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私、すぐ語る~二人の軌跡~

 まずは、こちらのあとがきまでご覧いただき誠にありがとうございます。

 こちらは、私が頒布した吸血鬼すぐ死ぬ噓予告の同人誌、「二人の軌跡」について思う存分に私が語っている文章です。
 語りたがりではあるけれど、正直本に載せられるほどの文量に纏められる気がしないのでWeb公開としました。

 ただでさえ長いお話をすべて読んだ前提のあとがきとなりますが、少しでもお楽しみ頂けましたら幸いです。

 万が一、何の話?って方がいらっしゃいましたら、よろしければ下記リンクをご参照ください。
「二人の軌跡」/嘘予告ロナルド+ドラルク中心
サンプル→https://www.pixiv.ne  t/novel/show.php?id=18318508
booth→https://fenegun.booth.pm/items/4142746

 各章について、「このお話の流れが生まれるまでの思考過程」「イメージソング」「特に気合を入れて描写したところ」に分けて記載しております。

 まずは表紙について。
 greemty様に依頼し、帯も含めて作って頂きました。
 何度も見返しては大感激しています。全体の雰囲気も最高ですが、何より帯が私の想像以上のものでため息が止まりません。
 盆ノ木至先生がYoutube内にて「シンヨコハマが弱いまんまでいられる町であったら」と語られていたのが、私はとても好きです。

 そういう「あるがままが受け入られる」雰囲気が吸死という作品がもつ優しさだと感じます。
 
 では、本編より遥かにシリアスな世界は?
 きっと「弱いままではいられない町」なのでは?

 そんな発想の飛躍からこの本が生まれました。


1.出会いの話

このお話が生まれるまで

 モチーフ巻:1巻嘘予告

 嘘予告について、本編とリンクさせながら妄想を重ねていました。
 本編において、ドラルク城にロナルドが踏み込んだことからお話が始まるという形がとても好きなので、「依頼を受けて、ロナルドがドラルク城に踏み込む」は踏襲しようと心に決めていました。
 
 エイプリルフール嘘予告アカジャを受けて一番変わったのがこのお話です。
 アカジャ前の私は、ドラルクは「単に面白いから」という理由でロナルドと手を組んだと考えていました。でも、嘘予告アカジャで御真祖様こと竜大公こそが大ボスと判明しました。

 ロナルドと手を組んだということは、ドラルクにとって祖父と対立をするということ。そんな大きな決断を、果たして「ただ楽しそうだから」というだけでするだろうか。

 そう思ってファンブックを読み返すと、ドラルクについて「人間に協力を申し出るが、その真意は……。」と記載がある。
 なんらかの意図があったからこそ、ドラルクがロナルドに協力を申し出た。
    そういう仄めかしだと思いました。

 ドラルクは「最弱な吸血鬼」だと本編でもファンブックでもことさら強調されています。そんな彼が、何らかの意図から吸血鬼の中でも最強たりえる祖父に反旗を翻している。その動機について妄想をし、この章の中盤以降を大きく修正しました。
  
 正直、あのアカジャが出てからでよかったなと思います。(そして今後、解釈が大きく変わる何かしらが出ると思います。その際は、私の思う嘘予告のお話part2を書きます)

 初稿では、ジョンの描写は少なくてどうしてもロナルドとドラルクの描写ばかりでしたが、数ヶ月おいて寝かせたおかげか、私の中で落ち着いてジョンについて描写を加えることができました。

イメージソング

ロナルドのターン「残響散花」Aimerさん
 一人でがむしゃらに戦っていたロナルドのイメージです。力強いメロディ、散りゆく花というはかなさがあまりにも嘘予告のロナルドくん……!
 イントロは、ドラルク城に入ってドラルクと対峙する場面。
 「転がるように風を切って」の場面は森で彷徨っている場面。
 サビ直前は、一人で新横浜で吸血鬼と戦っているロナルドのイメージ。
 二番のサビ直前


「この先どんな辛い時も口先もよりも胸を張って」
「逃げ出すためここまで来たんじゃないだろ」

一人ですべてを背負うしかないと思っている孤独に戦っているロナルドのイメージです。

ドラルクのターン「夜に駆ける」YOASOBIさん
 ジョンと一人と一匹で、あの城にずっといたドラルクは一体どんな気持ちだったのだろう……。
 吸血鬼として最強クラスの祖父に抗いたいと思いつつ、無力な自分ではなにもできず城にいるしかなかった。
 そんな鬱屈した思いを抱えて暮らしていたある日、ロナルドがやってきた。

