日本語教師になってから、やって、役に立ったこと
日本語教師集大成2弾目
今日は日本語教師になってから、やり始めて役立ったことについて書きたいと思います。
セミナーや勉強会に参加すること
実際にセミナーや勉強会に参加したのは専任2年目のときからです。
1年目のときは勤め先の日本語学校の経験年数がある先生方が勉強会を時々やってくれていたので、それに参加していました。
2年目になったときに、去年と全く同じ内容の勉強会だったので
「これって参加する意味もないし、ずっとこれに参加してたらまずい気がする」
と思い、初めて外の勉強会やセミナーに参加しました。
【 外部の勉強会やセミナーに参加するメリット 】
・いろんな先生方の教え方・教材に触れられて、新しい発見ができる。
・違う学校の先生方と情報交換ができる。
・横のつながりができる。
とにかく、1年目は1人で悩んで、参考書や論文を読んで、また悩んでの繰り返しでした。当時勤めていた学校の古株の先生方(特にお局)は聞いても「若いから悩んで当たり前よ。」「若いから何とかできるはず。」とずっと言われていたので、悩みは増えるばかり。
そして、頑張って作ってみてはダメだしをされ、何でダメなのか聞くと「自分で考えて」と言われていました。教えてではなく、作っているプリントなど参考にさせて欲しいからみせてほしいというと「自分で作った方がいいし、人のをパクるのはだめだ。」と言われた。
新人がどんだけ悩んで勇気を振り絞っても何もアドバイスもなければ「若いから」で終わらせられていたので、何も得られず。
外部の勉強会に参加すると、悩みが解決できた。
文法の教え方や作文指導など、自分が知りたいことを得られ、同じような悩みで悩んでいる先生方と悩みを共有できて、情報交換もできる。
そして、次の授業へのやる気をもらいました。
内部研修が充実している学校ももちろんあります。
私のように充実していない学校もあるし、研修すらやらない学校もあります。
悩んでいるなら、外の空気を吸って気分転換してみてください。
考え方も変わるし、授業に行くのも楽しくなる。
学生に一番いいやり方を得られるいい機会だと思う。
有料はちょっと・・・という方もいると思います。
無料のもたくさんありますし、払えるときに有料のものに参加するでもいいと思う。
お金をかけなくても、お金をいくらかけても、参加したら実践することで無料でも有料でも活かされてきます。
やらなければ、ずっとそのまま。石になります。これを教師の化石化といいます。
化石化は経験豊富な人がなるわけではありません。
若くても経験が浅くてもなります。
勉強会やセミナーに参加すると新しい情報を得られます。
新しい情報をゲットしていかないと、何十年前の教え方で若者たちに教えていくことになります。
わかりやすい例でいうと、例文の中に今はほとんど見ない「カセットテープ」を入れて、今の若い学生に教える。
例文)カセットテープをください。
一見普通のように見えて、普通ではありません。
「〜をください。」の授業なのに、学生が気になるのは「〜をください」ではなく「カセットテープ」なんです。そうすると、学生の「〜をください」はどこかに消えて、学生は「カセットテープ」が何なのかを調べ出します。
新しい教え方の例ではありませんが、要するに学生もどんどん年代が離れていきますから、先生にもアップデートが必要だということです。
アップデートしない先生を学生はよくわかっています。
20代前半だった私が「化石化し始めている!」と思ったことがあるので
若くてもなります(笑)
【 デメリット 】
・有料でも無料でも当たり外れがある。
デメリットの話をすると、どんなセミナーでもあたりハズレはあります。
有料でもあります。
逆を言うと、無料でも「こんな情報無料でやってるのもったいない!お金払いたい!」と感じた、いいセミナーもあります!
でも、参加することに意味はあります。
ときどき、有料の勉強会には絶対行かないという人もいます。
ここからはわたしちーちゃんが無料講座を受けて、有料のも受けて、自分で無料講座や有料講座を開催しての意見になります。
無料でずっと受けていると、その情報への価値がわからないし、その情報得た自分も無料だからといって大切にしないこともある。
私は有料の方が身が引き締まる。
お金を払ったからこそ、払った分だけ情報をゲットしたいし、ちゃんと学んで帰りたいと思います。自分がその勉強会を受ける姿勢が変わります。
有料に絶対行け!ということではありません。
私もお金がない時代は、どうしても有料セミナーには参加できなくて、無料のに参加していたこともあります。
先生方の中には、無料でも素晴らしい勉強会やセミナーをされている人もいます。
教師としてアップデートしたいのならば、外部のに参加してみてください。
絶対、いいことがありますよ。
文法ノート作り
教案も1年目のときは、毎日作っていましたが、週5で授業に入っていたのでストックは貯まるが教案を作ることに疲れました。
2年目からは教案ではなく、文法ノートを作りました。
【 ノートに書いていた内容 】
・文法項目
・各レベルで使った導入例
・使えそうな語彙
・例文
・板書メモ
急に代講が入ったときは、そのノートを持って授業に行きました。
途中からページを増やすことを考えて、ルーズリーフにまとめて、バインダーに入れていました。
途中からは綺麗に作るのをやめて、付箋に書いたメモを貼ったり(笑)
何が楽って、授業のたびに教案を印刷するのやデータを探す手間が省けたことです。一年目でみん日の赤・青を4周ぐらいして、色んなレベルのクラスで授業をしたので、教案ストックはいっぱい。授業は楽とはいえ、探すのに手間取って、作り直すのもめんどくさい。ノートにまとめてからは、それだけ持っていればいいので、楽でしたし、紙も無駄にならなくなりました!
そのノートも3年目になるときに全部PDF化して、iPadに入れました。
3年目はiPadだけで授業していたので、本当に楽でした。
肩こりも解消!
教科書を自炊してデータ化
自炊ってなに?と言う人が多いかもしれません。
自炊とは、
紙の本や教科書などをデータ化する際に、裁断したり、スキャンしたりする作業のことです。
二、三十冊あった本をPDFデータにしてiPadに入れました。
どうして自炊をしたかというと、教科書を持ちすぎてカバンが壊れたから!
内定をもらったときに買った本革のトートバック。
パソコンと教科書を毎日持ち歩いていたら、入社半年で壊れました。
その後、パソコンを軽い物に変えたり、リュックにしたりしました。
でも、クラスが変わると使う教科書が変わり、代講のことも考えると毎日何冊も教科書を持っていくのは変わりませんでした。
2年目の秋にiPadを購入しました。
そこから自炊を始めました。
自炊を始めてよかったのは、
・カバンが軽くなったこと
・iPadひとつで教科書をたくさん持ち運べるようになった
・学生におすすめの教科書とかを聞かれたときに、教科書をすぐ見せられる
・どこでも仕事ができる
こんな利点がありました!教科書PDF化はおすすめです!
まだまだ役に立ったことはたくさんあるのですが、すごく役に立ったことはこのぐらいですかね。
(そのうち、ラジオを始めようと思うので、そこでネタにしていけたらいいな〜)
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