繁華街に酔いしれて。
先日、パートナーと二人で、下北沢と吉祥寺に行ってきた。下北沢は私の提案で、彼も下北沢は一度しか行ったことがないらしく、本多劇場付近に行きたい、とのことだったので、新宿から小田急線で下北沢へ。私は2003年と、2005年、2012年に来たことがあった。降りてみると、さすがに昔とはがらりと変わったが、商店街のアートなシャッター通りや、昔ながらの雑貨屋さんはそのままのような気がした。
帰りは井の頭線で吉祥寺へ立ち寄った。
井の頭公園はゆったりとしていて、人々は皆、池であひるのボートに乗って、楽しんでいた。吉祥寺と言えばハモニカ横丁が有名。彼が行きたいと行ったので、行ってみると、人が一人、やっと通れるような通りに犇めく飲食店。和食、洋食、中華、多国籍料理、など盛りだくさん。ハモニカ横丁を歩いていると、台湾や中国、ベトナムの繁華街に迷い込んだような不思議な気持ちになる。いい横丁だな、と思った。
次に、吉祥寺の商店街に行った。大きな商店街だった。飲食店が殆どだったが、そのなかに、手作りアクセサリーのお店があって、2階が「世界に2つしかない、結婚指輪を作ろう」という、ハンドメイドの結婚指輪を作る教室があって、トントン、トントンと、金属を叩く音が心地よく聞こえてきて、微笑ましかった。
夕飯は、池袋の居酒屋でお鍋と焼酎を二人で堪能した。池袋もなかなかの繁華街。繁華街を歩いていると、心を縛りつけている常識だったり、自負している頑なな生真面目さだったり、そういうものがほどけていくようで、私はリラックス出来る。つまらないこだわりなど忘れさせてくれる、そんな繁華街が私は好きだ。
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