台

おはようございます〜

完全ではありませんが昨日の長距離運転の疲れは結構取れました。3日目の時は入れなかった道の駅 摩周温泉の朝風呂ならぬ朝足湯をして出発します。

しかし弟子屈町は北海道の中でも冷涼な地域なので少し寒いですね、だからこそ足湯が本当に温まります。

今日はタウシュベツ川橋梁跡が一番の目標です。
跡地へ行くためには14時までに道の駅 かみしほろに到着し、鍵を借りないといけません。さあ急ごう!

まずは開陽台へと出発します。

午前5時、気をつけてLet's GO!

国道243号を通っていきます。このあたりは多和平から戻る際にも通りました。しかし乗ってるカーナビ、「開陽台」と検索しても出て来ず、名前が入った建物名ばっかり出てきてその結果違う場所に行ってたりするのが頻発するのでそこはなんとかしてほしいものです。

というわけで6時、開陽台に到着しました。

地平線!すごい!「振り返れば地平線」とはいうものの絶景ですね、!

地平線の反対方向は北海道の名山たちに囲まれていて、360度の絶景でした。

景色を堪能したところで次の観光地、アイシナイ展望台を目指します!

2. アイシナイ展望台

標茶町の塘路に寄って行こうと思ったのですが、まあ離れてますし鉄道があるので今回は見送りました。まずは磯分内集落を目指します。

多和平近くを走っているときに見えた雄阿寒岳がとても良かったです。個人的にこのあたりの田舎の風景は大好きです。

多和平を降りると磯分内集落へ到着しました。ここの集落、鉄道駅もあればセコマもあり発達してる方です。

せっかくだったので磯分内駅に行ってきました。良いですねこの雰囲気。

ついでに磯分内のセコマにも寄って朝ごはんを購入しました。たらこおにぎりが毎日の朝ごはんです。

「中オソツベツ」、、
青看板に載ることがほとんどないカタカナアイヌ語地名に少し興奮してしまいました。

走ってると鶴居村に入るわけですが道中は森か牧草地だけでした。この雰囲気がとても好きなんですけどね。

アイシナイ展望台へは入り口の看板はありませんので、行く際は事前に調べておく必要があるかと思います。入り口は林道中雪裡線です。
林道を走ると途中にスペースが出てくるのでそこに停めます。アイシナイ展望台より先はオフロードタイヤじゃないと行けなさそうな未舗装になるのでわかりやすいです。

なんもねー!!!これがよき!!!

8時5分、アイシナイ展望台に到着です。駐車スペースからは1分ほどで着きます。しかし阿寒の眺めが本当にいいですね!
林道どころか走っていた国道274号ですらすれ違った車が数えるほどくらいしかない場所なので、アイシナイ展望台の景色も独り占め。セコマで買ったコーヒー牛乳を飲みながらゆっくり過ごしました。
Google Mapの口コミを見てると叫ぶとやまびこが返ってくるそうです。登山は何度もしてきませんでしたが恥ずかしくて叫んだことがなかったので緊張しましたが思いっきり「わー!」と叫んでみました。確かに返ってきてこれには思わずびっくり。
道中に入り口の看板などもなく、展望台もベンチさえもない場所で、まさに知る人ぞ知る観光地です。中頓別町のハイジの丘も似たようなものでした。良い場所なのでもっと観光地化すればいいのにと思いつつ、このゆったりした空間も良いところなのでまあいろいろ思いました。

さてさて続いては道の駅 阿寒丹頂の里!

3. 道の駅 阿寒丹頂の里

もともと行けたら行くくらいの場所でしたが、予約ミスによりルート変更したためこの場所も行程の中に入りました。
国道240号線沿いにあり、道の左右両方に道の駅の建物があります。国道240号に出て釧路方向に向かう最中に左側の建物に入りましたが目立った施設はトイレだけ。どうやら反対側のほうに売店が立ち並ぶようだったのでそちらに移動します。

