都合のいい女になる暇なんてなかった。
きっと彼にとっていま私は自分のことが好きな都合のいい女なんだろうと思う。自分のことを好きな人がいるという安心感は計り知れないだろう。
実をいうと、ここに失恋の文章を書いて自分の気持ちを言葉で表しているうちにどんどん心の整理ができてきている。もしあんなに未練たらたらだった私が音信不通になったらどんな気持ちになるんだろうと今思っている。
都合のいい女になるにはもったいない私なので、心の整理がつくまでは彼と一緒にいたいと思ったが向き合ってみて、振られた過去はしょせん過去だと自分の中で踏ん切りがつき今は、やるべきことと向き合い行動している。
私は都合のいい女になる暇なんてないのだ。