私とフライパンチャレンジ①
私の所属する関東工場は群馬県にある当社の中でも最も歴史が古い工場です。
私はここで環境に関する仕事をしています。環境の中でも生産過程で生じる廃棄に関わる仕事がメインです。
廃棄物管理が日常の私にとって、フライパンが送られてきた日は1年の中で最も刺激的な一日になりました。今でもフライパンで一杯になった荷受け場の光景を鮮明に覚えています。
「フライパンが届くので応援をお願いします」と声を掛けられた時は、よくわからないまま荷受場へ集合しました。そして次々に到着するトラックを見るにつれ、ただごとじゃないなという印象に変わりました。
どのトラックの荷台も数え切れないほどの箱が満載されていて、こんなにも多くのフライパンが全国各地からどうして集まったのか、頭では理解できてもその光景に目を疑いました。
色々な形、大きさの包みや段ボールがあります。一つひとつを持ち上げ、部屋に運び入れるのは容易ではありません。
搬入後の開封作業も繰り返し骨の折れるものでした。終わりが見えないような作業の中で「本当にこれを研究に使うの?」と何度も思いました。
使用後に洗わずに送られてきたものや、きれいに梱包されたフライパンなど、これらの有効利用が自分には到底想像できなかったからです。
あれから月日が流れ、「冷凍餃子フライパンチャレンジ」プロジェクトサイトやテレビ放映を見るたびに、この会社が本当にあのフライパンの山に向き合い、研究を続けて、結果を出していることに驚いています。
ほんの数時間でしたが自分も本チャレンジに関われてよかったと思います。
仕事柄、研究で使い終えた後のフライパンの今後が気になります。
その時は、真っ先に手をあげたいと思います。
関東工場 Z
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