霞ヶ浦に帰りたい 京都から茨城 自転車旅 4日目
チサンイン名古屋に宿泊。ちょっと古くて臭い。
昨日、9時間、120km走ってみて思うことだがおしりがいたい。穴が痛いではなく、ほほ肉が痛い。おしりのほほ肉というのはいささか表現に疑問が残るが……あと、手も痛い。購入したマウンテンバイクはロードやクロスほどではないが、やや前傾姿勢になるため、手に負荷がかかっている感じは否めない。ただ、これはおしりにかかる力を逃がしている、と言う考え方らしく、ドロップハンドルのロードとかはそれがもっと顕著だ。
ドロップハンドルは乗ったことがあるけれど、どうも好きになれない、なんかずっと必死、ずっとしんどい、みたいな感じがする。なんかだらだらこぎたい。このあたりが自転車野郎になり切れないところか、と思う。
名古屋って感じの道である。道は広く、自転車もさほど困らない。なんでも、どうせ大きな町になるんだから、最初っから道広くつくっとこ、的な発想だったらしく、なかなか豪快である。
土地のものを食べよう、と言う気持ちはあって、味噌カツなら矢場とんと言う店が美味しいよ、と聞いていた。朝割と早い(僕にとっては)スタートで、お店があいておらず、さっさとスタートしてしまうと、愛知を抜けてしまう、というジレンマに陥りつつ、折衷案として30kmくらい先の豊田市の矢場とんを目指すことにする。
結論を言えば失敗だったかも、やや高低差の多いところで結果しんどさが増してしまった。
こういう無駄なのぼり!(そのあとすぐ下る)
のぼったあとすぐ下る坂はなんか哲学的な気持ちになるからやめてほしいところである。次は走るなら平地ばかりのところを走りたい。
もしくはこういうやつ。ずっと下りみたいな。
まぁまぁ美味しかった。あんまり赤い味噌が好きじゃない? のでストラーイク!って感じではなかったけど、右上の大根美味しかった。
後日談なのだが、矢場とんは都内にもあるようで、帰り道の東京でお店を見つけた時はええええっとなった。知りたくなかった。知らなくてもいい事はこの世の中にはすごく多い。
昨日の晴れと今日の晴れで、日焼けもまずいことになった。
初日はまぁ大丈夫だろうとたかをくくっていたせいでものすごい赤みである。今日は日焼け止めを塗った。
景色は綺麗だ。
ただ、国道一号はおもしろくない。交通量も多く、茨城の歩道を走っているのとそんなに気持ちが変わらない。自転車禁止のところもいくつかあり、どっちか分からんみたいなところもあった。
ちょくちょくコンビニによる。
休憩もかねているが、僕は頭痛もちで、気圧、カフェイン切れ、寝すぎ、熱中症、などなどありとあらゆる条件で頭痛になる。熱中症で頭痛になるのは分かっていたので、意識的に水分、塩分、糖分をとっていく。頭痛って意味がわからない、体的には休めって事なんだろうけど、休んだら休んだで別に頭痛が治るわけでもないし……
電車上手に撮れました。どこに行く電車だろうと思っていたら、岐阜のようですね。岐阜はかすめただけなので、ちょっと申し訳ない気持ち。
昨日の120kmはややきいていてしんどいはしんどいが、まぁ走れる。遅いスピードであればまぁ前には進むわけだ。僕はやや気持ちで動くタイプなので、そこはなんとかなった。オグリキャップとかと同じだと思ってくれればうれしい。
余談だが、気力で走る馬の子は走らない、と言うえらい人のセリフがあったが、僕もそう思う。僕は、逆に気性の影響で結果が甘かった馬の子は走る、と思っている(ステイゴールドとか)
話を戻そう。
黙々と走って豊橋を抜け、浜名湖へ到着。予定よりは遅くなってしまった。
山本亭っていう店だった。
閉店間際だったが丁寧に対応してもらえた、4000円弱くらいだったかな。うなぎで言えばもっと高いのもあると思うんだけれど、味がまったくわからない僕が食べても、明らかに美味しいと思えるもので、旅の中では1番良い食事となった。普段食べているスーパーのうなぎがゴムで、今日食べたのはマシュマロみたいな食感だった。
115kmを9時間。
やっぱり時速は12kmくらいでママチャリくらいでしょうか、まぁ道中休憩はたくさんしているので、もうちょっとは速いんだろうけど……
つづく