ここではカントリーサインマグネットを購入。釧路市と阿寒町の2種類あったので両方とも買いました。

まだ疲れてないので早めに進みます。

4. 道の駅 ステラ☆ほんべつ

こちらもルート変更で新しく行程に入った場所で、もともと本別町に入る予定すらありませんでした。

阿寒町市街地を通って阿寒ICで道東自動車道(道東道)に乗ります。無料区間ありがたい、、
さてさて本別町に行くまでのこの区間は白糠町・音別町・浦幌町を通るわけですが、道東道は白糠丘陵を横断します。あくまで主観ですが白糠丘陵は日高山脈などと変わらないレベルの人口希薄地帯。「シャンクシタカラ湖」は白糠丘陵にある湖ですが、現時点で日本国内で最後に発見された湖で、しかも人工衛星によって発見されるなどとにかく住む人がいないのがわかったりします(現地の人は昔から知ってたようですが)。
まあそんなこんなで白糠丘陵を走るわけですがとにかく何もありません。橋を渡っては景色を眺めたりするものですがまあ民家一つなく、雑草の生える林道がたまーに見かけるくらいでした。道中には「里音別川橋」というのがありここはよく開けていましたが本当に何も見えませんでした。

大自然すぎる景色を堪能しながら30分ほど道東道を走ると浦幌ICで降りてとナビが言うので降りることに。行きたいところは本別なのでここで降ろした理由は今もわかりません。

浦幌町を走っているとすぐに本別町に入ると、坂道を降りる途中に展望台があったので寄ることにしました。この坂は「本別大坂」というそうです。

右側の大きくなだらかな山は喜登牛山

おぉ!これが十勝!!穏やかでいいですね〜。
奥には日高山脈の山々も見えます。日高山脈はいろんな山が見えすぎて山座同定が少々めんどくさいのでとりあえず日高山脈全体で写真撮りました。
坂を降りるとすぐに道の駅です。

10時20分到着しました。「日本一の豆のまち」を謳っていて、道の駅内では豆も売っていたりしました。ここでもカントリーサインマグネットを購入。

ここはもともとふるさと銀河線の本別駅があった場所で、駅跡や線路が残ってたりしています。

それでは次に道の駅 あしょろ 銀河ホール21に行きましょう!

5. 道の駅 あしょろ 銀河ホール21

国道242号を北上して足寄町へ向かいます。
そういえば足寄町には道の駅 足寄湖というのもありましたが大滝村(伊達市)の道の駅と一緒に廃止になりました。

喜登牛山を眺めながら進んで10時50分、到着しました。

なかなかすごい建物

こちら本別同様にふるさと銀河線の足寄駅があり、

なんと建物内に駅名標と線路があります。そしてここには松山千春さんの写真やレコードが飾ってありました。ですが私は松山千春さんのことを知りませんでした()。

ちなみに足寄駅舎はこの建物の隣にあります。

では次の道の駅がある陸別町に行きましょう!

6. 道の駅 オーロラタウン93りくべつ

日本一寒い町とよく言われ、オーロラが見られることもたまにあるそうです。ちなみに幌加内町(母子里付近にて戦後最低気温の-41.2℃)や美深町(日本史上最低気温の-41.5℃)もなかなか極寒だったりします。

陸別への道は穏やかで民家も少なかったです。
というわけで11時35分、道の駅 オーロラタウン93りくべつに到着です。

こちら本別・足寄同様にふるさと銀河線の陸別駅を再利用したもので、

今でも駅跡が残ってるほか、隣の分線駅までたまに現在でも運行してるそうです。

どこかに幌比内駅があってそこの駅名標を持ってきたのかなと思ったら、映画「GTO」で登場した架空の駅名だそうです。

近くのセコマで北海道産ポテトを食べました。美味しい!

それでは次の道の駅 かみしほろへ!
なんとか間に合いそう!

7. 道の駅 かみしほろ

足寄方面に戻らないといけないのでどうせなら別の道で行きたいと思ったのですがナビは国道242号しか言わないので仕方なく来た道を戻ることにします。

国道241号を通って目指します。この道中に道の駅 足寄湖があるわけですが当時は知らなかったので完全にスルーしてしまいました。

ナイタイ高原牧場が見えたので眺めながら進んで、、

13時04分、道の駅 かみしほろに到着しました。目標の14時に間に合った、、!

