温泉地、草津に修学旅行 : 先生の苦悩(´⊙ω⊙`)
わたしは、先週の木・金で群馬県の草津温泉に修学旅行に行ってきました!
学生は、火・水で期末テストがあり、テストから開放さたので、テスト終了後、『旅行だー!!!!!』と叫んでいましたw(奇声に近かったかもw)
日本語学校にいる留学生は、日本語学校で勉強できるのは最長2年までです。それ以降は、日本語学校でのVISA更新は認められません。
なので、この2年間でわたしたち日本語教師が求められることは、
『日本語教育』と『日本のルール教育』です。
学生は日本語学校卒業後に、専門学校へ進学するのが大半です。専門学校の次は就職です。そのとき、ルールが身についていないと、就職活動すらできないのが現状です。
さ、旅行へ行きましょう!
草津温泉は、雪が降る地域なのと、この時期の気温は0℃を下回ります。
そして、ホテルも温泉がありますから、まずここで注意するのは、
✔︎ 温泉の入り方!
温泉の入り方を教えないと、何が起こるかというと!
服のままや水着で入る、体を洗わない!
およぐ!
今は、ネットが復旧していて、情報を探すことはできますが、温泉=プール、温泉=はずかしい というのが学生の中にあります。
なので、全部服を脱ぐこと、水着もダメ、体を洗ってから温泉の中に入る、泳がないと教えなければなりません。
旅行なので、学校側のルールはたくさんありますが、1番注意するのは温泉の入り方♨️
女湯に入っていると、バタ足をする音が聞こえるのは、耳を塞ぎたい😭
ここまできて、怒りたくないとも思うし、たぶん、いざ入りに行くと興奮するんだろうなーとも思います。
私が日本語教師として、引率でついて行った時にびっくりしたことがあります。
✔︎ バスに楽器を持ち込む 🎸
みなさんは、楽器を持ち込む!と聞くと、どんな楽器を想像しますか?
アコースティックギター? これは普通に数人持ってきます。わたしは、慣れっこですw
小ちゃい太鼓!や 民族楽器!
見たことない民族楽器なので、おー!と思いましたが、まーバスがどんちゃん騒ぎ!!!
どこどこ、ジャンジャン、ガンガン!
もうここは日本じゃないかも?と錯覚を起こします。
楽器を持ち込んだり、歌ったり…これは普通です。
テンションマックスになると踊ったりもします。
はい、バスの中で踊ります。
ここまでくると止めるのが大変!
でも、よく考えるとテストも終わったし、毎日勉強ばかりだし、ストレスはたくさんあるんだろうなーと。
でも、踊られるのは困るので、嫌われる覚悟で止めます。
バスで静かにする国の文化と、旅行だからこそ!みんなで楽しもう!とする国の文化といろいろあります。
文化を尊重しながら、日本のルールを教えると、すんなり受け入れてくれたりもします。
ただ理由もなく、『だめ!』と言っても、相手は大人ですから。
子どもじゃないので、説明をして、条件付きで許可したり。そうしないと、win-winな関係にはならないと思います。
日本のルールや常識を押し付けない。
わかってほしいなら、相手の文化や常識を尊重する。
日本は、『郷に入ったら郷に従え』が強い国です。
移民が増えてきたら、そうは行かなくなってきます。
たくさんの人が、相手を尊重し、受け入れて、改善する考えになってほしいなーと、思います。