昔の彼にひと目だけ会いたい

今回は学生時代に交際していた彼氏とどうしても会いたい！と切望される45歳の奥様からのご相談。「昔の彼に会うのなら」というYumingの名曲がありますが、確かに昔のオトコに会いたがる女性って一定数いますよね。もちろん“別れ方”にも依るのでしょうが……
まずはご相談文から。

フェルさんこんにちは！
最近よく、昔交際していた彼を思い出すようになりました。
今どこに住んでいるのか？家庭をもっているのか？もしかしたら１人。。。？
などと考えるようになりました。
２歳年上の彼とは、私が大学２年のときにバイト先で知り合い、私の一目惚れで交際が始まりました。
卒業してからも交際が続き、結婚の約束もしていました。
でも別れる半年前あたりから、私のわがままで口げんかも多くなっていき、このまま結婚してもきっと離婚することになる、と彼に言われてしまい、私自身もそう思うようになり、結局別れることになりました。
本当に愛していたし、たくさん愛してくれた彼を大切にできなかった自分を責め続けました。その後、今の主人と知り合い、結婚しましたが、彼に対する気持ちは今でも変わりません。
娘が大学に入り、生活が落ち着いたせいなのか、毎日彼のことを思い出しています。
もう一度彼に会いたい、と強く思うようになりました。
過去の思い出は美しく見える、会わないほうがいい、と聞いたことがあります。
でもどうしてもこの気持ちを抑えられないのです。
彼に会いたい。未熟だった自分を謝罪し、今の私を見てほしい。
もちろん主人のことは大切に思いますし、家庭を壊す気もありません。でもひと目だけでも会いたいのです。顔だけでも見たい。
私はどうしたら良いのでしょうか？会わないほうが良いですか？フェルさんのアドバイスをお願いします。
45歳　女性　主婦　Jinjer

切なる女心を滔々と語って下さいました。溢れる感情を制御し切れないことが、文面からもヒシヒシと伝わって参ります。冒頭でも書きましたが、Yumingの歌に、「昔の彼に会うのなら」という名曲が有ります（82年発売のアルバム「Pearl Pierce」に収録されていたのですから、今から40年以上も前の曲ということになりますね。ギャー！）
この歌では結局「本当は会いに行かないわ」と逢瀬を断念する訳ですが、その理由を「二人はきっと変わったわ」としています。
確かに多くの人が「過去の思い出は美しく見える、会わないほうがいい」と言います。
過去の思い出は、往々にして美化されます。現実よりも数倍美しく膨れ上がり、かけがいのない宝石のように見えてしまう事が多い。今のお気持ちが本当に彼に対する愛情であるのか、それとも単なる追憶の念であるのかは、冷静に見つめ直す必要がありましょう。

一方で私は「彼の顔を見に行くこと」を真っ向から否定するものではありません。