シティS3対戦レポート【悪MM使用:ベスト8】
チームドリムのふみです。
7/25(日)に【CARDBOX】青馬堂書店 矢向店にて開催されたシティリーグS3に参加しましたので、その対戦レポートになります。
●使用デッキ
使用したデッキは、タイトルにもあります通り悪タイプを軸としたミュウツー&ミュウGX、悪パーフェクションや悪パと呼ばれるデッキになります。自分は、悪MMと呼んでいます。
●対戦レポート
当日の結果についてですが、予選4-1(5/61位)、決勝T1回戦負けのベスト8となります。
予選4回戦目での1敗だったこともあり、オポネントにより予選抜けとなりました。
以下から、各回戦のレポートになります。
・予選1回戦:ジュラルドンドータクン 6-3 後攻
『無人発電所』が入ったドータクンを起点としたジュラルドンVmaxデッキでした。1ターン目にナツメ&ハチクから展開はできていたものの、『無人発電所』は未警戒で、2〜3ターン何も出来ずでした。相手も手札が噛み合っておらず、序盤にボスの指令3枚とメタルソーサーが4枚トラッシュされたため、ワンパンされないTAG TEAMを使い回して勝つことができました。
『頂への雪道』対策を厚めにしたことが活きた試合だったと思います。
・予選2回戦:アイアントLO 1-0 後攻
マリガン4回貰ってなんでも出来そうな手札でした。マリガン1回目でガラル鉱山やレベルボールが見えたため、裏工作を起点としたリーフィアVmaxと仮定しましたが、蓋を開けたらアイアントでした。
先1でアイアントとピッピ人形しか置かれなかったため、ナツメ&ハチクで盤面を作成し、後1デッドムーンGXを決め、手札にあったボスでアイアントを倒していき、たね切れでの勝利でした。
ガラルファイヤーVを上手く使えば戦えるかなと思いましたが、早期決着ができて良かったです。
・予選3回戦:ジュラルドンブラッキー 6-0 先攻
相手デルビルスタートで何がメインかを考えるところから始まりました。
悪MMで一撃系統のデッキと対戦する際の印象ですが、『ゲンガー>ウーラオス>ジュラルドン』の順にキツくなる印象です。
MMとニューラ置いたりで3ターン目にはデッドムーンが見えるくらいの1ターン目をした記憶があります。
後1で「いちげきの巻物 牙竜の巻」がデルビルに付いたので、ジュラルドンVmaxと断定しました。
クロバットVでドローするためにデルビルに一撃エネを手張りしてしまったため、アタッカーとなるポケモンにエネが付かず、返しにデルビル取って、そのままテンポ取って勝ちました。
対一撃系統はテンポ取った上でデッドムーンGXで蓋をする戦い方が鍵かなと思います。
・予選4回戦:悪ニンフィア 1-6 後攻
3回戦の時にニンフィアVの技を宣言してたのが隣から聞こえたため、対面が何かわかった上での対戦でした。
ちなみにニンフィア対面は何を出しても不利対面が発生する最悪のマッチです。
相手の噛み合いがそこまで良くなかったため、1-2-3と取られるプランに成功するものの、190与えた連撃ウーラオスVmaxをボスで取ることが出来ず、悪TAGを連撃ウーラオスVmaxに取られて負けとなりました。
こちらは、連撃ウーラオスさえ突破すれば、ニンフィアVmaxにサイド3枚取られるポケモンが居なかったので思ったよりも戦えるかも?って印象になりました。有利不利について、2:8くらいで考えてたものが3.5:6.5くらいになったイメージです。
また、2020シーズンのシティS2で対戦したことがある方だったので、対戦がとてもしやすかったです。
・予選5回戦:サンダースVmax 6-0 後攻
2回戦目の時に横目で観測していた『頂への雪道』採用かつ裏工作で回すタイプのサンダースVmaxが最終戦の相手でした。
クイックシューターが立つとサンダースVmaxが手を付けられなくなるため、デッドムーンからテンポを取ることを考えました。
先攻2ターン目時点でサポートを使えていなかったことと、後攻2ターン目6エネデッドムーンが決まったことで流れのままに勝つことが出来ました。
『頂への雪道』をケアして最初からマーシャドーを準備できたのは練習の結果だと思います。
以上が予選5回戦の簡易レポートになります。
4-1のラインで予選落ちをする可能性がありましたが、5位抜けで決勝トーナメントに進むことができました。
予選順位確定後は、デッキチェックがありました。1日を通して1番緊張しました。
緊張した要因は、下記2点です。
・登録内容不備
・スリーブの不備
シティS3が開始された当初にデッキ不備などで失格になるケースがTwitterで散見されたので、細心の注意を払って臨みましたが、それでも緊張しました。
結果的に、不備はなく決勝トーナメントに進むことが出来ました。
・決勝トーナメント1回戦:スイクンファイヤー 5-6 先攻
5回戦目で隣の卓にいたスイクンファイヤーが相手でした。
『頂への雪道』が入ってるのでは?と思いながら対戦を始めたらトキワの森が出てきました。
