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防災のプロが解説!避難所のリアルと備えの重要性

【リアルな回答】視聴者からの質問:避難所の環境について

ナビゲーターの乾です。
本日は、大学1年生の女の子から、避難所の環境に関する質問が届きました。
生活用水、ベッド、夜間の安全、トイレなど、避難所での生活に不安を感じているようです。
最近報道されている南海トラフ地震の影響もあり、
女性としての避難生活に特に不安を感じているとのこと。
これらの質問に対し、防災のプロである別府さんが丁寧にお答えいただいています。

【生活用水:飲料水確保が最優先】

別府さんは、避難所では生活用水どころか飲料水すら不足する可能性が高いと指摘。
生活用水の確保は、水道復旧後や近くの井戸の利用など、
かなり後になることを想定しておくべきだと話します。
まずは飲料水の備えが重要であり、
1人1日3リットルを目安に、
家族の人数分、
数日分の水を用意しておくべきだとアドバイス。
また、給水車から水をもらうための容器の準備も必要とのことです。

【ダンボールベッド、全員にあるとは限らない】

避難所によっては
ダンボールベッドを備蓄している場合もありますが、
全員に行き渡るとは限らないのが現実です。
別府さんは、体が弱い人や体調が悪い人を優先するなど、
避難所を利用する人同士で
あらかじめルールを決めておくことが大切だと話します。
また、ダンボールベッドがなくても、
体温を奪われないよう工夫することが重要とのこと。

ナビゲーター乾からは、阪神淡路大震災の経験から、
自宅からベッドマットを持ち出したエピソードを紹介しました。

【夜間の安全】:地元住民による避難所運営が重要

避難所において夜間の安全確保について、
別府さんは、外部の人が入らないようなチェック機能を設け、
避難者自身による内部管理を行うことが重要だと指摘。
乾さんも、石川県での災害支援経験から、
地元住民が主体となって避難所を運営することの重要性を強調しました。
また、女性が夜中に一人でトイレに行くのは不安があるため、
一人ではトイレには行かない。
女性同士複数で行くなど、工夫が必要とのことです。

【トイレ:女性ならではの不安】

阪神淡路だけでなく震災時には、
女性が性的被害を受けるなどの事件が発生しています。
別府さんは、防災士として活動する中で、
被災者が外部の人間から性的被害を受けるという報告を
多く受けていると明かします。
(近年では女性だけなく男性の被害も)
制服を着た警察官や自衛隊員がいる場所は安心ですが、
彼らが見えない場所での不安は大きいとのこと。
地元住民が主体となって避難所を運営することの重要性を改めて強調しました。

【マイナンバーカードの活用提案】

個々のニーズを把握し、支援につなげる

別府さんは、マイナンバーカードを活用することで、
避難者の個々のニーズを把握し、
必要な支援につなげることができると提案した。
避難所に入る際にマイナンバーカードを読み取ることで、
個人の情報やニーズを登録し、
迅速な支援が可能になる可能性があると話します。

【注意!!その情報いつの?】

防災情報:専門家の情報にも注意が必要

メディアや専門家の防災情報の中には、
時代遅れのものや現実と乖離しているものもあると別府さんは指摘。
現場を知っている防災士の視点から、
本当に役立つ情報を見極めることが重要だと話します。

【知って欲しい!!ハザードマップ】

自分の住む場所のリスクを確認

ハザードマップを確認することで、
自分が住んでいる場所が
どのような災害のリスクを抱えているのかを知ることができます。
別府さんは、ハザードマップでリスクを確認し、
それに基づいて備えをすることの重要性を強調。
南海トラフ地震など、大規模災害のリスクを正しく認識し、
日頃から備えをすることが大切だと訴えました。

【まとめ:防災は他人事ではない】

今回のインタビューを通じて、
防災は決して他人事ではないということが改めて浮き彫りになりました。
避難所の環境、安全確保、情報収集など、
様々な課題がある中で、
一人ひとりが主体的に防災に取り組むことの重要性が強調されました。
ハザードマップの確認、防災用品の準備、避難経路の確認など、
できることから始めてみましょう。
防災に関する情報は、信頼できる情報源から収集し、
常に最新の情報にアップデートしていくことが大切です。

【次回予告】

次回も引き続き、別府さんには、視聴者からの質問に答える形で、
防災に関する役立つ情報をお届けします。お楽しみに!

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