「入籍しました」表現は要注意!
「入籍しました」という表現。
当たり前に使っているし、ニュースやメディアでもよく見る。
でもこれ一般的には戸籍の形態と関係なく使われているのが現状。
実際、初婚同士であれば双方がそれぞれ親の戸籍から抜けて新しい戸籍が作られるため、どちらかがもう一方の戸籍に「入籍」する訳ではない。
入籍は家父長制の名残であり、女性が「男性の家に入る」という意味もある。「婚姻届を出した」などフラットな表現に。
「嫁に出す」「主人」なども言葉を変えたい。
私のバックボーンを知っている人は、
「なんでスキンケアブランドでなくデリケートゾーンケア(フェムケア)というニッチなカテゴリーで起業したのか?」聞かれたことがある。
これまで化粧品業界で10年以上働いていた経験があり、
スキンケアもメイクアップもボディケアもさまざまな商品企画に関わってきている。そんな中であえてまだ市場が発展途上のフェムテック・フェムケア
市場にチャレンジしたのは不思議に見えるようだ。
ずっと「Beautyでジェンダーギャップやバイアスをなくしたい!」が
起業の原動力となっていてデリケートゾーンケア(フェムケア)はそれを叶えることができる分野だと思ったから。
女性特有の月経、更年期障害での不調を解決したり、個々のヘルスリテラシーを上げることができ、健康を損なうことでキャリアを諦める女性を減らせることができる。
キャリアを積んで、企業組織や政治などの意思決定の場に女性が増えれば
多角的な視点が入ることでジェンダーギャップやバイアスが減るのではないかと考えている。
小さい頃から女性であることでのモヤモヤ(虎に翼でいう「はて?」かも)を感じてきて、ずっとそこに対して何かしたいと思っていた。
「ジェンダーギャップ」や「ジェンダーバイアス」は意識が高い人たちだけのことでなく、身近にまだまだはびこっている。