見出し画像

ニンジャスレイヤーTRPG自作ボス/オリジナル・ニンジャズその2

はじめに

この記事は「ニンジャスレイヤーTRPG」において、自作のボスニンジャを登場させる際に使用できる、自作のデータとシナリオフックである(その1はこちら)
加えて、ニンジャスレイヤーTRPGの「ニンジャスレイヤーボスキャラコンテスト」の「基本ルールシナリオクリア後PC向けコンテスト」応募作品でもある。

ピーピング

「こちらピーピング、監視を継続している」///「そちらにターゲットの行動パターンを送る。一週間分だ」///「ここからは趣味として監視させてもらうぞ……」///「情報ではこのオンセンにドラゴン・ユカノが来るらしいが……」///  (((クソッ……!こんな時に限って湯気透過機能がエラーしやがった!)))  ///「さあそのバストを拝ませて……馬鹿な、浸かっているのはニンジャスレイヤー……!?」

初版

◆ピーピング(種別:ニンジャ)
カラテ     7   体力    7
ニューロン   6   精神力   6
ワザマエ    7   脚力    4
ジツ      5   万札   15
近接ダイス:7 遠隔ダイス:7 回避ダイス:8
スキル:『連続攻撃2』『連射2』『疾駆』
『ロングレンジ・イビルアイ』『ニンジャ野伏力』『監視者の目』

『ロングレンジ・イビルアイ』
自分の手番の攻撃フェイズに、射撃の代わりに使用する(隣接している敵には使用不能)。移動後使用不可。射程距離∞
使用者は【精神力】を1消費し、難易度HARDで判定する。
発動に成功すると、術者は強烈なカナシバリ・ジツを放ち、視線の通っている敵1体の【精神力】に対してD3+1ダメージを与える。(回避難易度:NORMAL)。

『ニンジャ野伏力』
望むならば、このニンジャはマップから取り除かれた状態で戦闘を開始することが出来る。
そうした場合、このニンジャは『ロングレンジ・イビルアイ』以外の攻撃が出来なくなるが、敵はこのニンジャを攻撃対象に選択できなくなる。
『ニンジャ野伏力』の効果でマップから取り除かれている場合、このニンジャから全てのキャラに対して視線が通っているものとして扱う。
これを望まない場合、敵は手番開始時にニューロン判定U-HARDを行い、その成功数を数える。
敵全員の累計成功数が5以上になった場合、直ちにこのニンジャを敵のいる部屋の中で好きなマスに出現させる。
屋外などの特殊なマップの場合、最後にニューロン判定を行った敵を中心とした周囲7x7マスのいずれかに出現させる。

『監視者の目』
手番開始時に敵1体をランダムに選ぶ(基本的にはダイスロールで決める)。
選ばれた敵は、その手番中『ロングレンジ・イビルアイ』に対する回避難易度が+1される。

2版

◆ピーピング(種別:ニンジャ)
カラテ     7   体力    7
ニューロン   6   精神力   6
ワザマエ    7   脚力    4/N
ジツ      5   万札    15

攻撃/射撃/機先/電脳  7/7/6/6
回避/精密/側転/発動  7/7/7/11

スキル:『●連続攻撃2』『●連射2』
   :『★◉◉ロングレンジ・イビルアイ』『★◉◉ニンジャ野伏力』『◉監視者の目』

『★◉◉ロングレンジ・イビルアイ』
手番攻撃フェイズに【精神力】を1消費し、『発動判定:HARD』を行う。隣接している敵には使用不能。視線必要。移動後使用不可。射程距離∞
発動に成功すると、術者は強烈なカナシバリ・ジツを放ち、視線の通っている敵1体の【精神力】に対してD3+1ダメージを与える(『回避:NORMAL』)。

『★◉◉ニンジャ野伏力』
望むならば、このニンジャはマップから取り除かれた状態で戦闘を開始することが出来る。
そうした場合、このニンジャは『ロングレンジ・イビルアイ』以外の攻撃が出来なくなるが、敵はこのニンジャを攻撃対象に選択できなくなる。
『ニンジャ野伏力』の効果でマップから取り除かれている場合、このキャラから全てのキャラに対して視線が通っているものとして扱う。
これを望まない場合、敵は手番開始時にニューロン判定U-HARDを行い、その成功数を数える。
敵全員の累計成功数が5以上になった場合、直ちにこのニンジャを敵のいる部屋の中で好きなマスに出現させる。
屋外などの特殊なマップの場合、最後にニューロン判定を行った敵を中心とした周囲7x7マスのいずれかに出現させる。

『監視者の目』
手番開始時に敵1体をランダムに選ぶ(基本的にはダイスロールで決める)。
選ばれた敵は、その手番中『ロングレンジ・イビルアイ』に対する回避難易度が+1される。

