RTX 4090は買うべきか?性能と価格から考える
NVIDIA GeForce RTX 4090は、現時点で最高性能を誇るグラフィックボードです。ゲーミングやクリエイティブ用途において圧倒的なパフォーマンスを発揮しますが、その一方で価格も非常に高額です。そこで本記事では、RTX 4090の性能と価格を踏まえ、本当に買うべきなのかを考察します。
RTX 4090の性能
RTX 4090は、前世代のRTX 3090と比較して以下のような性能向上を果たしています。
ゲーミング性能は約1.6倍(DLSS 3利用時は最大5倍)
クリエイティブ性能やAIイラスト生成速度は約2倍
3DMark Time Spyのスコアは約1.8倍[2]
4K解像度かつ最高グラフィック設定でも、ほとんどのゲームを60fps以上で快適にプレイできます。 レイトレーシング性能も大幅に向上し、より高品質な映像表現が可能です。
RTX 4090の価格
一方でRTX 4090の価格は、発売当初26万円前後と非常に高額でした。現在は若干下がって24万円台で購入できますが、それでも前世代のRTX 3090より10万円以上高い価格設定です。
rtx4090買うべきかどうかの判断ポイント
ゲーミング用途の場合
4Kゲーミングを快適に楽しみたい、レイトレーシングの恩恵を最大限に得たいのであれば、RTX 4090は非常に魅力的な選択肢と言えます。ただし、フルHDやWQHDのモニターしか持っていない場合は、CPUがボトルネックとなりRTX 4090の性能を十分に引き出せない可能性があります。
クリエイティブ用途の場合
3DCGやAIイラスト、動画編集などのクリエイティブ用途においては、RTX 4090の圧倒的な性能を存分に活用できるでしょう。プロユースにも耐えうる処理速度を実現します。
予算面での考慮
RTX 4090は発売から時間が経ち、少しずつ価格が下がってきてはいますが、それでも20万円を超える高額商品であることに変わりはありません。無理のない予算で購入できるかどうかをよく検討する必要があります。
RTX 4090とRTX 3090の性能比較
RTX 4090は前世代のハイエンドモデルであるRTX 3090と比べて、大幅な性能向上を果たしています。主な違いは以下の通りです。
ベンチマークスコア
3DMark Time Spyのスコアは約1.8倍向上
GeekBench 6のCompute testでは49%高いスコアを達成
ゲーミング性能
テストした18タイトルの平均で、4K解像度において77%高速(1.8倍)
同じく1440p解像度では平均47%高速(1.5倍)
サイバーパンク2077を4K・高設定でプレイ時、RTX 3090が46fpsに対しRTX 4090は80fps
フォルツァホライゾン5は4KでRTX 3090の77fpsに対し、RTX 4090は151fps
基本スペック
シェーダー数はRTX 4090が16384基に対し、RTX 3090は10496基
ブーストクロックはRTX 4090が2520MHzに対し、RTX 3090は1695MHz
消費電力はRTX 4090がTDP450Wに対し、RTX 3090はTDP350W
その他
レイトレーシング性能は最大80%向上
5nmプロセス採用により、より効率的な設計を実現
DLSS 3に対応し、パフォーマンスを大幅に向上
以上のように、RTX 4090はRTX 3090と比較して40~80%程度の性能向上を果たしており、4Kゲーミングにおいて圧倒的な性能を発揮します。ただし消費電力は増加しており、発熱や電源への負荷も大きくなっています。
まとめ
RTX 4090は、4Kゲーミングやクリエイティブ用途において最高峰の性能を発揮するグラフィックボードです。その性能を十分に活かせる環境と用途、そして予算があるのなら購入を検討する価値は十分にあると言えるでしょう。
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