内製開発エンジニアへのインタビュー 編集後記
初めまして。デザイナーの“やまもと”です。
内製プロダクトや広報、社内ツールのUI/UXデザインを担当しています。
さて、先日、内製開発エンジニアへのインタビューを行いました。
応じてくれたのは高鍋 耀平(たかなべ ようへい)さん。
伺ったのはBtoBtoC 口座振替登録サービス「こうふりネット」と、その開発をリードする高鍋さん自身についてのお話です。
記事は7月25日(火)、デジタルITキャリア採用サイト上で公開予定です。
本記事で紹介したいこと
上記の記事内では「プロフィール」としてさらっと記したものの、埋もれるにはあまりに惜しい「高鍋さんの今まで」をご紹介します。
DXの恩恵を享受する側から提供する側へ
高鍋さんは2014年、福岡銀行に入社しました。
当初は銀行店舗にて、窓口・ローン・融資業務を担当。システム開発とは無縁の日々を過ごしていたとのこと。
紙ベースの金融事務作業は労を要するため夜遅くまでかかることもしばしばで、個々のお客様のニーズに応えるための時間が思うように取れない状況だったと言います。
エンジニアを志したきっかけ
ある日、転機が訪れました。
事務業務の一部がシステム化されたことで負荷が大きく軽減、提案とその準備の時間が取れるようになったのです。
この「システム化によって業務効率が向上し、本来業務にかける時間が創出されたこと」への感銘が、高鍋さんのシステム企画・開発業務を志したきっかけでした。
当時は「他にもシステム化できる部分があるはず」と、自主的に業務DXの可能性を模索していたとのこと。
2017年、社内公募に合格
2017年、折りよくデジタル技術を活用する職種への社内公募が行われ、多数の応募者の中から見事合格。
社内のエンジニア転向者の先駆けとなりました。
OJTでの下積み、内製開発チームへの合流
デジタル技術活用者として選ばれた高鍋さん。
ただ、デジタル技術に関する経験がありませんでした。
今でこそ内部研修を受けられる環境が整っていますが、当時は内製開発体制を構想し始めたばかりの草創期。
取引先のSIer企業に出向して、一年間OJTにて下積みを行うことになります。
OJTで学んだこと
高鍋さんは「出向先に恵まれた」と話します。
エンジニアとして親身に育てられただけでなく、代表取締役からは経営学まで教わったそうです。
この時期に培った他企業への理解が、後に「こうふりネット」の設計に活きました。
内製開発チームへの配属
OJTにて「お客さまへのヒアリング、要件定義、要件と予算の折衝、ソフトウェアの開発、納品」と、開発業務の一連の流れを経験後、社内の内製開発チームに合流。
共通認証基盤(FFG ID)の開発に参加してファーストリリースまで従事する間に「こうふりネット」開発の立ち上げメンバーとして声がかかりました。
金融と開発 両方の現場感覚を活かして
話は前後しますが、高鍋さんが初めてコードを書いたのは25歳の頃。
「遅いスタートだった」と振り返ります。
当時は(当然なことではあるのですが)生粋のエンジニアとして育った同年代のメンバーに対して技術の遅れを感じていたとのこと。
ならではの活躍フィールド
ですが、内製開発においては「ならではの活躍フィールド」がありました。金融業の知識と経験を活かした領域です。
ビジネス側・開発側、両方への理解が深い貴重なメンバーとして、チームの中で影響力を増していった高鍋さん。
そのポジションに甘んじることなく、寝食を惜しんで技術の向上に努めた結果、チームのリードを任されるようになりました。
メンバー全員が「自分ごと」として捉える文化を
「チームは総合力だと思います」と話す高鍋さん。
ビジネスチームも開発チームもロールに固執することなく「全員が遠慮なく意見を出し合える環境を作ること」が、多様性を活かして高い価値を生み出すポイントだと考えているとのこと。
「自分ごと文化」の醸成を目指して
私もデザイナーとして「こうふりネット」に携わっていますが、チームから高い積極性と心理的安全性を感じます。
一例を挙げると、他部署メンバーを含む10人程度のMTGで、一言も発さないメンバーがいないのです。
高鍋さんが目指している「メンバー全員がプロダクトを自分ごととして捉える文化」が順調に育まれていることを示す良い例ではないでしょうか。
プロダクト紹介記事のご案内
さて、冒頭の繰り返しになってしまいますが、高鍋さんへのインタビューを元に構成したプロダクト紹介記事は7月25日(火)、採用サイト上に掲載予定です。
こうふりネット誕生秘話や、ビジネスチームとの連携心得、リードエンジニアとしての振る舞い、アジャイル開発の実践にあたり意識すべきこと、今後の展望、など見どころ満載の記事をお届けします。
ぜひご覧ください。
高鍋さん自身によるプロダクト紹介記事はこちら
募集職種
最後に、現在募集しているポジションをご紹介します。
またまだ多くの仲間が必要です!ご興味を持って頂いた方は、気軽にご応募ください!
皆さまにお会いできる日を楽しみにしております!