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現実味を帯びてきたウクライナの二の舞

・ロシアとウクライナの戦争から見える未来

アメリカがトランプ大統領になることをきっかけに、ロシアとウクライナとの交渉が始まる可能性が高くなってきた。
おそらく、どちらも早く戦争を辞めたいのが実情だろう。
ただ、交渉はすべてロシアに有利な条件で飲むことになるだろう。
アメリカは一刻も早く戦争を一時的に終結させて、
経済を元の状態に戻そうと必死である。
物価やエネルギーの高騰はすべてロシアとウクライナの戦争に起因しているから。
ただ、ロシアにクリミアと占拠されている都市を渡すことになる。
結局、ウクライナはロシアとの関係は切れない。
むしろ、裏切りものとして冷遇されてしまうだろう。
ヨーロッパとの関係もあまり良くない。
小麦で競争相手のポーランドや他の国と競合するので
共通の敵がロシアだった時は、まだ良かった。
戦争が終われば、次は経済競争が始まる。
破壊されたインフラや家など、復旧には20年以上かかるのではないだろうか。

・次の舞台は台湾

中国が台湾を攻めた時、アメリカが出動するかというとしないだろう。
武器の供給はするが、中国本土を攻撃することはない。
つまり、台湾が戦場と化す。
中国の規模と台湾の規模では、ロシアとウクライナ以上に差がある。
中国本土を攻撃すると、第4次世界大戦がはじまる。
だから、台湾の防衛しかできない。
それを防衛するのは台湾国民。
アメリカ軍が防衛に手を貸すイメージが湧かない。
つまり、物量では歯が立たず、抵抗しても3年もかからずに経済が立ち行かなくなる。
そして、中国の有利な交渉が始まり、統一されることになる。

・最も必要なことは核武装

北朝鮮やイラン、パキスタンが、なぜ今も国として存在するのか。
それは、核武装しているからに他ならない。
北朝鮮の核武装は理にかなっていたのである。
日本と台湾も核武装すれば、他国は戦争をちらつかせることはできない。
なぜなら、お互いの被害は国の存亡すら危うくなるからである。
いままで、きれいごとで核を持たない。
核の傘に守られているから大丈夫。
そんな夢物語を見ていられる社会ではない。
大国が小国を攻めれば、どうやったって勝つことはできない。
現実に考えれば理解できることなのに、
現実に目を向けられる人はいない。
常任理事国という立場でありながら、
小国の核武装すら防げない、体たらくな集まりが
いったい何ができるというのか。
本当に防衛する気があるなら、
たとえ、極悪人のレッテルを張られてもいいから
核武装するしか方法はない。


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