新しくもない働き方
ソシオファンド北九州のパートナー、土谷です。
昼間は公務員をしています。本業です。
役所の中にはいろいろな専門性をもった職員がいますが、私は機械職という職種。
機械職とは、市有プラント施設(浄水場やごみ焼却工場)の運転・維持管理や、市有建築物(学校や市民センターなど)の空調・給排水設備の設計・施工監督などを担う職種です。だいぶマニアック。
現在の担当業務は、とある大規模市有施設の維持管理、改修計画策定です。頼りないながらもリーダーをさせてもらっています。
さて、そこで今回はチームでの仕事の進め方、そんな話をしてみたいと思っています。
チームビルディング、チームマネジメント、リーダーシップ・・・
皆さんがチームのリーダーをイメージした時に必要だと感じること、いろいろありますよね。
私も勉強しましたし、本も結構読んでみました。
でも、私の場合、実践を通してそんなビジネス本の類とは少しズレたというか、色合いが異なるリーダーになってしまったように思います。
まず、目標でメンバーを管理しすぎない。
思うに私はノルマ管理と相性がよくありません。馴染めない。
何故かというと、目標管理が過ぎると「人を責める」ことに陥ると感じているから。
もちろんチームや個人に目標が必要なのは当然。ビジョンを具体化すれば目標になりますよね。ドリフティングマネジメントが良いわけではないのは分かっています。
でも、目標を達成するのは「チーム」に課せられているもの。
目標に届かせるのはチームリーダーの役割だと思っています。
なので、メンバー各人を目標だけで追いかけるのはしたくない。
ひとつの取組みとして、私はチームのミーティングを大切にしています。
2週間に1回くらい、30分間。
普段から机を並べていますしよく話もするので、業務の状況がどんな感じかは常々分かっています。
でも、敢えて向かい合って話す機会はとても貴重。信頼感を積み上げることにつながるかな。
アジェンダは「話したい事3つ」。事柄の軽重や期限も考慮しなくはないですが、基本的にはその時に気になってることにしています。
そして、ミーティングにおいてルールを1つ設けています。それは、
「なぜ?」と「どうして?」を絶対に言わないこと。
年度初めのミーティングで、メンバーに向かって、「なぜ」と「どうして」を絶対に言わないと宣言します。
・なぜ(あなたは)できてないの?
・どうして(あなたは)とりかかってないの?
「なぜ?」と「どうして?」の後には「あなたは」と人を責める言葉がつながるから。
業務が未達の状態では、ついつい「なぜ?」「どうして?」を繰り返してしまいそうですが、最終的にメンバーから出てくる返事は、必ず「すみません」です。
「すみません」と言わせるためにミーティングをしているわけじゃない。
そこで私は、
「何が?」「どんな?」と問いかけるようにしています。
・何が課題として残っているかな?
・どんな要因が業務を妨げてるかな?
人を責める言葉でなく、事柄(課題)を引き出す言葉でないと、誰も気持ちよく前を向くことができません。
そして「あなたが頑張っているのは分かっているよ」と無言のメッセージを込めています。普段のメンバーの仕事ぶりは見えていますからね。
ということで、グダグダと書きましたが、私のチームでは目標をいかに達成させるかということのベースに、メンバーがいかに元気に楽しく前向きになれるかを大事にしています。
ちょっと偉そうなことを言いましたが、このミーティングを名付けて
「MKK」 問題(M) 解決(K )会議(K) と呼んでいます。
こんな感じで、チームで頑張っています。
本当はもっと話したい事はあるのですが、筆が長くなってしまったので、次回にとっておくことにしたいと思います。
次回はGTMについて・・・なんじゃそりゃ?ですよね。まあ、お楽しみに。
追伸
途中で意味もないアルファベットトークを放り込んじゃいました。
くだらない昭和オヤジテイスト満点ですが、これが職場では実に楽しいのです。
「LNC(ランチ)の後はCV(コンビニ)でSWT(スイーツ)買いましょう。」 とか
「NW(来週)の予定、DJB(大丈夫)です。」 とか
「MJD?(マジで?)」 とか
ホントにくだらなくてすみません。
もっとあるアルファベットトークも次回にとっておきます。GTMです。