母親に国際結婚を反対されています
今回は国際結婚するべきかどうかお悩みのニュージーランド在住28歳のお嬢さんからのご相談。ニュージーランド、良い所ですよね。私もオーストラリアに住んでいる頃に何度かスキーで訪れました。あ、トライアスロンでも行ったな。自然が豊かで食事が美味しくて、何よりも多様性を認める文化が良い。そんな素敵な場所で出会ったイケメン(かどうかは分かりませんが......)彼氏くん。コロッと恋に落ちたご相談者タウリエル嬢(また気の強そうなお名前ですこと)。交際も早3年。このまま目出度くゴールイン......
と思いきや、そうは問屋がおろさない。世の中なかなか思い通りには行かないもの。眼前には国際結婚は絶対に許さんと立ちはだかる母の壁。うーむ。これは難しい。まずはご相談分から。
国際結婚に大反対のお母様。親の意見はもちろん最大限に尊重すべきですが、何より大切なのはご自身の幸福です。自分にとって何が大切なのか。何が自分の幸福か。それを実現する為にはどうすれば良いか。そしてその思いをいかに正確にお母様に伝えご理解頂くか。この辺りを明らかにしていけば、解決の道筋が見えてくると思います。
お母様はなぜ国際結婚を忌み嫌うのでしょう。
その理由を考えてみましょう。
1:文化の違い:何しろガイジンさんですからね。何を考えているか分からない。
2:言語の違い:何を言っているかワケが分からない。これは厳しいです。
3:社会的圧力:ご両親が地方在住だとこれを気にするかも知れません。「◯◯さんとこの娘、ガイジンと結婚したらしいわよ。嫌ぁねぇ......」というヤツです。
4:地理的条件:娘が外国に嫁いでしまうと、孫の顔も見られない。これは不満です。
5:血縁問題:いまどきそんな、と思われましょうが、親御さんの世代は、まだまだmixedの子が生まれるのを嫌がる方が多いと思います。
6:将来の不安:もし離婚したらどうなるのか。子供は?住居は?それに自分たちの介護は誰がしてくれるの?
うーむ、こうして見ると課題山積みですね。この年からご両親に英語を勉強しろ、というのも酷ですし、毎日孫の顔が見たいならニュージーランドに移住しろ、というのも無理な話です。要するに全ての要素をキッチリ潰して行くことなど不可能ということです。
ではどうすれば良いか。
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