ここにはなんと道の駅オリジナルブランドの飲むヨーグルトがあります。購入した後はタウシュベツ橋梁の林道の鍵を借ります。協力金2000円を支払った後は鍵の開け方について説明を受けます。珍しい形をした南京錠で施錠しているようで、開け方も特殊でした。
開錠の練習も済ませたら出発!

少しブレた

入り口には士幌線についていろいろ書かれたのが展示されています。

それではタウシュベツ川橋梁に向かってLet's GO!

8. 士幌線タウシュベツ川橋梁跡

タイムリミットは16時30分です。過ぎると翌日に返さないといけなくて、延滞金も発生します。

道の駅すぐそこで給油して国道273号を北上します。清水谷を過ぎると自然に囲まれた景色になります。ここの自然もまた素晴らしいとこでした。

タウシュベツの前にまずは三の沢橋梁を見に行きます。右側に駐車場があります。

パッと見ではわかりづらいですが、橋の部分が三の沢橋梁です。士幌線の線路跡は現在一部は自然歩道となっています。

では続いてタウシュベツ、、の前に次は五の沢橋梁です。こちらは道路両側に駐車スペースがあります。

素晴らしき自然

こちらも分かりにくいですが横から見るとしっかり橋梁になっています。聞こえるのは川の音や風で揺れる木々の音。とても落ち着く場所です。

さてさて次はタウシュベツ、、ではあるもののタウシュベツ展望台です。こちらは湖の対岸にある場所で遠くに橋梁が見えます。国道沿いにあるので行きたければいつでも行けます。
こちらも駐車スペースがありますが、ここだけまあまあ車が止まっていました。

おぉー!ここからでもよく見えますね!足部分が浸かってるので橋下は行けなさそうです。

それではようやく!タウシュベツ川橋梁跡間近へ!

糠平湖を過ぎた頃に丸山橋が出てくるので、そこを渡ると

糠平三股林道の入り口が出てくるのでここを入ります。

先客の2人のライダーがちょうどタウシュベツ川橋梁跡からゲート前に来ていて、代わりに開けてくれました。

また砂利道!4WDにして走ります。まあとにかく揺れる揺れる、、

しかし有名な観光地というのもありしっかり整備されています。ところどころ盛り土が出てきており、おそらく線路跡だと思われます。
ゲートから18分、行き止まりに着いたのでそこに車を停めて徒歩で行きます。

ここからは徒歩で5分ほどで行きます。

歩きやすい道です。熊鈴を置いてきちゃって、1人だったのでヒグマが少々怖かったです。

橋の上は❌

来たー!!!!
無事にタウシュベツ川橋梁跡に来ました!
本当にここの自然の雰囲気といい全てが美しいです、、!
これは来てよかった、、!
しかし水没が始まっていますね。スニーカーで来ちゃったので対岸へは行けませんでした。次は水の少ない時に、、!

なかなかレアな付け根から見る橋梁

橋を見ると小石が露出していて触らなくても脆さがわかります。いつ崩れてもおかしくないというタウシュベツ川橋梁跡、、。あとどれくらい持つでしょうか。

糠平湖南側
糠平湖北側

ここは東大雪の山々がよく見えます。時間が押してるのでそろそろ戻ります。

また揺られながらもゆっくり林道を走ります。だいぶ遅めに来たこともあって対向車は来ませんでした。

無事ゲートまで戻りました。鎖と南京錠でしっかり閉められたゲートを開けました。すると車が来ていたので、譲ろうとしたのですが、
「あ、これなんか許可とかそういうの必要なんですか?」と言われました。どうやら鍵が必要なのを知らずにここまで来てしまったようです。林道の管理者ではない私が通したら何が起こるかわからないので流石にゲートは施錠しました。

せっかくなのでここで鍵の予約方法について説明します。

上のサイトで予約をするわけですが、まあ今年はもう終了ですので来年の話になります。30日前から予約枠ができるので、1日先着20組まで予約ができます。ただ、この枠が埋まるのが異常に早くて、やばい時は日付が変わって2,3分で埋まることもあるようです。なのでそのあたりは気をつけましょう。そして予約完了した後、当日は14時までに鍵を借りないといけません。できない場合はキャンセル手続きをしないといけないのですが、無断キャンセルになった際は二度とその名義で予約ができないというペナルティがあります。偽名で予約しようとしても鍵を借りる際に免許証で確認されるので無理です。無断キャンセルは絶対やめましょう。
鍵を借りる際には協力金2000円が必要なのでこちらも用意しましょう。借りた後は16時30分までに道の駅 かみしほろに戻り返却します。それ以降は延滞金で1000円払わないといけなくなります。いろいろルールがあったりするので気をつけましょう。

