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死と再生の東北自転車旅①

布団はいい。文化の極みです。と、言うわけで青森のラブホテルから自転車旅スタート◞(・▿・)◟いえーーい

と、言っても南下する事しか考えていません。最低中尊寺まで、いければ仙台、いければ家(茨城)くらいの感じです。

と、本当にほとんど何も考えてなかった。思うに旅というのは計画してる時が楽しいのではないだろうか。そこの情緒もなくじゃあ南に行くか~ってのはどうなんだ。良くないと思う。計画も含めて旅行だし、おうちに帰るまでが遠足でしょ。八戸側(右下)に行くか、秋田側(下)に行くかで悩む。

うーん、山を登らなくてすみそうなほうが秋田側なのでそれでいっか。秋田経由かな。じゃあ、三内丸山遺跡見てから行くか~ということで決定。


青森はなんだか北海道と町の作りが似ているなぁと感じる。空気的なものもそうだし、やっぱり雪が降るのを想定している街づくりだとこんなかんじになるのかな。北陸は全体的におだやかで暗い感じあったけど北陸の暗さと海沿いの明るさみたいなものを混ぜたみたいな空気感。


のっけ丼的な店で食べた。青森魚菜センター。

東北は町も綺麗だし、綺麗な人とかイケメンが多い気がするな? 気のせいかな? でも関西とかいくと関西の顔やな~とか思うから、やっぱちょっとずつ気配違うよね。自転車であちこちいってて、沖縄が一番普段とのギャップを感じたので印象に残っている。それぞれ微妙に違うけどやっぱり日本なのでびっくりするほどの差ではないよね、次は海外行こうかな。


青森観光物産館アスパム

このアスパムってところめっちゃ混んでた。車は満車です~みたいなかんじ。茨城県のイオンが混むのと同じような理由だと感じる。ねぶたちょっと見たいな~


海はいい。
僕は海が好きなのかもしれない。

飛び込んで死にま~すみたいな写真になった




ねぶたをチラ見したあと、青森県三内丸山遺跡に

新青森駅からすぐそこ!

いつも社会で教えてる「三内丸山遺跡(青森県)」です。遺跡だけども駅チカです。縄文時代の遺跡ね。

僕はそんなにいうほど遺跡とかは興味ない、ふーんくらいなもん。だから本当に熱量がある人が羨ましい。本物っていうのかな。本物の人が羨ましい。

僕の前で土偶見てる人が、

「この時代に海を越えようとして、いったい何人の人が死んだんだろう」

って言っててとってもショックを受けた。こういう人が本物の人なんだと愕然とする。僕には無い感覚だ。僕も何かの本物でありたい。



こんな感じで開けたところにいろいろ遺跡がおいてあって、竪穴住居は入ったりできます。入ったら土の匂いがすごいです。



かわいい

一回りして次の目的地を考える。

海鮮丼食べたからお腹いっぱいだし、アップルパイは食べようと思うんだけど、東北は町から町までの距離が結構って、次の町までいくとそこそこ時間がかかる。35kmくらいはある。

速い人なら1時間とかなんだろうけど、もう2時とか3時だから、アップルパイのお店はついたころには閉まってそう。うーん。アップルパイはいっか、だいたいどこで食っても同じ味でしょ。ダッシュでいって田んぼアートだけでも見るか!と思い、田舎館村ってところへ向かうことに決定。

田舎館村って。名前攻めてんなこの村。

でも、勇次郎「持ち味をイカせッッ」って言ってたからいいと思う。
個性と強みで勝負しないとね。


5時閉館みたいだから間に合うっしょ。



透き通るような青い空、夏だなと思う
半面、どこも日本だなぁって思う。



ちょくちょく青森感出してくる。


昨日よりは体調が回復しているのでこげると言えばこげるが、文明が無いところでは寝たくないから進むしかない(野宿すればいいのかもしれないが)



誰かが忘れた草と光の柱



チャリ乗りが好きそうなアスファルト
(ちなみに道間違えた)

いやー、いい天気。しかも青森走りやすい。景色も綺麗。何か空気の透明度が違う気がする。札幌に住んでた時にも思ってたんですが、何か空気が綺麗な気がする。気のせいかもしんない。でも女の人で綺麗な女性とかに透明感がすごいとかいうじゃないですか。それです(どれ?)




4:30になってた。あぶね~、田んぼアート間に合った~。

店「もう終わりです~」

俺「え……もう無理ですか?」

店「はい~、すみません~」

google5:00までってなってたから頑張ってこいだのに、実は4:30までだったらしい。どうしよ、角度が無いと見えないよね、ドラゴンボールくらいジャンプするしかないか。


うーん、諦めて横にある道の駅でヤケ食いすることに。


これ美味しかった。リンゴのスナック🍎

さて……

どうしたもんかな。特に方向性が無い事と、町と町が遠い事が迷いを生む。しかも台風接近してるみたいでとっても困る。台風の中こぎたくないし、(死にたくないし)かといってこがないと進むことが出来ない。


とにかく、ホテルまでの距離感とかも考えて取らないといけない。ホテルなんかとっとけよ、と、思うかもしれないんですが、とっとくととっとくでそこまでチャリこが無ければ、と、いう義務が生じるでしょ。そうすると嫌な気持ちになるんです。今「と」ってめっちゃ言った。


うーん……50kmあるけどそのへんまでいくかな。そのへんとは秋田県の右上あたりです。




さてなんて読むでしょうか🐊


鰐の湯ってところで足ちぎれそうだったから一服。日も沈んでます。いやー、なかなかのしんどさ。昨日よりましではあるがさすがに足もげそう。ちょっと昨日の日焼け対策をしなかったのも問題で足も真っ赤。


あ、大鰐町だから鰐の湯なのか。


十和田湖も気にはなったんだけども、標高高そうだし今回はスルー。鹿角のところを右下に抜けていくゾーンが、比較的標高が低く、かつ岩手県に抜けられるルートだったので(100km)そこを射程圏内に収めるために秋田県の大館ってところで泊まることにする。

赤い矢印のところはやっぱり県境というかんじで、何もない。県境こえるときにいつも思うけど何もなくなり、文明の終わりを感じる。特に東北は町と町の距離が広く、町森森山森森山山町 ってかんじ。

見えないけど23度。夏なのに。

特に夜は孤独を感じるし、やっぱり車社会だからだろうか、運転が荒い。道が広いのもある&チャリンコこいでるやつなどおらんってことで、めっちゃみんな飛ばしてる。


やっと文明がある街まで来られた……

旅の時は土地の物を食べよう!という気持ちもうせてかっぱ寿司でエンド。

温泉付きのホテルもとったし温泉入るぞ~◞(・▿・)◟と思ったら時間遅くて温泉おわってた。おのれ~


朝、海鮮丼のんびり食べてだらけて、三内丸山遺跡もみてたから疲労の割には長くない88km。明日は台風が直撃する手前の雨の予報。直撃だけ避けて岩手県に向かえばいいっか~、なんとかなるっしょ~。朝モスバーガー食べよ~と、楽観視しているのが


終わりの始まりだった。



つづく

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