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出戻り大学院生(滋賀大学大学院DS研究科・M1・25歳)の新卒就活事情

こんにちは。Think / Luminです。

2023年の4月に滋賀大学大学院データサイエンス研究科に入学し、1年目が終了しました。

そしてこの夏休みにて、私は就活を修了しました。お疲れ様でした。

私自身、一度社会に出てから大学院に戻ってきた身として、どのように就活を戦ってきたのか、またどのような会社であれば受け入れられ、別の会社ではお見送りされたのかをお伝えできればと思います。

結果

戦コン・総コン・FAS・Sierの5社から、DS職+コンサルタント職で新卒内定を頂きました。そこのどこかしらでバリュー出す予定です。自身が納得できる先を選ぶため、慎重に考えます。

これまで経験があった微生物学領域や、IoT製造事業、公共支援事業からは外れているため、中途採用ではなく、新卒採用にて応募しました。(博士卒と同じ年と考えればそこまでおかしな年齢でもないです。)

半分ドロップアウトしたような経歴を持つ私に興味を持って下さった、すべての企業に感謝です。ありがとうございました。

内定取得までのスケジュール

就活のスケジュールはこちら。

4月:GoodFindや外資就活に登録。(ES確認用にOne Career、マイページ用にマイナビも登録)各種セミナーにて、ES・面接・GDの練習実施。早すぎる選考の戦コン応募。
5月:10社ほど、早期ES締切り群への提出。メガベンに応募し、実践式の面接練習。OBOG訪問や、Twitter、FaceBook、LinkedIn、口コミサイトを用いて企業の情報収集。
6月:90社ほど、夏ES中盤。ESの型はできているので、応募するたびに改善していく。この時期は本当にタスクをこなすのみ。息を吐くようにESを書く。
7月:20社ほど、夏ES終盤。6月提出企業の面接やGDが入る。早期のインターンシップがある企業はこの時期の土日とかに始まる。私は2週間の中期インターンと数日のインターン、ジョブを、土日や平日の空いている日にちょろちょろ入れた。一部選考。1社目の内定獲得。
8月・9月:長期インターンへの参加。2,3社の内定獲得。
10月:4,5,6社の内定獲得。お疲れ様でした。

さて、私のように大学に企業を辞めて来た人にとっては、正直驚くスケジュールだと思います。

「学生になったんだから、まずは勉強しよう!」と思っているならば、考えを改めるべきです。まずは将来を見据えるべきだと私は思います。

変にM1の夏からM2の春~夏まで就活して、自身の研究や勉学の時間だけでなく、メンタルをすり減らすことはありません。きっちり早めに決着を着け、残りの時間を研究をする方がよっぽどメンタルが楽です。

「就活のために大学院行ってるのか」なーんてお気持ちコメントも来るでしょうが、授業評価はGPA3.7/4でしたし、滋賀大の社会人同期生として(おそらく)一番早く学会投稿したし、仕事もしたし、コンペ受賞もしたし、学長章も受賞した。量が質に変わる精神こそが、納得する結果を得るコツです。

選考通過先の傾向

内定結果だけ見ると、ぼちぼち良いように見えますが、実はその裏ではかなりの数、夏インターンやら早期選考やらを落とされています。

その傾向として

  • 総コン、外資Sier、外資メーカーは、ほとんどES・面接通過し、戦いの場に立つことができた。

  • 日本のメーカー企業はバッサリESで落ちる。面接に行っても「学校に出戻っている人の話なんて、聞く気にならないよ笑」「アカデミアに逃げたのに、何でまた企業に来たいの?舐めてるの?」なんて人もいました。

  • 日本企業でも、グローバル目線だったり、海外駐在が普通の企業は割とES・面接通るし、面接でも良い評価で、インターン選考の通過も複数通りました。

  • 面接や電話確認で「就労経験ある人は対象者じゃないから~」と落とされる所もある。もちろん募集要項で書いている所はアウトだが、書いていない所でも、内規的な部分でダメな所もある

という感じでした。

もちろん私自身のパーソナリティもありますが、明確に出戻り人材のつらさを感じた点でもあります。日本の所謂大企業に行きたい人には、リスキリングからの新卒就活なんてクソです。大学院来るより、普通に転職しましょう。

実際、滋賀大学の就活支援室にて相談してみたのですが「君は就労経験もあるし、起業もしてるし、普通の日本企業は新卒で取りたくないよ…..?中途採用で応募した方が良いんじゃない?」と言われていました。実際、当初行きたかった化学系の会社はことごとくダメでした。MIなどは流行だと思ったのですが、ぽっと出で入ったDS出身というところが引っかかったみたいです。

一方、入学して1ヶ月目の私は「そんなわけねーだろ!新卒だぞ!」と思っていましたが、さすがは長年学生を見ておられる方、ことごとく日本企業は落ちて、外資とグローバル目線の日本企業しか残らなかった……

出戻り組みは無駄な新卒就活をしないように、気をつけると良いです。ただ、ESを出して見ないと分からないので、とりあえず出すことは良いと思います。

ESや面接やGDで気をつけたこと

面接やESの内容は、学生の時に頑張ったことなど、答えづらいものもありますが、結局は「何を経て、学び、自社の仕事に活かせるのか」を書ければ良いわけです。学生の時の話から始め、就業先の話も織り交ぜることで、より伝わりやすい内容になるはずです。

また、一度就業しているからこそ、自分がやってみたいこと、譲れないこと、妥協できることは分かっているはず。そのため、現実的な回答をしつつ、その会社で働いてみたい理由を挙げるだけです。逆に挙げられないような所には応募しません。時間の無駄です。

面接は基本的には出戻り組みの特権、普通に仕事相手や取引先と話す雰囲気で行えば良かったです。

一方、気をつけねばならないことはGDです。私たちの周りにいる学生は社会経験も無く、一般的な企画会議などへの参加経験が無い方がほとんどです。そのため「もっと良くできる!俺がやらなきゃ」なーんて思った時には運の尽き、ほぼ落ちます。(落ちました)

私たち、出戻り組みが行わねばならないロールは「軌道修正」「フォローアップ」です。経験者だからこそできる、躓きやすいポイントや成果を見据えた提案や修正を行えるかどうかにかかっています。

逆に面接官から見たら、私を含めあなたは新卒就活に応募してくるヒヨッコです。ヒヨッコ同士のマウンティングなんて見せたら、その結果はお察しです。

まとめ

結局、今回のM1の夏で決め切れた就活でしたが、DS研究科の出戻り人間として言える事として、

  • 外資やグローバル目線の企業を狙っていく

  • 理系職より文系職を狙っていく(DS職は除く)

  • 一度働いた経験があることを活かせる場所を狙っていく

ということが言えそうです。あくまで私の場合ですが、楽しいゲームみたいな感じでした。就業まで1年以上ありますが、就業することも意識して、大学院生活を楽しんでいきます。

何か質問や相談など有れば、X(@Fetalia_lumin or @Lumin_VR)とかに連絡ください。だいたいお答えします。


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