稼げないわけではない
はやしえみさんのnoteを読んで、日本語学校に勤めていたときに全く同じことを言われました。
「日本語教師は稼げない。」
「家族を持つなら日本語教師はむかない。」
男性は特にそう言われる人が多いし、そう思って諦めている人がいると思う。
実際、初めて勤めた学校である先生から
「ちーちゃん先生は女だから関係ないかもしれないけど、家庭を支えていこうと思うなら違う職業の方がいいよ。子どもが大きくなって片手間になったら、また再開するのもいいと思う!」
働き方で悩んでいるときに言われたけれども
全然励みになりませんでした!(笑)
逆にもっと悩んだ。
はやしえみさんがnoteに書かれているように、大学で学ぶのも養成講座で学ぶのも決して安くはないです。学生さんに早くから現実を見せるのも大事だと思います。でも、若い芽を摘む一言のようにも聞こえます。
「日本語教師は稼げない」と思うなら、どうしたら稼げるのかを伝えることが必要だと思う。
私の周りに日本語教師で家庭を持って、幸せに働いている方もいます。
しっかり稼いでいる方もいます。
私も少しずつですが、稼げるようになってきました。
稼げる方法を自分で見つけることも大事です。
もっと大事なのは、先人が自分のスキルを安売りしないことだと思います。
Twitterにいる輝かしい先輩たちも決して安売りなんてしていません。
自分たちの今の給料が未来の後輩たちの給料の目安になるのなら、
これから日本語教師になる人たちが、悩まずともしっかりと稼げるように
先人たちが声をあげていくべきだと思います。
非常勤も専任講師もフリーであっても、同じです。
プライベートレッスンをやっていると、一回安くすると上げるのは大変です。自分が安く見積もることによって、どこに影響が出てくるかというと、他のプライベートレッスンをしている方の料金に影響が出てきます。
もし、私ちーちゃんが1時間500円でレッスンをしていると聞いたら、他の先生のところで受けていた方は「もっと安くしてほしい」と言ったり、安いレッスンをしている人のところ(ちーちゃん)のところに移ったりします。
そうなると、日本語を学びたい人たちは「ちーちゃんもこの値段でやっているから他の人も同じ値段だろう」「3500円は高すぎる」と思うでしょう。
人間、安くて嬉しくないことはないですから。
でも、私や他の日本語教師の方は1時間のレッスンをするためにどれだけの経験と投資をしてきたのでしょう?
私も他の先生も1時間500円では安すぎるくらい、投資してきていると思います。
専任を辞めて、非常勤になったときも経験数に応じてコマ給が変動する学校ではありませんでした。
(そこでわたしは学びました。)
一生「日本語教師は稼げない」と思われて働くのって辛いですよ?
嬉しいことにTwitterにこれから日本語教師になりたい!と希望に満ち溢れている方が増えてきました。
その芽を摘まないでください。
だから、大声でいいたい。
日本語教師は稼げないから今の給料はしょうがないと思わないでほしい。
ちゃんと、安いなら安いと声をあげてほしい。
今、必死に勉強している日本語教師を目指している人のために。
そして、日本語教師を目指している人は、いろんな働き方をしている人を見つけて、話を聞いてみて欲しいです。
いろんな方法で稼いでいる方もいます。
これから日本語教師になる人が悩まずに大声で胸をはって「日本語教師になります!」と言える世界になってほしい。
だから、私は自分を安売りしない。
ちゃんと稼げる道をしっかりと見つけたいと思います。