林道を出た後は除雪センターまで行きましたがここで引き返します。

鹿に怯えながらも急ぎみで走って無事に16時30分に間に合い、鍵を返却しました。

9. 十勝三股

十勝三股まで行けなかったことが妙にモヤモヤしてたので、、何を血迷ったのかもう一回行くというとんでもない手段を取りました。

今度は時間に追われないので見たいものをとりあえず見に行きます。

まず最初に見たのは第三音更川橋梁です。
こちらは線路跡も橋梁もしっかり現存しています。

こちらは第四音更川橋梁です。端側は残っておりますが中央部分は崩れたか撤去されたか、、
樹木も生えています。

十勝三股に向かう途中のシラカバが並んだ景色が本当にいいものです。

この先は三股永久凍土だけど進めそうにない

17時05分、十勝三股に到着しました。ここには士幌線の終点があり、かつて1000人以上が住んでいましたが現在はごくわずか5人ほどしか住んでいない地域となっています。そんな名残を感じられるようにかつて家が建っていた跡地がところどころに出てきます。

日本二百名山の石狩岳

東大雪の山々がよく望める場所です。いい場所ですねここは、、。
山奥すぎるが故に開拓時は避けられ入植しても現在は衰退してしまったこの場所、いずれはもっと自然に帰すことになるんでしょうね。

それでは上士幌町市街地に戻りましょう。

今回の旅行で一番見たかった山の一つ、西クマネシリ岳も見えました。

こちら第五音更川橋梁です。保存状態がよさそうです。

先ほど引き返した除雪センターへ戻ってきました。ここすぐ近くに幌加駅跡があります。

駅名標は復元だと思う

十勝三股と幌加は士幌線の中でも特に人口が少なかったため早めに運転は休止しましたが復活することなくそのまま廃線となった駅です。民家が全く見当たりませんが幌加には1人だけ現在も住んでいるとか。

こちらは国道273号から逸れた鉄道資料館にある糠平駅跡です(なんとなく寄ってみた)。このあたりはぬかびら源泉郷として今でもホテルがやっていたりします。

というわけで糠平駅を最後に上士幌町市街地に戻ります。

10. 道の駅 ピア21しほろ

無事に道の駅 かみしほろに戻ってきました。この時はすでに暗くなっていました。駐車場に車を止めて明日からの行程について考えました。この時は11日目までしか行程を決めておらず、完全に空白でした。というわけで12日目・13日目の行程を決めておきました。

上士幌町公営のお風呂に入りました。料金なんと300円!安い!まあシャンプーとかは持参しないといけないのですがね、、ちゃんと持ってきているので大丈夫です!

そして晩ご飯を次に探します。
士幌町の方に一つ寿司屋があったのでそちらに行くことに。

今回寄ったのは「寿し大洋」。士幌町の市街地にある寿司屋です。

というわけで毎回食べているいくら。本当に美味しい!!

とびっこも!綺麗な色してて美味しい!

というわけで寿司を堪能したところで道の駅へ戻ります。
今回訪れたのは道の駅 ピア21しほろです。士幌町にある2つの道の駅の一つです。

(撮った写真全部ブレッブレで載せられる写真がありませんでした)

着替えて歯磨きをした後は寝ます。

おやすみなさい!

ちなみに行程に上士幌町にナイタイ高原牧場に行く予定を入れていたので上士幌町の道の駅で泊まった方が良かったのですがこの時は完全に忘れていました()

11. 移動ルート

12. おわりに

今回の旅行でも特に行きたかった場所の一つのタウシュベツ川橋梁跡に無事行けてよかったです。やはり北海道の道東の自然は素晴らしいものだと実感できました。移住するとしたら道東がいいかも、、?
というわけで11日目は以上です。

読んでくれてありがとうございました。

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