【荒野行動】Player's chain No.1 『MantisChan87』
まだ“実績”というシステムもなく、“通常マッチの戦績”のみがその選手の強さの指標とされていた時代。
現在、荒野界トップの人気と実力を有し活躍している彼は、“隠れ猛者”として発展途上の荒野界で密かに実力をつけていた。
今回紹介するのは、
FG Mantis所属:Chan87 選手
はな選手は如何にして現在の地位まで昇り詰めたのか。
大黒柱“仏選手”の事実上の荒野引退。
古豪Mantisの再建を任され、リーダーとしてMantisを牽引する事となった心境は如何に。
はな選手の声と共に綴る。
【“はな”選手が歩んだ道】
まずは、はな選手の歴史を振り返ってみよう。
2018.xx アロエ組入隊
2018.11頃 LeB入隊
(アロエ組公式さんの仏選手への紹介で仮入隊)
(仏選手、かに選手などが所属)
2019.2 AG入隊(現FG Mantis)
2019.2.27 KWL2月総合1位
2019.4.14 7stars入隊
(現αD:61ue選手/現Core:ぼる選手などが所属)
→ゲリラチーム。それぞれが他のチームに所属しており、名実ともに界隈トップの選手のみが入隊できた!?
2019.4.24 KWL個人10キル
2019.6.26 Arcadia Gaming脱退
2019.7.7 AVALON入隊
2019.9.17 AVALON脱退。
2019.9.19 Arcadia Gaming入隊
2019.11 KWL11月度総合1位
2020.2 KWL2月度総合1位
はな選手は活動し始めて2年が経とうとしている。
“隠れ猛者”として界隈の話題の中心となった事から始まり、名実ともに界隈最高峰へと昇り詰めたその過程で、彼はどのように考え選択してきたのだろうか…
“選手”として本格的に活動していこうと力を入れ始めたきっかけは”仲間”の存在があったという。
『LeBからAGに変わる頃に力を入れ始めました。それまではエンジョイ勢として荒野をプレーしていたけど、AGに変わるタイミングでメンバーの荒野に対する思いを聞いて、“これはやらないと”と思いました。』
2019年2月頃に本格的に力を入れ始め、1年半以上選手として活動してきた。
部活、勉強、仕事など、何かを続けるという事に対して、“モチベーション”というものは着いて回ってくる。
はな選手自身、選手として荒野行動をプレーする上で“モチベーションの変化”というものはあったのだろうか。
『もともとエンジョイ勢だったけど、AGに変わった時にみんなの話を聞いて、みんなの考えを聞いてそんなにやるきがあったのかと思いモチベは上がった。今回、Mantisが新体制になるにあたって同様にモチベは上がりました。』
仏選手の引退会見という配信で『はなも選手を辞めそうになった』という話があった。
逆にモチベーションが下がった時期もあったのだろうか…
『ゲームが好きというのが根底にあるからモチベが下がるとかはなかった。リーグ戦は出るけど、練習もせずなあなあにやるのが嫌ではあったかな。』
筆者自身、勘違いをしていた。
選手を辞める=モチベーションが下がった
と考えていたが、これは間違っていた。
”純粋に仲間とゲームを楽しむ”
その過程で“選手”という肩書がついた。
“ゲームが好き”というe-sportsにおける最高のマインドがあるからこそ、2年間界隈最高峰の舞台で活躍し続けられているのではないだろうか。
【Mantisの魅力と展望】
インタビューを通して感じられたのは、
“仲間との強い繋がり”。
はな選手は一時期、Mantis(当時のAG)を離れた時期があった。
―――この期間があったからこそ感じた、Mantisというチームの魅力ってありますか?
『仲が良いのが一番です。脱退するまでも、チームが変わってからも連絡は取り合っていたし、仲が良いのが一番の魅力かな。』
確かに、Mantisの配信を拝見するとその“仲の良さ”が画面から染み出てくる。
MantisJustive7選手とは2年以上の付き合い。
今回、はな選手を取り上げる事となり下調べをしている時、Twitterでの過去のやり取りを拝見したが、その仲の良さがひしひしと伝わってきた。
そして先月、この界隈屈指のチーム力を誇るMantisに加入したのが、
大黒柱である“仏選手”の事実上の選手引退もあり、メンバーの入れ替えが激しかったMantis。
―――そこに対する期待や不安はありましたか?
