
履歴書を書くということ
私は、履歴書は手書き派だ。
今朝も、早くから起きて全魂を注ぐかのごとく履歴書を手書きで2枚書いた。只今、3社に応募書類を出しており3社とも結果待ちだ。ハローワークの規定で、5社までしか紹介状を出してもらえないから、残り2社は来週ハローワークに行って、求人を探して紹介状を出してもらい、その日のうちに出す。
一日おきぐらいに、私は2枚ずつ履歴書を書いている。最初は正直、手書きで履歴書は少ししんどく感じていた。集中力を使うし、手は痛くなるし、気を抜くと字を間違えやすいし。しかし私は短大の国文科出身なので、レポートは手書きだったし、教職も取っていたので、書道の授業は必修科目で毎週90分書道をやっていたし、「手で書く」ということが自然に身体に染みついており、22年経った今でも身体が覚えていてくれていたので、私は履歴書の枚数を重ねるたびに手で書く楽しさを思い出している。
転職に必要なものは、履歴書と職務経歴書、そしてハローワークの紹介状。私は職務経歴書はパソコンで書いている。流石にあの長い職務経歴を手書きで書くことは至難の業だし、パソコンで活字にしたほうが、客観性や信憑性も出てきて説得力がある。それに、少なくともパソコンの基本操作が出来るというアピールにもなる。
履歴書は、最近はパソコンで書いている人も増えているが、手書きの方が、文字から伝わるその人の真剣さや人柄が見えてくる。更に字が上手いとなおのこと、事務でも総務などの分野に引っ張られるチャンスがある。
会社に応募書類を出すということは、私は詩を書いているので感じることだが、詩の投稿欄への投稿や大賞に応募することによく似ている。書くか書かないか、出すか出さないか。書かなければ、出さなければ始まらない。よく「宝くじは、買わなければ当たらない」とは使い古された表現だが、本当にそうだ。
話を戻そう。
手書きで字を「書く」ということは、心を落ち着けるための精神統一だ。私には、焦り屋という欠点がある。その欠点を直すためにも、私は心を込めて一枚一枚、ゆっくりとしっかりと、履歴書を書こうと思う。