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スクラッチアートの可能性を探ってみる

お初です 二代目貞子と申します。

突然ですが、皆さんは子供の頃にスクラッチアートで遊んだことはありますか?

スクラッチアートとは画用紙などにカラフルなクレヨンで模様を描いた後、上から黒のクレヨンで塗りつぶしたものを爪楊枝などでひっかくことで地の色が見えるというもの。
この記事の冒頭にある、見出しの画像がそれにあたります。

最近だと百均でも売っていて、柄が印刷されていてそれになぞるだけで綺麗な絵を描けるセットもあります。

ただ、こんなに面白いもの、絵を描くだけではもったいない気がします。
現に、宝くじでは削って当たりを確かめる、スクラッチくじなどというものがあります。

というわけでこのスクラッチを日常に活かしていきましょう。


①ドリルの答えが削ると出てくるといいね

あー宿題面倒だなー


ん?書くところが黒いぞ?



あっ削ると字がカラフルに……。


丸つけした時に華やかでほんのり楽しい。でも間違った時に虚無感が出そうです。
下にも黒いところがあるので削ってみましょう。


削ると下から答えが出てきました。


答えを書くところに既に答えがあるのでわからなくても別のページをめくって答えを写さなくよくなりました。






②機密文書の黒塗りがスクラッチだといいね

あっこんなところに会社の大事そうな書類が……。


取引先の個人情報を黒塗りで隠してありますね。
でも、あんまりにも黒い部分が多いと腹立ちませんか?

そんな時は自分で好きな言葉を書き入れましょう。

テキトーなことを書くとバカバカしくなってあんまり腹が立ちません。

あれ?またこんなところに黒塗りの機密文書があります。
さっそく削ってみましょう。

削ると下の字が見えるタイプのスクラッチは機密文書には使っていけないことがわかりました。
おかげでひと癖ある名前の会社から仕事を受注していたことがバレてしまいました。





③目線がスクラッチだといいね

個人情報保護を重んじる現代、安易にネットに素顔を晒すのは危険ですよね。そんな時、目線を自らの顔面に入れる人も多いのではないでしょうか。

匿名性を重んじた著者

でも、黒一色の目線だけだと味気ないと感じている方もいらっしゃると思います。
そんな時はスクラッチで理想の目元を描いてみてはいかがでしょうか。
ほら、こんな風に。

ただ、この手法は削り手(スクラッチをする人)の画力頼りになることがわかりました。
漫画家先生に縁がある方はプロに頼むとプライバシーを守りつつ、自分を魅力的に世間にアピールできるかもしれません。





④新聞の見出しがスクラッチだといいね

皆さんは新聞、読んでいますか?私はあまり読む機会がありませんが、自分の好む情報しか得られないネットと違い、様々なニュースが載っているのを久方ぶりに見ると新鮮味があります。

しかし、新聞の見出しはぱっと見で内容がわかるのと同時にそれだけで満足してしまう節があります。
そこで新聞の見出し部分をスクラッチにしてみました。

これで首相が一体誰を更迭したのか、何の規則違反が起きたのかわからなくなりました。早速つまびらかにしてみましょう。


はい。テストを作るのに先生がいらなくなりそうだということがわかりました。また、削りながらこれは購入していない状態の新聞のネタバレ防止になり、立ち読み防止になるのでは?と思いました。





⑤給与明細がスクラッチだといいね

こんなところに給与明細があります。


でも、よく見ると額の部分がスクラッチになっています。



一、十、百、千、万……

端からちょっとずつ削ることでお宝鑑定団みたいになります。





⑥食べ物のカロリーがスクラッチだといいね

いきなりまぶしい色を出してすみません。
みんな大好きポテトチップスのお通りです。
でも、ポテトチップスってカロリーが気になりますよね。
そんなこともあろうかと、カロリー表示もスクラッチにしておきましたよ。


というわけで、カロリーが表示されました。
カロリーを気にせず食べたい人向けの仕組みが確立しました。
知識って不可逆ですしね。




⑦アイリスアウトがスクラッチだといいね

アイリスアウトってそもそもなんぞや?と思われたことでしょう。
昔のアニメでよくあった画面を丸く閉じながら画面が暗転してくるやつである。
ほら、こんな感じ。

この暗闇もスクラッチにするとまた違う展開があるかもしれません……

今回は削る面が多いので、手で失礼します。



ごしごし……
うわーん

あ~~。見えないところで銃に囲まれて泣いていたのですね。
かわいそうに。
これを幸せな結末に変えてあげましょう。

スクラッチの力で過去改変し、無事貞子ちゃんがうれし泣きしている結末にたどり着きました。




⑧深淵がスクラッチだといいね

おや、こんなところに”深淵”があります。

「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」とはよく言ったものですが、この深淵はどんな顔をしているのでしょうか。




もしかして、
……こんなかんじ?



「まさかね……。」と思いながら削ります。

あっ


意外と可愛い……。

にゃーん






⑨君の瞳がスクラッチだといいね

さて、ここに人差し指を立てている人がいます。
なぜ彼は指を立てているのでしょうか。

この指とまれ?1つください?



目は口ほどにものを言うといいます。
でも、文字ほどわかりやすくはないかと思います。
もし、瞳がスクラッチになっていたらどうでしょう?
彼の瞳に真意を聞いてみましょう。

上?

ああ~
彼は上にクラッコがいるのを教えてくれていたんですね。




プスプス……


スクラッチに夢中になるあまり、上方の確認を怠ってしまいました。
スクラッチもほどほどにしましょう。

それではまた。


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