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【合格体験記】滋賀大学大学院 データサイエンス研究科に合格しました。

こんにちは。Thinkです。

この度、令和5年度4月期入学の滋賀大学大学院 データサイエンス学研究科に合格し、入学を決定しました。

なお、入試方式は早期特別入試で、5月出願、6月入試という、かなり早い時期に行われた入試でした。

滋賀大学 大学院 データサイエンス研究科(以後DS研究科)自体、設立されてまだ数年のかなり歴史の浅い大学院とのこともあり、受験に関する情報が全く無かったため、備忘録も含め、本noteに記載します。

※本noteはThinkが個人的に感じたことや当時(2022年8月現在)の状況を元に作成したnoteです。本noteを閲覧したことによる不利益など発生しても、当方一切関知しませんのであしからず。

2023年4月18日追記 | 一応、合格後行った事を下記noteに記載しました。下記noteにも記載が有りますが、滋賀大学大学院 DS研究科、ビジネスマンでも入りやすい学習プランで入学ができるので、オススメです。

2023年5月10日追記 | ちょこちょこ来ている質問にお答えした内容のまとめnoteを作りました。随時更新していきます。

2023年6月8日追記 | 開示請求届きました。悪くない結果だったみたいです。(面接あれでも通るんだぁ…..)

2023年9月8日追記 | 記事見てくれた人が入試合格動画を作られました。素敵ですね。私も動画とか作ってみようかな。

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2024年4月26日現在、入試状況が若干変更となって、難化しています。詳しくは下記ページより。

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何か有ればTwitter(@Fetalia_lumin or @Lumin_VR)とかに連絡ください。


受験のための情報について

DS研究科 修士課程の入試方式は、3種あり、早期特別・一般・派遣社会人です。特筆すべきは選抜方法。すべての方式において、現地試験が課されないそうです。(2023年4月期入試の場合)

派遣社会人枠は研究計画書と実務経験書のみで受験可能。

早期特別・一般は共に、統計学・情報学・英語の3課目+口頭試問での受験となります。それらの課目はすべて、資格試験の点数から換算します。(早期特別は下記試験の換算得点が250点以上で出願可能)

・統計学:統計検定2級(1級・準一級合格者は満点150点)
・情報学:ITパスポート試験(FE・AP合格者は満点150点)
・英語:TOEIC or TOEFL-iBT

詳しくは滋賀大学のDS研究科の受験要項をご覧下さい。

受験対策スケジュールについて

入試情報を見てくだされば分かりますが、選抜試験がかなり準備しやすい点が、DS研究科の早期特別・一般入試の特徴です。

試験の対象となる、統計検定2級・ITパスポートはCBT方式にて年中受験可能、TOEICは実質1ヶ月ごとに受験可能と、いつでも受験のためのスコアを準備することができます。

ただし、早期特別試験を受けようとするならば、少し時期が早いこともあり、意識を始めた頃から、ある程度準備しておく必要がありそうです。私は12月頃から準備を始めて、1月には準備完了といったイメージでした。おおよそ1.5ヶ月ですね。

逆に一般の場合は、他の情報系の大学院と比較して圧倒的に遅い時期(12月選考)のため、夏に選考が激化する院試で失敗してたとしても、そこから対策すれば十分間に合うスケジュールになりそうです。知らんけど。

選考課目の資格取得について

これについては、受験まで時間が無い方は統計学・情報学の分野は、CBT方式のそれぞれを受けることをおすすめします。

実際私も統計検定は2級をCBT方式で受験しました。2週間もあれば合格レベルに到達します。

統計検定2級 CBT試験は、試験内容を共有することは禁止されています。しかしweb上ではそれを守らず、傾向などを垂れ流している不届き者がたくさんいるようです。(コマッタコマッタ)

また、DS研究科志望でまだまだ時間がある方は、情報分野においては、基本情報技術者試験・応用情報技術者試験のどちらかを取得されることをおすすめします。

更に基本情報技術者試験は最近、内容がかなり変更され、CBT方式も導入されるという状態。(こんなことになったならば、来年度以降の受験要項では改訂されてそうだな~。知らんけど。)

個人的には、過去問で対策が可能で、ほとんど暗記するだけで取得可能な応用情報技術者試験の取得をおすすめしております。その理由は、下記記事に記載しているので、よろしければご覧下さい。

TOEICについては、まあどこにでも解説が載っているのでよしなに。

私は1週間勉強して、420(AI判定スコア)→790で提出しました。久しぶりの試験でAI判定スコアはかなり低かったですが、スコアアップは完全にパターン暗記するだけの作業でした。

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現役大学生のときはListeningは満点取れていたので、実力が落ちていることを実感しました。やはり英語は使ってなんぼです。

学習にはスタディサプリEnglishを使いました。1週間無料で使用することができるのでおすすめ。講師の方のパターン演習も非常にためになりました。長期で学習するにはいいかどうかは分かりません。あくまで1週間の体験の感想+自身のスコアアップの感触からの評価です。

口頭試問について

口頭試問については、全く情報が無く、私自身非常に対策に困っておりました。一応、自分がされた質問については、受験後に軽くメモしておいたので、参考までに。

・志望理由
・大学院に入って学習したいこと

・研究計画書の説明
・研究のフィールドについて、どのように実践を行うのか
・データ収集のモデルについて、どのように制作するのか
・矛盾点の指摘、説明
・Pythonや統計などの学習は独学で行ったのか

・趣味について
・就業先について
・併願先はどこか

割と普遍的な事が中心に聞かれた印象です。

また、受験前に在学生の方数名にお話を伺ったところ、以下のような内容が中心に聞かれていたとのことです。

基本的な情報:志望動機、研究計画、志望するゼミ・教員、成績について
統計学:t検定の利用価値、多変量解析法の最適化、サンプリングの手法
情報学:ハッシュ値について、アルゴリズムについて、決定木について

基本的な傾向は同じですが、私の場合、統計学や情報学の知識などについては一切触れられる事が有りませんでした。

このあたりは年によって大きく変わっているのかもしれません。

まとめ

とまあ、こんなことをして合格しました。

試験科目がCBT等の常設資格取得のみで、そこまで高度な資格を要求されるわけではないため、かなり間口が広い試験であることは間違いありません。

しかし、それが悪い訳ではなく、データサイエンスならではのビジネスとサイエンスの両方の知見を持った方が入学しやすい方式と感じております。

実際のデータサイエンティストの育成に携わっている方や、有名なデータサイエンティストの方に伺っても、非常に良い先生方が集まっている環境とのことで、かなり穴場な大学院なのではないでしょうか。

今年はまだ、一般入試・派遣社会人入試がありますので、興味のある皆さんと一緒に4月入学できることを心待ちにしております。

成績開示と今年の受験について

ちょうど今週の土曜日に早期特別入試がありますので、もう1年ですか。早いですね。と言うわけで成績開示が届きました。

まさかの5位。ええやん。と思いつつ、収入ない時だったのに社会人扱いされて、上位10名を対象とした奨学金の対象外になったのは辛いです。

報酬無しでも何かしらの法人役員されている方で、受験しようとされる方は気をつけてください。(そんなケース極レアでしょうが……笑)

先輩によるとだんだん壁は上がってきているとの話ですし、受験者数で見てもそれは歴然です。週末6/10、皆さん頑張ってください。


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