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編集会議・第二回原稿チェック編!!【A面】

 あけおめ。

 圧倒的あけおめ祭り!!

 と、かなりイミフな書き出しでお届け。2022年、こんな始まり方でよいのか(汗)

 ところでみなさん年末年始はいかがでしたか?
 親戚回って集金して歩くお子様たちも、集金される側の方々も、健やかにお屠蘇お節お餅の三連コンボを決めた事と拝察いたします。

 私硫化鉄もですね、年末年始はすっかり気を抜いて、大晦日から三が日まで、全くなんにもしていない日々を過ごしました。

 と は 言 え

実はですね、昨年末の12月30日に! 行われたんですよ!

そう! 

「編集会議・第二回原稿チェック」!!


 前回12月19日に行われた第一回の続きで、今回も二時間半オーバーの熱い会議となりました。

 しかも今回はなんと! 会議内容を録音記録して頂いておりまして、前回以上に詳細に報告する事が可能になっております!
 まぁ本来は僕自身が原稿を修正する際に、会議内容を詳細に確認するための記録なんですけどね。

 そんなわけで会議内容を忘れる心配がなくなった硫化鉄は年末年始、十二分に気を抜きまくっておりまし

 そもそもね、硫化鉄は文章を書いたりアイデアを出す時はね、めっちゃ考えたりインプットしたりした後に「寝かせる時間」を取るんですよ。
 一旦懸案を無意識の領域に沈める事で、再び向き合った時に新しい発見を得ることが出来るわけです。

 そんなわけで会議内容を無意識レベルまで落とし込んだ上、音声記録もゲットして準備万端な硫化鉄は、大晦日には「仮面ライダーアマゾンズ」シーズン1、2(それぞれ13話ずつ),完結編劇場版を一気見した上、シーズン1,2のダイジェスト劇場版までを一気見して、年明け三が日は「スーパーロボット大戦」三昧の日々を送っておりました。

 1月3日には昼過ぎに、定例の「名作を見る会」をやりまして、それ以外はスーパーロボット大戦だったわけですが、日も暮れたあたりで「そろそろぐうたらしすぎたかな」と、この原稿に取り掛かったわけです。あけましておめでとうございます。

 と、前置きがやたら長くなりましたが、まぁ新年のご挨拶という事でご容赦頂きまして、満を持して本題に入ろうかと思います。

 そう、12月30日に行われた編集会議のご報告、
 「編集会議・第二回原稿チェック編!!【A面】」です!

 まず最初に軽い雑談。
 某アニメと某特撮の「首がもげるシーン」の話や「目玉をえぐられるシーン」で盛り上がるという謎展開からのスタート(笑)
 毎週「次どうなるんだろう」と考察しまくって、毎週軽くその上を行かれるという神作品、そしてそういう脚本を書く脚本家はすごい、見ていると勉強になる、的な話を熱く語ってしまいました。

 そしてNHK大河の話から、歴史の授業で習わない日本の偉人の話とかに移りつつ……、いよいよ本題。

 今回は、前回途中になっていた二作品目の検討から。

 まずご指摘いただいたのが、僕が一時期脚本を書いていたところから来るクセ的なもの。
 脚本だと、細かい部分で演出家に任せる部分があるわけですが、小説だとそのままでは情報量が少なくなりすぎる場合があって、僕の作品にはそれが散見されるとのこと。なるほどこれは盲点でした。
 具体的に該当する箇所も含めてご指摘頂いて、本当にありがたい。

 自分では気付けないところに気付かせてもらえるのが「編集会議」の醍醐味であるわけですが、これは自分の経験から来る「脳内常識」を打破する上で「なくてはならないレベル」の有効性を発揮します。

 会社勤めをしていると当たり前に思っている内容も、業界が違えばまた変わってきますし、そもそも会社勤めをしていない読者も多いわけです。
 もちろん細部まで厳密に作り上げて全て描写する必要は必ずしもありませんが、読者が置いてけぼりにならないくらいの説明はしなければならないですよね。

 僕の中に明確な設定はあるので、会議内で「こういう風に変えてみたら」とか「こういう説明を入れてみたら伝わりそうですか」みたいに提案して詰めていく作業もしていきました。これも「編集会議」ならではの利点ですね。

 また、主人公一人称の小説において、主人公以外の動きや心理変化など、うまく明確化しなきゃならない課題も見えてきました。

 ちょっとみなさん。web小説版との違い、かなり期待してもらってよいと思いますよ!

そして三作品目。

 問題は「テーマ」と「世界観」の提示。
 具体的には、最初の段階で「フリ」を入れておかないと、読者が迷子になってしまう危険があるということ。

 演出上、重大情報が突然出てくるのは必然なんですが、それにしても少し物語の舞台がわからなすぎる、というわけです。

 この作品についてはこれが最大の問題点で、作品の構成自体に関わる事もあって、最も討議が重ねられた部分です。
 その議論の中で、自分の中にむくむくと「じゃあこうしてみようかな」みたいなアイデアが膨らんできました。
 めちゃめちゃ大変な作業になるのは間違いないんですが、楽しみでしょうがないです。

 もう一つの問題点は、登場人物の区別が読者にとって混乱を生む状態になっていること。ここは僕自身の大きな問題点である「ビジュアルイメージを作るのが苦手」というのが大きく影響してしまってます。

 ここね、なんとか登場人物の見た目を描写する事で、読者が整理して読めるように修正しないとですね。

 そしてもう一つ大事な部分。特にラストの部分が難しいんですが、モノローグの扱いについての整理。読者に混乱が生じないように、もう一度全体を見直してみよう。

 この作品についてはかなり時間を取って話し合いました。
 さらに力の籠りきった作品になる事、間違いなしです!

 そして最後、四作目。

 この作品は、当初から「完成度が高い」「基本的にやる事がない」とおっしゃって頂いていましたので、打ち合わせとしては「誤読の可能性をチェックする事」を含めた微調整になりました。
 それでも、自分的には色々と修正点を見出せたので、きっちり手を入れていきますよ!

 と、二回にわたって、それでも駆け足気味に報告してきました。これだけでも随分濃い内容だったと思うんですが、これもうね、完全に上澄み部分だけをさらったような感じ。さらに詳細な内容は、【B面】の方で報告したいと思います。

 録音記録がありますからね、かなり詳細に書けるわけです。ちょっと【B面】の更新までには時間がかかっちゃうかも。ごめんなさい。

 というわけで、今後の流れとしては、

①僕が全作品をきっちりと修正する。
②ゆきさんに送ってチェックしていただく。
③最終チェック会議。
④なんやかんや。
⑤発売!

 って感じじゃないかと思っています。

 むむ、一項目あたり平均1か月以内で終わらせないと上半期の発売に間に合わん!

 早速原稿修正に取り掛かります!(その前に【B面】!)

 それじゃああっしはこの辺で!(ドロン)

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