ピーピングは類まれなるニンジャ野伏力とニンジャ集中力を持つフリーランスニンジャだ。モータル時代から他人を監視することを趣味としていた彼の情報収集能力は、半神的な力を得てさらに磨きがかかっている。とりわけヒトメボレした女性に対する執着が強く、公私の区別がつかなくなることもある。

◆戦闘方針
戦闘開始時、ピーピングは『ニンジャ野伏力』を使用しマップ外から『監視者の目』で選ばれたPCに対して『ロングレンジ・イビルアイ』による射撃を行ってくる。ニューロン判定に成功するまで攻撃をすることが出来ないため、ステータス以上に手強い相手となるだろう。
マップに配置された後は、出来るだけ距離を取りながらスリケンやイビルアイで攻撃してくる。絶えず接近し、イビルアイを使えない状況に追い込むとよい。
◆RP方針
アイサツ:

「ドーモ、ピーピングです」/// ピーピングと書かれた名刺が現れた。アイサツのようだ(ステルス中)。
攻撃:
(イヤーッ!)突如あらぬ方向から致命的光線が発射された!アブナイ! /// 「クソッ!イヤーッ!」接近戦ではイビルアイを使えない!苦し紛れのスリケン投擲!
その他:
「まずは貴様だ」「次はお前だ」(監視者の目)
「良い…!」「ここからでは見えぬか……!」(監視者の目:対象が女性)
「馬鹿な……俺のニンジャ野伏力は無敵のはず……」(マップ配置時)

ピーピングをシナリオに登場させるには?

その1:監視者
ピーピングはメガコーポの重役の監視、あるいは簡単な暗殺任務などを好んで受ける傾向がある。ソウカイヤシナリオで彼を敵として出す場合、要人護衛やスパイの排除などのミッションが向いている。
その2:情報提供者
ピーピングは情報収集に長けているニンジャだ。ダンゴウなどのシーンで情報を提供したり、ターゲットの動きを逐一PC達に伝える役割を担ったりすることが出来る。
その3:なんかいた
ピーピングは覗き魔だ。原作キャラが監視されたり、PCの知り合いが監視されたり、あるいはPC自身が監視されたりしているかもしれない。

デスパレート

「アバッ……ドーモ、デスパレートです」///「気にするな、まだ戦える。ゴボッ……」///「古傷が……」///「手負いだと思って油断したか!」///「そうだ!このイタミが私を動かす!」///「更なるイクサへ私を連れて行ってくれ!」///「さあ来いーッ!」

初版

◆デスパレート(種別:ニンジャ/重サイバネ)
カラテ    10   体力   14
ニューロン  10   精神力   9
ワザマエ    6   脚力    7
ジツ      6   万札   15
近接ダイス:11 遠隔ダイス:9 回避ダイス:12 ジツ判定:14(出目1三つ以上でジツ暴走)
スキル:
『連続攻撃2』『突撃』『滅多打ち』『痛覚遮断』『☆ムテキ・アティチュードLV3』
『★イタミ吸収の構え』『★イタミ・ブースト』『★イタミ・リジェネレイト』
サイバネギア
腕部:「テッコ」「ジツ拡張サイバネ」
胴体部:「クロームハート」「ジツ拡張サイバネ」
脚部:「ヒキャク」「ジツ拡張サイバネ」
(各種修正は反映済み)

『★イタミ吸収の構え』
「ムテキ・アティチュード」使用中に軽減成功した近接攻撃ダメージ分だけ、直ちに【体力】を回復する(上限は超えない)。
ジツや遠隔攻撃によるダメージ、および『サツバツ!』の出目6ダメージは吸収できないし、味方の攻撃で回復することもできない。
軽減できないダメージが発生した場合は、まず回復分による相殺を行ってから、最後に【体力】を減らすこと。

『★イタミ・ブースト』
『★イタミ吸収の構え』で【体力】を回復した攻撃フェイズ終了時に【精神力】を1消費して発動する(難易度NORMAL)。
成功した場合、次の自分の手番終了時まで素手による攻撃に無属性のエンハンスによる「ダメージ+1」を得る。

『★イタミ・リジェネレイト』
『★イタミ吸収の構え』で【体力】を回復した攻撃フェイズ終了時に【精神力】を1消費して発動する(難易度NORMAL)。
成功した場合、『サツバツ!』による欠損を次の自分の手番終了時まで無効にする。ただし、この効果によってイニシアチブ値は変動しない。

2版

◆デスパレート(種別:ニンジャ/重サイバネ)
カラテ    10   体力   16
ニューロン  10   精神力   9
ワザマエ    6   脚力   6/N
ジツ      6   万札   15