『モチベあるひとが入ってきたから、チームの底上げは期待できます。』
『モチベが高い人たちが集まっているから、そこに不安は感じなかった。』
確かに、新たに選手が加入した今でも配信を見ていると、いつもと変わらぬ笑いが絶えない雰囲気の中でプレーしている。
さらに、つい先日、Mantisの戦術的な面での進化も垣間見えた瞬間があった。
それは、KWL10月度初日の第3戦。
”ラベ上”と呼ばれるポジションで行われた”奇策”だ。
―――このプレーは、はな選手が指示して決行されたのですか?
安地ごとに色々パターンを持ってやっていて、その一つが今回のプレーです。毎日数時間ミーティングをして、メンバーみんなが考えてやっているから、誰が指示したとかはなく各々が考えて動いています。
さらに、ここ最近たびたび話題となっている”XeNo”とのランドマーク争いについても話してくれた。
過去の初動の戦闘を見てもらえればわかると思いますが、リーグ戦において他のチームがポイントを取りに漁夫って来るから直接やりあうのは危ない。だから間接的にXeNoを苦しめる戦い方をしていきたいです。
新たに3選手が加入し、さらにパワーアップしたMantis。
Mantis特有のチーム力で今後どのような戦いを我々ファンに魅せてくれるのか…
期待で胸が躍る…
【はな選手が紡ぐ物語とは】
最後に、はな選手本人についてお聞きした。
普段、配信などでプレーを拝見すると、
冷静沈着な判断と、M27の無反動射撃・KWLで魅せた1試合個人10キルなど、PS/立ち回りの両面でファンを湧かせてくれる。
そんな彼が描く理想のプレースタイルはあるのだろうか。また、Mantisのリーダーを任された今、目指すリーダー像とは。
『理想のプレースタイルはないかな。居るだけでメンバーが安心するような人物像を目指してます。これは試合内に限らず、チームとして活動している時も含めてです。』
――― Mantisでリーダーとして任命された今、
はな選手が目指すリーダー像ってありますか?
『まず、(リーダーになった)自覚がないです。メンバーそれぞれモチベを持ってやっているから各々が考えて出来ている。足りていないところを補いたいです。』
仏選手は以前こんな事を話していた。
『リーダーとしてチームをまとめられるのは俺以外に“はな”しかいない。』
この理由が、はな選手の理想のプレースタイル/リーダー像を聞いただけでも分かった気がする。
そんな、はな選手と共に歩みを進めるMantis。
やはりファンが期待してしまうのは半年以上離れている、最高峰リーグでの“タイトル獲得”ではないだろうか。
―――リーグ戦のタイトルについてどのように考えていますか?
『中途半端は良くない。やるからにはタイトルを狙っていく。』
力強い言葉を頂いた。
心の通じ合った仲間と純粋にゲームを楽しみ、その過程で“試合”がある。
はな選手の“強かな闘争心”と“仲間との強い絆”がチームをまとめ、Mantisの復活が成されるのではないだろうか。
Mantisの新章は幕開けた。
はな選手が”仲間”と共に紡ぐ物語とは…
いちファンとして大いなる期待を込めて見守っていきたい。
【バトンが描く軌跡】
この、”Player's Chain”。
選手と選手の繋がり、過去の軌跡を追うために始まった。
そこには、選手から選手へバトンを”繋ぐ”ことにより、切磋琢磨しながら築かれた選手間の強固な”鎖”を、記事という形でファンの皆さんにお届けしたいという思いがある。
はな選手からバトンを受け取るのは、
はな選手は、
『Mantisに加入した意気込みを聞いてみたい。』
という!
Mantis新章には欠かせない新加入選手の一人、Era選手。
はな選手との”繋がり”は?
今後の意気込みは如何に…
荒野史に描かれる新たな1ページ。
選手間の絆で創られた”鎖”で描かれる。
次号もどうぞ楽しみにお待ち下さい!
末筆にはなりますが、お忙しい中、はな選手には終始丁寧に対応して頂き大変感謝しております。
最後にはねぎらいの言葉までいただき、なぜ仲間と強固な信頼関係が生まれるのか、垣間見えた気がします。
https://twitter.com/KKK_Hanae?s=20