【開催レポ】 日本語教師になりたい!大学生のためのQuestion MEET UP!
10月4日と11日、個別で9月の月末に
「日本語教師になりたい!大学生のためのQuestion MEET UP!」をしました!
個別も合わせた二日間で8名の大学生・大学院生の方が参加!
予想以上に来ていただけて、うれしかったです♪
申し込みアンケートで「質問したいことを3つ」記入していただいたので
その質問に沿って進めていきました。
どうして開催したのか
私が大学4年生のとき、卒業と同時に日本語教師になろうとしていた、副専攻仲間は誰もいませんでした。みんな、「民間就職をしてから、日本語教師をやろうと思う。」と言っていたり、「経済的にね・・・。」と言っていました。
私もどうしようか悩んでいた一人でした。
先生は「大丈夫よ!なれるわ!」というし
先輩たちで日本語教師になった人は数少なく、先輩の声は聞けず・・・。
悩みは増えるばかりで、不安な毎日を送っていました。
どうしたら私のようにあまり悩まずに不安を解消できて、日本語教師になる道を選べるのかな?
絶対悩んでいる後輩たちはいると思う。
今、私にできることは質問や疑問に答えてあげることじゃないのかな?
と思い、自分がしたこと・してきたこと、自分の経験をお話することにしました。
お悩み①
申し込みアンケートの内容で多かったのは、「就職活動」について。
これは私も悩んでいた問題です。
新卒の就活のときも悩んだし、転職を考えたときも悩みました。
「どうやって日本語教師の求人を探したらいいか、わからない」
大学に日本語教師の求人は来ているのでしょうか?
私の大学には一切来ませんでした。
だからこそ、就職課の人には「求人ないから、違う業種はどう?」と
言われました。
私がよく見ていた求人サイトとお世話になったサイトを
お伝えしました。
日本語教師の求人って、特殊だと私は思っています。
民間就職や公務員だと、いつ求人が出るのか
だいたい決まっていると思います。
日本語学校の求人がいつ出るのか、いつ出やすいのか
どんな時に出るのかは、民間の求人と違います。
そこを私が知っている限り、お伝えしました。
お悩み ②
どの回にもあった質問は「経済面」でした。
専任の給料の相場、非常勤のコマ給、福利厚生など・・。
就活生も在学生も気にしているのは、「生活できるかどうか」
私も奨学金を返していかなければならなかったので、
専任にこだわって就職しました。
求人を見ても、その学校の給料が高いのか低いのかわからない。
私はそう思っていました。
なんなら、契約書すら交わさない学校もあります。
(私の最初の勤務校がそうでした。)
今の学生の経済状況は年々変わっています。
経済的な質問を受けて、
どうしたら若い人たちが働きやすい経済環境になるんだろう
と思った。
今と昔は違う。
昔の価値観を押し付けてもダメ。
今にあったやり方にしていかないと、若い担い手はついてこない。
そして、育っていかないし、育てられない。
そうして、いなくなるんだと思う。
日本語教師になれない理由に「経済的」が入っている以上
未来の日本語教師は、日本語教師になることから少しずつ離れてしまうのかもしれない。
給料が悪くても、勇気を出してその道に進むのは相当の覚悟が必要。
なんとか、しなければいけない問題なのかもしれない。
お悩み③
「経験が少ない」これは、経済面の話にも直結する悩み。
経験がないから、「非常勤」を選びたい。
少しずつ授業に慣れ、経験をしてから「専任」へ。
でも、一人暮らしをしなきゃいけないから、「非常勤」だと経済的にキツイ。でも、経験がないから、「専任」で取ってくれるのか心配。
でも、いきなり「専任」なんてできるのか。
私も一人暮らしをしていかないといけなかったので、
給料の面でどうしても「専任」になりたかった。
私の場合、大学4年の後期から専任で内定をもらった学校にインターンをしていたので、専任で働く前に学校の雰囲気や授業などいろいろなものに慣れていくことができた。そして、専任になる覚悟もできた。
全部の学校が同じことをしてくれるわけではない。
留学生の未来がかかったもいる。
なぜ、非常勤の先生は育てるのに、専任として育てようとしないのか。
「専任の仕事は大変だ。」
それは非常勤も同じだと思う。
違う立場にいるからこそ、隣の畑が青く見えたり、違って見えたりする訳で
優劣も何もない。
お悩み④
「いい学校とはどんな学校?」
この悩みについては、私が働いた1校目と転職した2校目を選んだ理由を引っ張ってきてお伝えしました。
いい学校とは、どんな学校だと思いますか?
ICT完備?
残業がない?
賞与が2回?
いろいろありますが、みなさんは職場に何を求めますか?
そこがキーポイントだと思います。
冷たい言い方かもしれませんが厳しいことを言うと、他の人がいいと言っていても自分はいいと感じないかもしれません。感じ方は人それぞれですから。
求人を見たり、見学に行ったり、いろんな人からその学校の話を聞いて、
「自分は〇〇ができる・ある学校で働きたい!」と導き出した方がいいと思う。
そんな話をしました。
意外と「ICT完備」がいい学校としてイコールで結ばれたりしていますが
置いてあるだけで、埃かぶっていたら私は働きたくないです(笑)
ただ設置して置いてあるだけでも「完備」だったりしますから。
学校内部の設備を気にする方もいますが、私は「学生」にも目を向けた方がいいと思いました。
学生の目が輝いているか、カリキュラム は?学内・学外イベントは?学費は?
そこまで気を向けられないかもしれませんが、そこまで見ていくと
先生の待遇は良くても、学生の目が輝いていないこともあります。
あなたはどんな学校で働きたいですか?
もし、あなたが留学生だったら、どんな学校で学びたいですか?
やってみて
画面越してみる参加者の顔が明るくなっていた気がします。
私が話すことは完璧な解決方法ではなかったかもしれません。
でも、何か解決できる、踏み出せる勇気になってくれたらうれしいです。
日本語教師が100人いたら、100通りの生き方、働き方、教え方があると思います。私の経験も100人の100通りのうちの1通りなのです。
いろんな人の話を聞いて、自分が納得する働き方、生き方を選んでくれたらと思いながら話していました。
もしかしたら、夢が壊れたかもしれません。
結構、リアルな私の体験・経験を話したので。
Twitterでも「こんなに日本語学校はブラックなの?」と思う
ツイートがありますが、私もそこの部分を伝えました。
でも、楽しくて、おもしろいところもお話ししました。
だって、大変だったけど、たのしかったから!
激務すぎて、いろんな病気にもなりましたが
働いていて楽しかったです。
やりがいを感じるのも、楽しいと思うのも「その人」
そこでどう感じるかは、その人次第なのです。
まとめ
私がお話したことは全てではありません。
いろんな人の話を聞いてみてください!
そうすると、自分がどうしたいのかという道が開けてくると思います。
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