見出し画像

#1.30代になって思うこと(妊活/不妊治療)

30代に入って思うこと。

これまで考えてこなかったこと/ものが急に目の前に現れたのが30代になってからだった。今回はそのうちの1つ目、「妊活(不妊治療)がめちゃ精神的にダメージくるなんて知らなかった。」について書きたいと思います。

不妊治療を始めたのは、2022年の秋から。治療は現在進行中です。妊活自体は結婚した当初から意識しすぎない程度に、でも「子どもができたらいいね」と言いながらオットと生活してきた感じです。

今回、最初からこの軽くはない題材からスタートするのは正直悩みましたが、やっぱり心に重くのしかかっていることなので取り掛かろうと思いました。(今後、どんな結果になるか分かりませんし、結果の報告をこのnoteで続けられるかも分かりません。また、読んでくださる人の負担になる内容だった場合申し訳ないので、「きつい」「無理だ」と感じられたら読まないようにしてくださいね)

周りの友人や職場の同僚が出産しママになっていくなかで、以前の私はなんとなく「いつかは自分も」と正直、楽観的に考えていました。というか、楽観的に考えないと結構怖かったのだと思います。

体への負担、精神面でのダメージ、夫婦仲が微妙になる可能性、そしてかかる治療費用の金額。

できれば避けたい、避けられるんじゃないか、不妊治療。と謎に自信を持っていました。オットがどう思っていたのかは実はよく分からないのですが、彼は元々焦るタイプではなく、どっちかというと私の焦燥感が日々募っていっていました。やっぱりどこかで不妊治療をやることに向き合わなければいけないタイミングが必要だ、と決心してオットに「我々は不妊のカップルである」という一般的に知られた基準をもとに現状を認識してもらい、不妊治療をスタートすることに決めました。このときオットの理解がスっと得られたのはありがたかった。

幸いなことにこれまで大病など患ってこなかった私にとって、元々「病院に行く」ということはかなりハードルが高いことでした。九州から北陸に来てこちらの地域の病院には全く詳しくなかったので、ある婦人科病院を知人に紹介してもらい、通い始めました。

精神的につらいことその1:体は元気なのに病院に行かなければならないという苦痛。自分の体に裏切られたような気持ち。
人によると思いますが、私にとって不妊治療は「妊活のため」だけなので、どこか悪い病気のようなものを治療しに行くという考えがあまりなく、「なんで普通に元気に日々を過ごせている私が病院に行かなければならないの?」という気分でした。そしてここまで健康に生きてこれたから妊娠だってスムーズにさせてくれると思っていた自分の体に、何だか裏切られた気分でした。「不妊」であることによって、自分の体が正常でないという烙印を押されているような気分なんだと思います。

精神的につらいことその2:内診の方法が残念すぎる。
婦人科系の内診では必ず座る、「あの椅子」での診察・治療が本当につらい。婦人科系の検診って大体拷問っぽいので人権を失った気分になる(Podcast「オーバー・ザ・サン」Ep.109で婦人科系の検診受けたスーさんが「気持ちがえぐられる」と言ってたのすごい頷きながら聞いた)。(もちろん病院の先生や看護師さんがお仕事として我々の治療のためにやってくださっているありがたさや真剣さは理解しています)検査のたびに「股に何か入れない限り女性の健康は向上できないの!?」とやりきれない気分になる。もっと体にも精神的にも負担にならない診察方法が開発されればいいのに・・・。

ただ、自分でもびっくりしたけど最初の4回は「あの椅子」での診察後、いつもぐったりしていたのに5回目以降は「慣れ」てきた。人間ってすごいな。

精神的につらいことその3:親に「いい報告できなくてごめん」って思いが常にあること。
どこかで親の期待に応えたい、という子どもの心があるのかな。今でも親が望んでいるであろう孫の存在を産み出せない自分に落ち込む。親も年を取っていくから、なるべく早いうちに、と思うとまた焦ってつらい。親は決して「孫が欲しい」とプレッシャーを与えてくるような人たちではないんだけど、やっぱり親戚で子どもが生まれたりすると嬉しそうにするからね。「やっぱ孫の顔はやく見たいよね・・・」と思っちゃう。

はぁ・・・色々悩むところはありますが、ひとまずできることと言えばオットと明るく仲良く暮らすことと、地道に通院すること。でしょうか。自分の体のことなのに、コントロールができなくて(できても怖いけど)今後の人生のことがよく分からない、出口が見えない感じがつらい。

今回はこのぐらいにしておきます。だらだらと書き連ねた不妊治療に関する精神的につらいこと3点。他にもある。他にも今後出てくると思う。でもとりあえず今、感じていることを残しておきたくて。この3点のことは本当に大きな波のようで、この波に私は突如飲み込まれてしまいました。20代のときの自分はこんなつらさが自分の人生の中で待ってるなんて思ってなかった。この波からいつ抜けられるんだろうか・・・。

より寒くなってきて気持ちも落ち込みがちですが、体を少しでもあったかくして皆様も過ごしてください。ホットミルクからココアを作って飲むと最高です。

最後になってしまい申し訳ありませんが、この#1のnoteと「#0. はじめまして」を読んでくださった皆様、ありがとうございます。もう少しnoteの使い方に慣れたら皆様のnoteもたくさん見に行きたいと思います。よろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?