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新世代のポッププリンス 「Conan Gray」【ANTENA #8】

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※投稿時点

10代の頃からYoutubeにカバーやVlogなどを投稿し始め、デビューEPは3億回以上のストリームを記録。20年のデビューアルバム『Kid Krow』は全米アルバムチャート初登場5位と、その年最大の実績を残す新人アーティストになった。

ってWikiに書いてあったんだけど、日本でどれだけ知名度があるんだろうか?
ここ最近、かなりのレアケースとしてビリー・アイリッシュが日本でも注目されたが、こういったメジャーアーティストも来日などのプロモーション機会を創出することが難しくなり、洋楽界隈はさらに難しくなってしまった気がする。
SUPER SONIC 2020への出演も決まっており、開催が実現していたら日本での知名度も大きく違っていたかもしれない。(ラナ・デル・レイがいい例) 

さておき、今回紹介するコナン・グレイはカリフォルニア・サンディエゴ出身のシンガーソングライター。なんと日本人の母親を持ち、幼少期は広島で過ごしたそうだ。現在まだ22歳。

既にアメリカでは Z世代のポップアイコンとなっているようだが、もともとは在学中にラナ・デル・レイなどのカバー曲をYoutubeにUPしていたことから始まり、ミニマルなオルガン?がよりメロディを引き立てるオリジナル曲「Idle Town」をリリースして注目を浴びた。

彼はティーンの悲哀や葛藤といった自分の心の内に感じているものの、アウトプットとして吐き出すことのできないようなもやもやしたものをうまく形づくり歌にする。

楽曲は、ポップながら少し陰鬱としていながら美しくもある。自分がしっかり見えるように派手派手しい装飾はなく、やさしく語りかけるような曲も多くより日本人の琴線にも触れるメロディが際立っている。

そんな彼の楽曲にThe 1975や、トロイ・シヴァン、エルトン・ジョン、パニック・アット・ザ・ディスコといった面々が反応するのも納得で、これらはどれも類似性が感じられるのだけど、BTSのメンバーなんかも反応があって、ポップス界隈に大きく評価されていることがわかる。

ちなみに彼のことを調べながら、書いてたんだけどよーく考えると全然インディじゃないなって気づいた笑
それにしてもアーティストの知名度を図るのが年々難しくて、Z世代からしたら「みんな知ってるような存在」だったらすいません…。

これからも、もっと知られてほしいアーティストを紹介していきたいと思います。

【ANTENA】は、今後のブレイクやもっと聴いてほしいと思う海外アーティストを紹介していきます。

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