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SpotifyとTwitterの連携を模索してみた

 Spotifyは、楽曲をシェアすることが可能です。

通常は、アプリからシェアを選択、Twitterなどを選んでポンとクリックすれば連携したTwitterアカウントのツイートとして、楽曲へのリンクをシェアできます。


Spotifyのシェアが改悪されて…

6月頃まではTwitterのTL上でプレイヤーが表示されていて、クリックすると30秒程度試聴することができましたが、最近はSpotifyのWEBプレイヤーに移動させられるため、Spotifyユーザーならログインを、非会員なら無料アカウント作成を強いられて、手続きを終えるまでシェアした楽曲を聴くことができません。

これってそこまでして聴きたいと思いますか?
私は嫌です。WEBプレイヤーが表示された時点で諦めます。

そして、TLに流したTwitterアカウントに対してあまり良い印象は持ちません。多くのシェアを繰り返すならミュートされるか、フォローを外されるのが関の山でしょう。そこまでいかなくても、最近のホーム画面では重要度で表示のされやすさが変化しますから、見てもらえない可能性が高くなって存在してないことになってしまいます。

これって、フォロワーに良い楽曲を紹介したい好意も、ファンがアーティストを応援したい気持ちも、アーティストや楽曲を拡散で認知してもらうためにもマイナスが大きすぎる。

どうしてSpotifyはこんな変更をそーっとしたんでしょうねぇ。Apple Musicなどライバルとの競争が激化して会員確保にやっきになっているんでしょうか。あまり効果的な方法とは思えませんが。


試聴できるプレイヤーはどこに?

 ブログや独自WEBサイトに楽曲のリンクを埋め込むと、ログイン前と非会員でも30秒試聴できるプレイヤーは表示されます。

それなら、Twitterにシェアする情報をブログの投稿にしてしまえば良いのでは?

簡単に利用できるブログシステムに Tumblr があります。見た目もテーマを変更することでオシャレにもできますし、日本ではあまり普及していませんが、欧米では長年の実績があります。SpotifyでもPCアプリにはTumblrシェアのメニューが用意されています。モバイルアプリでも「シェア」→「その他」→「Tumblrへ投稿」でシェアできます。※Androidアプリの場合

さらに、Tumblrへ投稿をアップする際に、連携させていればTwitterアカウントに Tumblr の記事をシェアするツイートを作成し投稿できます。TwitterのTLで目立つカード形式のシェア表示で目立ちますし、Twitterへツイートするのとあまり手間は変わりません。

これってとても楽ですよね?

TwitterのTL上ではこんな感じに表示されます。

FireShot Capture 120 - フェリオス-Seeley Lance Wick Sweetsさん (@FeriosLance) _ Twitter - twitter.com

大型のカード表示でモバイルアプリでも目立ちます。
カードをクリックするとTumblrへ移動します。

実はここがやっかいでした。


TwitterからTumblrへ連携で問題が山積

 メインはモバイルユーザーなので、モバイルのTwitterアプリからの動作で気になる点がありました。

Twitterのモバイルアプリ内でTumblrのページを開こうとすると、Tumblrのテーマ設定で「Tumblrのデフォルトのモバイルテーマを使用しない」の設定にしていても、デフォルトのモバイルテーマで表示されちゃう。

そして、ここが重要。
「Tumblrのデフォルトのモバイルテーマ内では、Spotifyのプレイヤーは最小化した状態でしか表示されない or まったく表示されない」

楽曲のみシェアした場合は特に問題にはなりません。しかし、複数の曲をセレクトしたプレイリストをシェアして埋め込んだ場合にはちょっと問題。

テーマによりますが、例えば以下のようなテーマ内にSpotifyを埋め込んだ表示は以下になります。

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プレイリストに収録されている楽曲リストがプレイヤーの下に表示されています。それぞれをクリックすると再生されます。

これが、デフォルトのモバイルテーマでは以下のように表示されます。

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上記のモバイルテーマによる表示でプレイヤーが最小化してても表示されるためには、PCでSpotifyからTumblrにシェアした場合に限られていて、モバイルアプリからTumblrへシェアをして作成した投稿の場合には、まったく表示されなくなっています。


原因はTumblrの設定…

 散々、悩んで設定を確認したり、テーマを変更したり、テーマ内のコードを変更したり…と、あれこれやってもダメ。どうしてこうなるのか検証すると、TwitterモバイルアプリからTumblrのリンクカードをクリックした場合にアプリ内ブラウザでも外部ブラウザでも動作が同じ、モバイルテーマになる。こりゃあ、Twitterアプリが原因じゃないな…と。

ふと、TumblrのページURLを見てみると、TumblrのURLの最後尾に「/amp」と付与されているのに気づきました。

まぁ、詳しい話は端折りますが、/ampと付いているURLのみデフォルトのモバイルテーマが適用されることがわかりました。Twitterモバイルアプリ側でURLを操作することはできませんので、諦めようと思ったら…

Tumblrのテーマの編集から、詳細設定に移動すると「Goggle AMPを使用する」というチェック項目があります。ここをONにしているとデフォルトのモバイルテーマが強制的に使用され、OFFにすると使用しているテーマが使用されます。※もちろん、詳細設定で「デフォルトでモバイルテーマを使用する」がOFFになっている場合です。ONになっていたらAMP関係なしにデフォルトのモバイルテーマになっちゃいます。

…どんだけ悩んだんだか


Tumblrの投稿を作る時には…

 PCのアプリから「シェア」→「Tumblr」で作成するのは簡単ですが、WEBプレイヤー上から投稿を作成することもできます。

WEBプレイヤー内でプレイリストや楽曲のリンクをコピーし、Tumblrの投稿作成画面内で「音声」を選択し、URLをペーストするエリアにコピーしたURLを貼り付けます。自動的にプレイヤーが表示されます。

Tumblrの投稿タイプで「リンク」を選択してコピーしたURLを貼り付けると、Spotifyへ移動するサムネイル画像とリンクの投稿になりますので、SNSでシェアすることを目的に作成するなら「音声」にします。

ちなみに、「音声」タイプで作成しているのに、できあがった投稿のタイプはVideoになります。この辺はTumblrの内部的なご都合なんでしょうね。「動画」タイプに貼り付けられるURLはYouTubeに限定されているようですから。

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