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保護者必見!指導者が選手を評価する基準

保護者必見!指導者が選手を評価する基準
サッカーの世界では、「うちの子はなぜ試合に出られないのか?」「どうすれば評価されるのか?」と疑問に思う保護者が多い。しかし、指導者が選手を評価するポイントは明確であり、単に「うまい」「下手」だけではない。今回は、指導者が選手を見る際に重視する基準について解説する。  

① ボールフィーリングやボールタッチ
基本技術の習得は絶対条件だ。ボールを蹴る・止めるといった基礎ができているかどうかは、プレーを見ればすぐにわかる。チーム活動以外でもボールを蹴っている選手は、タッチが自然で余裕がある。逆に、練習時間以外でボールに触れていない選手は、ぎこちなさが目立つ。  

指導者は、「どれだけサッカーと向き合っているか」をボールタッチの質で見抜いている

② 選手同士のコミュニケーションがとれているか
サッカーはチームスポーツだ。試合中に「おい!こっち!」「マークついて!」と声を出し、味方と意思疎通ができるかどうかは非常に重要。黙ってプレーする選手より、周囲と積極的にコミュニケーションをとれる選手のほうが評価される。  

声を出すことは、リーダーシップや責任感の表れでもある。チームを動かせる選手は、どんなレベルでも重宝される。

③ 良い判断ができ、適正なポジションをとれるか(戦術理解)
サッカーは「考えるスポーツ」でもある。ただボールを蹴るだけでなく、状況を見て適切な判断を下せるかどうかが大切だ。  

ボールを持っていないときに何を考えているか?
相手の位置を見て、適切なポジションをとれているか?
戦術を理解し、チームとして機能できているか?


ボールを持っていないときの動きが悪いと、試合では使われづらい。逆に、チームの狙いを理解し、良いポジションをとれる選手は指導者の目に留まりやすい。  

④ 1番大事なのは、「闘えているか」
技術や戦術理解も大事だが、最も評価されるのは 「闘志」だ。  

- 誰よりも 声を出して盛り上げられるか
- 誰よりも ボールを必死に追いかけられるか  
- 誰よりも 体を張ってプレーできるか

サッカーは気持ちのスポーツでもある。指導者は、技術が未熟でも「絶対に負けたくない」「最後まで諦めない」という選手を高く評価する。試合で輝くのは、テクニックがある選手よりも、「誰よりも闘える選手」だ。  

まとめ

指導者は、単に「足が速い」「リフティングがうまい」といった表面的な部分だけで選手を評価しているわけではない。  

ボールフィーリングが優れているか
コミュニケーションをとれているか
判断力と戦術理解があるか
誰よりも闘えているか

これらの要素が備わっている選手が、試合で起用される。子どもが試合に出られないと感じたとき、「なぜ?」と監督に聞くのではなく、まずはこのポイントを振り返ってみてほしい。試合に出るためのヒントは、すべてピッチの上にある。

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