攻撃/射撃/機先/電脳  14/9/10/10
回避/精密/側転/発動  12/-/6/28

スキル:『●連続攻撃2』『●重サイバネ』『◉突撃』『◉ニンジャソウルの闇x3』『☆◉邪悪なサディスト』『◉ジツ暴走』
ジ ツ:『☆ムテキ・アティチュードLV3』『★イタミ吸収の構え』『★イタミ・ブースト』『★イタミ・リジェネレイト』
装 備:『テッコLV1(ジツ拡張サイバネx1)』『クロームハートLV1(ジツ拡張サイバネx1)』『ヒキャクLV1(ジツ拡張サイバネx1)』

『★イタミ吸収の構え』
このニンジャは『☆ムテキ・アティチュードLv3』を「イタミ吸収の構えとして使用する」ことを宣言し、【精神力】を1消費して『ジツ発動判定:NORMAL』を行ってもよい。
この特殊な『ムテキ・アティチュードLv3』中に軽減成功した敵からの『近接攻撃』ダメージ分だけ、デスパレートは直ちに【体力】を回復する(上限は超えない)。
ジツや射撃によるダメージ、および『サツバツ!』の出目6ダメージは吸収できず、また味方からの『近接攻撃』で回復することもできない。
軽減できないダメージが発生した場合は、まず回復分による相殺を行ってから、最後に【体力】を減らすこと。

『★イタミ・ブースト』
『★イタミ吸収の構え』で【体力】を回復した攻撃フェイズ終了時に瞬時行動として、【精神力】を1消費して『ジツ発動判定:NORMAL』を行ってもよい。
成功した場合、次の自分の手番終了時まで素手による攻撃にエンハンスによる『無属性ダメージボーナス+1』を得る。

『★イタミ・リジェネレイト』
『★イタミ吸収の構え』で【体力】を回復した手番の終了フェイズに瞬時行動として、【精神力】を1消費して『ジツ発動判定:NORMAL』を行ってもよい。
成功した場合、『サツバツ!』による『能力値ダメージ』を次の自分の手番終了時まで無効にする。

『◉ジツ暴走』:
このニンジャの『ジツ発動判定』に【6,6,6】が含まれている場合に強制的に発動する。
このニンジャは即座に【精神力】を1失い(下限-1)、『●狂戦士化2』を得る。
複数回発動した場合、『●狂戦士化4』、『●狂戦士化6』、『●狂戦士化8』……と強化されていく。

『●狂戦士化X』
『狂戦士化X』を持つキャラが、戦闘中に敵から1ダメージ以上受けて【体力】を失った場合、その戦闘終了まで『近接攻撃ダイス』数が+Xされ、各ターンに得られる『回避ダイス』数が-Xされる。

デスパレートは戦闘狂の重サイバネニンジャである。常に過酷なミッションに身を置き、その体は傷だらけだ。彼はサイバネ手術によってイタミ・ニンジャクランのレッサー級ソウルを限界まで引き出し、その身に受けた傷を力に変える。

◆戦闘方針
・戦闘中、可能な限り『突撃』を使用し、回避は行わない。
・デスパレートは【体力】が7以下になってから『☆ムテキ・アティチュードLV3』と『★イタミ吸収の構え』を発動する。
・加えて、『★イタミ吸収の構え』によって体力を回復した場合、可能な限り『★イタミ・ブースト』を使用する。
・『サツバツ!』による『能力値ダメージ』が発生している場合、可能な限り『★イタミ・リジェネレイト』も併用する。
・このニンジャは1手番にジツ判定を最大3回行う(ジツ暴走も最大3回発生する)。
◆RP方針
アイサツ:「ドーモ……アバッ……デスパレートです」「死にかけに見える?よく言われる……」
攻撃:「イヤーッ!」(通常時)///「AAAAARGH!!!」(イタミ・ブースト発動時)
防御:「グワーッ古傷/応急処置箇所!!」(通常時)///「ハハハハハ!!良いぞ!もっとだ、もっと来い!」(イタミ吸収の構え時)
ジツ暴走:「この痛みがある限り私は無敵アババーッ!」///「いかん……!傷がものすごく開いている……!」///「まだだ!まだ終われん!」

デスパレートをシナリオに登場させるには?

その1:俺を痛めつけるやつに会いにいく
デスパレートは常にイクサの中にいないと安心できない。それもデッドリーなイクサでなければ。彼は何らかの理由でPC達の噂を聞きつけ、欲求不満を解消しにやってくる。
その2:ドM
デスパレートが何らかの組織に属している場合、彼はより過酷な環境に身を置こうとする。敢えて素行悪く振舞ったり、シツレイを働いたり、時にはムーホンまで起こそうとする。結果、痴れ者と見なされた彼は組織から追われ、PC達と戦うことになる。
その3:なんかいた
彼はどこにでもいる。それが過酷な環境だと判断したならば。

利用規約

このルールセットのデータが含まれるリプレイなどを公開する場合、公式ルールとの混同を避けるため可能な限りこの記事を引用元として明記すること。「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は法的に認められた例外を除いて原則不可。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?