「口演童話」は時代おくれじゃない??

「音声メディア」の足音が高まってきているようです。
たとえば、stand.fm(スタンド・エフエム)は、音声版のSNSのようでありながら、フォロワー数が第三者には表示されず、じっくりと音声素材も向き合えるような気がしています。

こういったアプリなどがじわじわと力を持ち始めているのは、「ながら聴き」の需要がやはり一定数あるからだと感じます。
自動運転の時代が来たら、運転中はスマホ画面をずっと見ることになるのかわかりませんが、なにか手作業をしながら、聴けるコンテンツはやっぱり嬉しいですね。

とくに、機械ではなかなか代替できない手作業・手しごとをされている方にも、公共のラジオとはまた違った角度から届くような音声メディアがあったらおもしろいです。

子どもをめぐる歴史として、大正時代ころは、壇上で童話を読み聞かせて(絵本ではなく)、それを大勢の児童が聴く――というような「口演童話」というやり方があったと聞いたことがありました。
YouTubeなどの登場で、そうした形式はすっかり過去のものになったと私は思っていましたが、こうした音声メディアが主流になってきたら流れが変わるかもしれませんね。

私も童話創作を志す者の端くれとして、今までの諸先輩方の児童文学への蓄積を受け継ぎながら、音声での発信もしてゆこうと決心した晩秋です。

stand.fmというアプリから、私もためしに音声配信をしてみました。
他の配信者の方の番組を聴いてみると、いわゆるラジオパーソナリティーのような滑舌の良さなどがなくても、おもわず耳を傾けたくなる声をお持ちの方も多いです。

(今回は本やデータを詳しく引用するのが難しかったので、ふわっとした文章になってしまいましたが、のちのち詳しく記したいとおもいます)

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