忘れてた。ごめん。気付いた。アクセル失態。
先日、持っているヨーヨーを羅列する記事を書いた。
かつて持っていたものの記憶から遡り、今持っている子たちをご丁寧に撮影して語っていったのだが、これを投稿したのちに、写真どころか話題にも挙げていない子を思い出し、ひとまず詫びてから改めて筆をとることにした。
というわけで早速。
まずは今年の夏に電機屋さんの玩具エリアに吊られていたこの子。
特に語るようなエピソードはないが、ご近所の電機屋さんが何故かホビー用品をやたら割引してくれるのもあり、600円もせずに購入できる。
何かのついでか気晴らしに、そしてあまりの安さに対する怖いもの見たさのため、つい買ってしまった。
他のプラスチック個体と違う、ちょっと独特なベアリングと、妙にへろへろしたストリングが特徴だろうか。
そしてギャップ、隙間がやや広いのか、ちょっと戻りが弱い。
それまで分厚いスピンガジェットやずっしりなメタルウィング、戻りの強いルーピングスターなどに触れていたため、最初は少し怪訝な印象を受けた。ループザループも、あまり、やりやすくない。さらには側面のキャップが少しカドが立っているので、職場で火傷した小指に刺さって痛い。
ただ、そのぶん感触が軽く、戻りの弱さもしっかりしたスローダウン程度なら問題ない。疲れた気分の時に、ぼんやりと使うのにはぴったりの機種となった。普段より苦しい仕事の際にはこの子を連れて行く。
回転時に、何か独特のカラカラという音が鳴るのも特徴的。古いスタイルの子はこうなのだろうか?でもファイヤーボールなどはガジェットたちと似たベアリングだから違うのだろうか?
全体的に、高級な安物……といった趣きである。イマドキの技の練習は難しいが、昔ながらの技はできる。頼りなく見えても、自壊するような粗悪品は無い。これはこれで、たいへんチャーミングである。私は好きだ。なにぶん初心者向けとか廉価版みたいなホビーが好きなもので。このカラカラがたまらん。
そして、夏といえば、やはり彼を忘れてはいけない。つまり、いけないことをしてしまった。ごめんなさい。
新たな姿、第4世代。新作つぎつぎ発売中のハイパーヨーヨーアクセル。その第1作目であるアクセルオリジン。
せっかくバンダイさんがタイトルを復活させたので、栄えますようにと1つ買ってしまったのだ。これもご近所の電機屋さんで割引されていたので、お安く買えた。本当に大丈夫かあの店。
なんなら発売日に買ったのに書き忘れた私も本当に大丈夫か。いやなんか文章の流れがなんか繋がんなくて……。
その最大の特徴は、やはりアクセルシステム。
ヨーヨーはたまにボディの側面?フェイス面?にプラスチック製などのキャップがついている事がある。さっきのスリースターちゃんのキラキラ王冠がついてる部分もそう。頑張ったらあれ外せるんですよ。
ともかく。このアクセルオリジンにもキャップのような部分があるのだが、これにはベアリングやらが仕込んであり、独立して回る。これをアクセルディスクと呼ぶ。
つまり……ヨーヨーの側面をつまんだまま、紐を引いて手の中で回せる!これぞ新機構アクセルスピン!既存システムではハブスタックなどとも呼ぶらしい。
ヨーヨーは色々な技術が必要になる。
きちんと紐を着け、真っ直ぐ投げ、程よく手を引いて呼び戻す。慣れれば自然にできる。
だが、投げおろして数秒スリープさせるのは、経験値のない人間には難しいケースもたびたびある。
しかし!このアクセルスピンならば、つまんで、真っ直ぐ引いて、手を離す!これだけで、スリーパーからのキャッチができる!
これを横に引いて垂らせばブレイクアウェイ!
さらには、ヨーヨーを寝かせたまま回し、横向きのヨーヨーを引き戻すといった、不可思議な挙動も可能!
……とまあ、そういうのは公式さんが幾らでも語ってくれるだろうから放っておいても良いのだが。他のヨーヨーには無い楽しみ方が色々あって楽しいですよ。それに、アクセルディスクだけでなく、
金属製のベアリングが軸にかけられてある!このおかげでよーく回るので、アクセルスピンのパワーも相まって、すごい音で回る。回りすぎて紐が心配になるが、さんざん回してもなお、目立った摩耗はない。一応ちゃんと交換は心がけたいが。
このアクセルストリング、指にかけた時に違和感があったのだが、材質か何かが違うのだろうか。それともアクセル太いのだろうか。特殊な仕様に耐える特注品だと思うと、これもまたワクワクする。
アクセルスピンの名に恥じず、アクセルスピンで強く引くと、大きく唸りをあげて回ってくれる。強力な装備を起動したようで気分が良い。
ただ、強く回すと戻りも強くなり、キャッチが上手く行かなくなることもある。下手なキャッチはボディが緩む原因にもなるので、回転が弱まり始めてからキャッチしたいところ。私は下手なキャッチに気付かず突然ヨーヨーが崩壊してビビり散らしました。
ご近所の電機屋さんでは、最初のアクセルオリジンたちはすっかり売り切れ、入荷するまで大量のスピンガジェットやルーピングスター、そしてスピンギア製のストリングスが並べられていた。
これらがちゃんと興味のある人々の購入であることを切に願う。在庫を枯らして触りもせずに値段を吊り上げて買えなくなった民に売りつけるような愚劣者がこの町にいませんように。本当にお願いしますよ。
……もしかして。バンダイさんが2ヶ月おきくらいの勢いでハイパーヨーヨーアクセルの新作を出そうとしてるのって、転売対策を兼ねてるのだろうか?アクセルオリジンは、アクセルスピンがやりやすいものの、後続のアクセルウィングはそれ以外の技がやりやすいという。……考え過ぎか。よからぬインターネットの見過ぎだろうきっと。
次に出てくるアクセル新型は、重めでしっかり回しやすく扱いやすいという。どんな仕上がりになるか興味深いところである。
関係ない話もたくさん混入したが、我が家のヨーヨーはみんな魅力的である。
うっかり書き忘れこそしたものの、彼らもまた、とっても可愛いので、機会があれば多くの人に触れてもらいたいものである。
あー、でも、スピンガジェットやワンスターとか、アクセルウィングみたいな使いやすい機種の方が、いや、どうなんだ……?
ともあれ、私はどの子も、みんなとても気に入っているよということで、ここはどうか。
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