理想の中の夢と現実の中の夢

人間親の愛によって、この世に生まれてくるが育って行くうちに1人の大人として、家族から離れて、社会に旅立つ。
こんな光景を自分自身や身内、また他人を含めて、たくさん見て行く。

人によっては、小さい頃から具体的な将来の夢を思い描く人もいれば、漠然としていて、どうしたらいいか?分からない人もいる。

結局のところ、人の夢というのは様々な経験や知見を重ねて行く過程で自身に対して魅力的だったり、もしくは現実世界での生活を豊かにできるという考えに至った結果なのだと個人的には捉えている。

近年だと、YouTuberが「好きなことで生きて行く」を謳って活動している方が何人もいる。
きっと彼らに憧れを抱く人も多いのではないだろうか?

こういった世の中の背景には、もしかしたら先進国ならではの問題が大きく影響しているのかもしれない。

先進国ではサラリーマンが大きく社会経済を支えているが、そんな人たちは朝早くから夕方あるいは夜までずっと働いている。この日常の繰り返しを経て得た給料も税金や毎月の支出で多く失ってしまう。

そうすると日々の日常に追われるような感覚になり、目の前の事ばかりに意識が向いてしまうため、なかなか将来の事や自分への投資と言う事柄に対して向き合う機会が減ってしまい、本当に叶えたい夢から遠ざかり、より自身の環境の中で無難な夢になりがちである。

芸能界やメディアで活躍している人を覗いていくと、仕事としてやっていることがそもそも好きで続けていたり、オンオフの切り替えをしっかりやっている人をよく見る。

“お笑いが好きで人々を笑顔にさせたい”
“子供の時に観ていたあのドラマの俳優さんのように演技をしたい”
“歌うのが好きだから自分の歌を世の中にたくさん出したい”

“週末の連休に旅行やキャンプによく行く”
“モテたいから仕事の後はジムに行って、身体を鍛えている”
“休みは家に引きこもって仲間とオンラインゲームを一日中やってる”
などなど

こうやって見ていくと、同じようなことをしている人もいるかもしれない。
だが、そこにその行動に対する明確な目的があったり、価値を見出しているか?によって差が出ているのだと考える。

理由としては、意識的に物事をやっていてもそれがないと日々の仕事やモチベーション、将来の自分へ繋げることができないからだ。

今、この記事を読んでいる人はどうだろうか?

目の前の物事に追われて、理想とする夢を諦めては現実的な夢になってはいないだろうか?
または、自分と向き合って理想に向かって進んでいるだろうか?

かくいう私は丁度、岐路に立っているような状態である。
なので最近、よくこのことを考えたり、すでに実現している人達を本や動画、記事を参考にしながら自分にも活かせるものを少しずつ結び付けていく日々を送っている。

人生は一度きりだから、時間はかかっても後悔をしない夢に向かっていきたいものだ。

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