最初の番にニューラ2枚とMMを用意して番を返したら、メロンからニューラが取られる展開に。
ただ、こちらの周りが弱かったわけではなく、『タフネスマント』付きのスイクンにブラックランスを当てつつ裏のデデンネGXを狙撃するなどしました。しかし、エネルギーが盤面から消えるのを嫌って1度だけ悪の波動を選択するミスを犯しました。本来であれば、ブラックランス3回とデッドムーンGXの計4回の技宣言で勝つことができる対戦をミスでボスの指令を必須とする事態にしてしまいました。
また、穴抜けの紐で前に出したデデンネGXを入れ替える方法についてもミスを犯しました。既にデッドムーンGXを宣言しており、ボスの指令でデデンネを倒すためのエネルギーは潤沢でした。しかし、入れ替えに使ったのは『マオ&スイレン』でした。手札に博士の研究を握っていたことを考えると、次ターンのボスの指令を呼び込むために山を掘り、逃げるのが正解でした。(邪炎の翼で回収できることからも明らか。)
結果的にサイドに2枚落ちていたボスの指令に触ることができず、山を圧縮した上で使用したデデチェンジでも山にある1枚を触れず終戦。
トーナメントシーンに於いて致命的なプレイミスを2回もしたら勝てるわけないなぁと反省が残りました。
以上が決勝トーナメントについての簡易レポートになります。
最終結果としては、予選5位抜け、決勝トーナメント1没のベスト8となります。
正直、前日の時点で全く自信がなかったことを考えると結果が残せたことに驚きました。
また、1番長く愛用している、悪MMを信じて使用してよかったと思います。
参加した大会のベスト4以上については、上記ツイートから確認できますが、スイクン系統のデッキが3/4を占めている状況でした。
このことから、後述する『頂への雪道』対策を厚めに施したことは、間違ってなかったと感じています。
●デッキ変遷
ここから先は、大会当日までのデッキ変遷になります。
最終的に使用した60枚の採用理由などは割愛します。
強いて言うなら、『クイックボール』『ポケモン通信』『プレシャスボール』この3種類の採用枚数については、検討の余地があったかもしれません。デッキの周りを左右するカード達なので、今後もこの枚数から変わらない気もします。
・シティアディショナル使用(双璧のファイター環境)(予選落ち3-2)
※環境が古過ぎますが、記録のために掲載します。
・PJCS前(7/14練習時使用)
・PJCS後(7/24練習時使用)
・シティリーグ当日使用(7/25)
PJCS後が1番デッキに変化が起こったタイミングと言えます。
主だった変化については、下記の通りです。
・ミュウの不採用
・3種類のサポートの追加
・隠密フードの採用
・3種類のニューラの検討
●ミュウの不採用
PJSCを見ていて、連撃ウーラオスデッキへの対策のミュウが、クイックシューターからのヨガループを容易にする一因にもなっており、対策カードになっていないと感じました。ベンチに余裕がない悪MMに取って、対策にならない置物を置く余裕はないと判断し、不採用としました。
連撃ウーラオス相手には、『ミュウツー&ミュウGX』と『ガラルファイヤーV』で戦うプランを取ります。具体的なプランは、後述します。
●3種類のサポート追加について
3種類のサポートに共通して言えることとして、ロングゲームへの対応が挙げられます。デッドムーンGXからテンポを取って勝てるゲームばかりではないと考え、対戦が長くなることが予想されたうえでの追加になります。
・博士の研究
ベンチを埋めることなくドローが出来ます。1枚使う可能性があると考えて2枚の採用。2枚使うゲームは動きとしてだいぶ弱いため、盤面的に負けている気がします。
・シロナ&カトレア
タッグコールから触れるドローソース。ボスの指令が序盤にトラッシュに行きがちなので、3ターン目以降に拾うためのカード。このカードのおかげでボスの指令を3枚にできたところもあります。
・マオ&スイレン
連撃ウーラオスを重く見ての採用。「疾風突き⇒キョダイレンゲキ」の流れで『ミュウツー&ミュウGX』を絡めたサイド5枚取りを防ぐことができるようになります。
●隠密フードの採用
PJCSを通して、『ミュウツー&ミュウGX』を軸としたデッキが結果を残したことから、様々なデッキに『シャドーボックス』のミミッキュが採用されるかもしれないと思ったため、隠密フードを採用しました。
隠密フードは、『ミュウツー&ミュウGX』が『ゲッコウガ&ゾロアークGX』の悪の波動を連打できる状況を作るのが目的の1枚となります。
●3種類のニューラ
現在のカードプールには、3種類のニューラが存在しています。PJCS前までは、どれを何枚採用するかを検討している段階でもあったため、3種類を1枚ずつ採用していました。PJSC後は、「連撃」のマークがついていることが強みになると考え、連撃を2枚、悪を1枚としました。
