イタリア留学体験記 Vol.2 フェラーラという街。
Ciao! イタリア留学を開始して約2ヶ月のさやかです。
今日は、私が1年間の留学生活を過ごす街、フェラーラを紹介したいと思います。
フェラーラってどこにある?
フェラーラと言われても馴染みのある人はあまり多くないのではないでしょうか。
早速、Google先生に聞いてみましょう。
ここです!イタリアの北東に位置しています。日本からフェラーラへのアクセスは、ボローニャ空港からバスか鉄道に乗り換えるのがよいでしょう。
なんと言っても、イタリアの有名な都市へのアクセスが抜群!ボローニャとヴェネチアへは鉄道やバスを使って1時間ほどで行くことができますよ。私もこの2ヶ月ですでにヴェネチア、ミラノ、フィレンツェ、ピサなどを訪れました。それらの旅についてはまた別の記事で書きたいと思います。
フェラーラの基本情報
フェラーラは、イタリアに20ある州のうちエミリア=ロマーニャ州にある都市で、コムーネ(基礎自治体。日本でいう市町村に似ています。)と呼ばれ、フェラーラ県の県都です。イタリアの行政区分はちょっと難しいですね。
人口...約13万2千人(2017年時点)。そのうち1割ほどが移住者で、東欧や北アフリカからの移住者が特に多いようです。年齢の分布としては、日本の田舎のように少子高齢化が顕著に見られます。寮に一緒に住んでいるイタリア人に聞いたところ、フェラーラは定年退職した高齢者が多い、お年寄りの街なんだよ〜とのこと。
(統計はUrbiStatを参照。)
気候…イタリア最大の川、ポー川の南岸の気候として、高い湿度、厳しい冬と暖かい夏、春と秋の大雨が特徴です。夏は蚊がめちゃくちゃ多いので注意。11月初旬の今はすでに朝夕は指先が冷えるほど気温が下がってきています。秋から冬へ移り変わる今は霧が発生しやすく、朝日除けを上げると幻想的な風景が広がります。(写真は寮を出てすぐの風景)
歴史…13〜16世紀の約400年にわたってイタリアの有力貴族エステ家が治め、14世紀ごろに整備された都市。ルネサンス期には文化活動の中心地のひとつとして栄えました。歴史については現在進行形で勉強中なので、また改めて紹介したいなと思います。
世界遺産、フェラーラ
前述の通り、フェラーラは歴史的にも重要な都市であり、現在も初期ルネサンス様式の建造物が数多く残されています。また、1995年には、「フェラーラ:ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。下の写真はエステンセ城と呼ばれる14世紀後半に建てられたお城です(私のお城のイメージとは少し違いましたが…)。
出身が京都ということもあり、幼い頃から文化遺産を身近に感じてきましたが、フェラーラは街全体が世界遺産。旧市街を大きく囲む石造りの塀をくぐり大学へ通う毎日。何気なく通る道からも長い歴史とその中で育まれた文化が感じられます。
街の様子
フェラーラはまたの名を「自転車の街」と言われるだけあって、私の日々の生活は自転車によって支えられています。私の暮らす寮を中心に、自転車で20分の移動圏内に大きなショッピングモール、大学のキャンパス、駅や中心街があり、なんとも便利。
エステンセ城の近くにはよく露店や催しが開かれる大きな広場があります。そこで昨日から何やら大がかりな準備がされている…。これはもしや!クリスマスマーケットの準備なのでは!!規模はあまり大きくないけれど、とても綺麗なのだそう。今からワクワクです。
中心街に通じる道も、そこかしこでイルミネーションの準備をしている様子が見られます。
1つの記事だけでは紹介しきれないほど魅力たっぷりの街、フェラーラ。ぜひ日本の皆さんにも知ってもらいたいです。その一助になれたらなと思っています。
稚拙な文章ながら読んでいただきありがとうございます。
明日は、私が暮らす寮について紹介したいと思います!
Ciao! Buonanotte!
(後日追記)
大事なことを書き忘れていました。気になる治安なのですが、めちゃくちゃ良いです。家族や知人から脅され、スリなどの軽犯罪には細心の注意を払って過ごしていますが、今のところ怖かった出来事や窃盗にはあっていません。ただ、生活の必需品である自転車はとても盗まれやすいとのこと。特に新しい自転車は危険なのだそう。(日本とは逆で驚きました。)ですので、ボロボロの自転車を乗りまわしています。
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