とうふ屋らるご
行きつけのお店開拓、ゆるゆる進んでいます。
今回はお豆腐屋さんのお話しです。
先日大学の恩師が時々暮らしている山小屋を訪ねました。
(まず山小屋で暮らす恩師ってなんなんだ!っていう感じですが
ここでは一旦置いておいて笑)
そこで食べさせていただいた山の近くのお豆腐屋さんの寄せどうふがこれまた絶品。
ただのお豆腐、されどお豆腐。
大豆の味わいが深く、醤油をかけずに塩だけで楽しめてしまうのです。
ふとその時のおいしさを思い出し、Googleマップに「豆腐」と入れてみたところ
「豆腐屋らるご」というかなり変わった名前のお豆腐屋さんがヒットしたわけです。
自転車を漕いでいってみたところ、通り沿いにお店の名前が書かれた暖簾を発見。
中に入ると
「いらっしゃいませ」
という声とともに優しい女性の店員さんが迎えてくださいました。
小さな店内にあるショーケースにはお豆腐がずらり。
寄せどうふに絹どうふ、豆腐プリンまで種類はさまざま。
ショーケースの後ろを振り向くと、おからのかりんとうやクッキーが
綺麗に並べられています。
「おすすめはどのお豆腐ですかね?」
とかなりベタな質問をする私。
「寄せどうふは濃厚で柔らかい食感です。
絹どうふはもう少し硬めなんですよね。
お豆腐を作る工程が違うので食感や形に違いが出るんです。」
と店員さんは言ってそれぞれのお豆腐がどのような工程を辿ってできるのか
丁寧に教えてくださいました。
豆腐って奥が深い…。
とりあえず今回は絹どうふとごまどうふをそれぞれ購入。
「お店のパンフレットがあるんです。よろしければ読んでくださいね。
この近くでお祭りもあるんですよ、出店するので遊びに来てくださいね。」
と何枚かパンフレットをいただきました。
家に帰ってからお店のホームページをしらべたところ不思議な名前の由来が
書かれていました。
どうやらこのお豆腐屋さんは精神障害者施設のNPO法人らるごによって運営されていて、精神障害者の方々の社会参画や働く場としてお豆腐作りや販売を行っているそうです。
パンフレットにはこんな素敵な言葉が、、。
どのような方が作ったのかがわかる、顔の見えるお豆腐。
作られた方、お店の方々の温かさを感じながら食べるお豆腐は私の心を
ラルゴにしてくれました。