ナツメ&ハチクで悪のニューラを持ってくることは、基本的にないため、悪を採用するメリットが少ないと感じましたが、連撃テンタクルなど悪タイプの30ダメージが活きる場面が少なからずあると感じたため、1枚だけ採用しました。
連撃ウーラオスVのひるがえすで60ダメージ受けると致命的になる可能性を考えると悪を採用することにリスクを感じながらの採用でした。
次に、シティ前日と当日の違いですが、『ガラルサンダーV』の有無になります。
前日練習時点で、スイクンVをメインにし、『頂への雪道』を4枚採用したデッキとのマッチを練習したところ、余りにも勝ちの芽が見当たりませんでした。また、ガラルサンダーVを採用する目的である『ムゲンダイナVmax』が環境的に数を減らしており、対戦する可能性が低いデッキへの対策カードに2枚の枠を割く余裕がなくなったことで、前日の夜に不採用となりました。
不採用とした結果、空いた枠に採用したカードは以下の通りです。
・3枚目のマニューラGX
・2枚目のマーシャドー
マニューラGXについては、2枚で回す際に、デッキに不在となり手札やサイドに行くパターンが散見され、非常に回しづらくなっていたため、3枚にしました。
マーシャドーについは、言わずもがな『頂きへの雪道』対策になります。『普通の釣竿』で使いまわす戦い方が必須でなくなったため、ある程度余裕を持って対戦をすることができるようになりました。(予選1回戦など)
今回は、デッキの回しやすさを取ってマニューラGXを増やしましたが、最後まで『トキワの森』の3枚目と悩んだ部分になります。
●対連撃ウーラオス
シティリーグに参加するに当たって、1番対戦する可能性が高いと感じたため、練習を重ねたマッチになります。(対戦しませんでした。)
分岐点が多く難しいマッチですが、今回は後攻1ターン目に意識したことをまとめております。
・後攻1ターン目の動きについて
主に考えられる状況は、下記4パターンです。
①ベンチの連撃ウーラオスVに手張り、水の塔がない場合。
⇒ニューラを置きながら、後攻1ターン目にデッドムーンGXを使用します。
②ベンチの連撃ウーラオスVに手張り、水の塔がある場合。
⇒水の塔が割れる場合は、ニューラを置きます。割れないなら置かずにデッドムーンGXを使用します。
③連撃ウーラオスV以外に手張り
⇒①と同様の対応を行います。
④バトル場の連撃ウーラオスVに手張り
⇒デッドムーンGXを使用しますが、ニューラは置きません。
基本的には、先攻を取られた場合には、デッドムーンGXを使用します。
こちら側が相手の2ターン目にやられて嫌なことは、キョダイレンゲキになります。
①③については、デッドムーンGXを使用すれば、バトル場のポケモンをベンチに下げる手段として、エネルギーを使用して逃げるしかありません。この場合には、キョダイレンゲキの条件が満たせないのでニューラを置く余裕があります。
②④については、キョダイレンゲキを使用される可能性があるため、ニューラを置くことがデメリットになるので注意が必要です。
デッドムーンGXは、問答無用でサイドを取得できる技ですが、このマッチでは、『ミュウツー&ミュウGX』や『ガラルファイヤーV』でサイドを進めることができるため、デッドムーンGXを早期に使用し、テンポを奪うことが重視しています。ミュウを不採用としているため、ニューラを置くことが負け筋になると考えています。
有利不利に関してですが、先攻なら5.5:4.5、後攻だと4.5:5.5くらいのイメージです。マオ&スイレンは考慮されていないカードだと思うので、使いどころを見極めることが重要だと考えています。
●まとめ
ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。
今回、始めてシティリーグで一定の結果を残すことができたため、まとめさせて頂きました。
デッキ選択がブレそうになった時期もありましたが、初収録から愛用している悪タイプのデッキで結果を残すことができてよかったです。
また、直近のシティリーグでチームメイトが優勝という結果を残していたため、結果が欲しい大会ではあったので、一安心しています。(唯一のシティリーグの決勝トーナメント未経験者でした。笑)
直近に予定されているCL横浜については、仕事の繁忙期直後のため満足に練習時間を確保できないことから、プレイヤーとしての参加は見送ります。
今後開催されるだろうシティリーグについては、引き続きタイミングを見て参加する予定ですので、また結果を残せるように頑張りたいと思います。
何か質問などありましたら、Twitterの方にご連絡頂ければと思います。
以上、ここまでお付き合い頂きありがとうございました。(ふみ)
P.S.
こだわりのバンギラスエネルギーと、統一したサプライの写真も載せときます。
(バンギラスマークが存在するカードは、全部マーク入りです。笑)
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