Amazonプライムの不思議の国の数学者が面白い
・初老の数学者の言葉がいい
「正解を出すより答えを導く過程が大切だ」
「問題が解けない時いら立つ代わりに、『いやぁ難しい問題だな、明日また解いてみよう』と思える余裕。これが数学的勇気だ」
初老の数学者は視聴者(生徒)に訊ねる。
底辺×高さ÷2の三角形の問題を出して、
答えを聞いてくる。
公式を暗記した人は公式を使って、すぐに答えを出したがる。
しかし、そんな公式の問題は役に立たない。
なぜなら、過程をすっ飛ばして、答えを出すだけだから。
本当に理解するということとは、過程が正しくなくてはいけない。
現実社会では、問題自体が間違っていることもあるし、応用を使わないと解決できない問題ばかりである。
にもかかわらず、出題される確率の多い問題の解き方を暗記して
時間内に分かる問題を解くという受験のための授業だけが推奨される。
なので、それ以外の問題が出題されるとお手上げ状態になってしまう。
なぜなら、考えていないからである。
「正解を出すより答えを導く過程が大切だ」
どんなことを学ぶときでもこれが重要であると心に刻もう。
・「問題が解けない時いら立つ代わりに、『いやぁ難しい問題だな、明日また解いてみよう』と思える余裕。これが数学的勇気だ」
「頭のいい子はすぐに諦める。次に脱落するのは努力ばかりする奴」と語り、「じゃあ何です?」と聞くジウに「勇気」と即答。数学は頭の良さでも、努力でもなく“数学的勇気”が大事なんだ。
はい、おっしゃる通りです。
頭のいい子は分からないと思ったら、すぐに解答を見て理解する。
ただし、それだとその問題に似た問題は解けるが、少しでもひねった問題の場合、解けなくなってしまう。
努力するばかりする奴とは、独学で苦手なのに難しい参考書を読んで無理して理解しないまま、効率が良くない勉強をする人のこと。
と私は解釈しています。
プログラミングも同じで、同じコードを入力すれば、
動作は同じでも、どうしてこのコードを入力したのかが
理解できていなければ無意味である。
誰かがいじったり、改良した場合にどこで不具合が起きてエラーで動かないのか、エラーメッセージを見ても分からない。
これは、それだけ経験が足りていないということ。
だから、エラーを恐れないで、間違ってエラーを出す勇気が必要である。
それしか、コードエラーの対処方法を知るすべがない。
多くのエラーを解決し続けて、初めてプログラマーになることができるのである。
「エラーの問題が解けない時いら立つ代わりに、『いやぁ難しい問題だな、明日また解いてみよう』と思える余裕。これがプログラマーの勇気だ」
これができる人がプログラマーになれるのである。