 「初めて会った日から 僕の心の全てを奪った。
どこか儚い空気を纏う君は寂しい目をしてたんだ」

 ドラルクにとっては、ロナルドがやってきたあの日に全てが変わったんだろうなと思います。

 ジョンからドラルクへの気持ちのイメージファイルとしてもぴったりだなと思ってしまいます。無力に打ちひしがれ悲しむドラルクの傍にいながら何もできなかったジョンの心を思うと……!

 「君にしか見えない何かを見つめる君の顔が嫌いだ」

 鬱屈した思い留まっていたのが、そこから一気に飛び出して駆けていく。

    このお話における嘘予告の主従にぴったりだなぁと思います。

お気に入りの表現

 ジョンの描写には力を入れました。
 かわいいジョンだからこそ、あっさりとロナルドくんは陥落します。


2.友

このお話が生まれるまで

 モチーフ巻:1,2巻(嘘予告)+76死「半田ンダダンダンダンダダーン」

 半田くんがロナルドくんを深く憎むようになった理由はなんだろう……と真剣に考えた結果のお話です。

 嘘予告ではあけみさんの死にロナルドくんが直接関わっているような描写だけど、果たしてロナルドくんが本当にそんなことをするだろうか。いいや考えるまでもなく、絶対にしない。
 ファンブックの「ある事件以来、親友だったロナルドに対して憎しみを抱いているが……。」という記載。末尾から、それは勘違いであると思いました。
 そして、本編でY談おじさんとあけみさんの絡みがある(76死)のを、シリアスに変換したらどうかな……と考えました。

 ただ、このお話は展開に一番自信がなかったです。

 嘘予告本の構想を考えるにあたり、ロナルドとドラルクの出会いの話からアニキサーガの話を書こうと思い立ちました。でも、出会ってからいきなりアニキサーガをするのはちょっと乖離がある。

    ドラルクとロナルドがまだちょっとギクシャクしているお話を間に挟みたい。
    では本編でアニキサーガまででのお話で、嘘予告の世界で描写するとしたらどのお話かなと考えた際に、「……じゃあ、半田君かなあ」と思いつきました。

 このお話が書きたい!からではなく、間を描写するために書き始めたという私にとってはちょっと異質な生まれ方をしたお話なので、こちらのお話について感想を頂けたのがとても嬉しかったです。

イメージソング

「僕たちの行方」高橋瞳さん

 かつての親友同士が殺したいほど、憎み憎まれるすれ違いのイメソンです。
 でも「すべてに隠された意味を一つ一つ見つけたい」と願う半田君だからこそ、


「同じことを繰り返させるつもりはないぞ、ロナルド!!何もかも一人で背負える気になりおって!高慢も大概にしろ!俺は二度とお前を憎まない、お前を憎むようなことを、お前に起こさせはしないからな、ロナルドォ!!」


と言うようになるんです……!

お気に入りの表現

 苦しむ姿が大好きです。特にロナルドくんが激しく怒りを露わにする描写は私の性癖もりもりです。手元の表現集を見ながら、さてどの描写にしようかとノリノリで選びました。


3.アニキ・サーガ

このお話が生まれるまで

 モチーフ巻:2巻(嘘予告)+46-47死「アニキ・サーガ」

 ロナルドくんとヒヨシさんの兄弟のしんどいところは、互いが互いのことをとても大切に思っているのに、それが究極的にすれ違っているところだと考えています。このすれ違いは、本編でも読切でもΔでも嘘予告でも同じだろうなとなんとなく思っています。
 本編は、ギャグ時空のおかげですれ違いつつも和解ができた。

 では、嘘予告のようなシリアスの世界ですれ違っているとしたら?

 兄のことを「ヤツ」と呼び、そして「必ず俺が殺す」と宣言するロナルドくんは一体どういう思いなのかを考えました。

 ドラルクが「ならば何故君はその赤を纏う‼」と言っているように、ロナルドくんの退治人衣装から兄へ憧れの気持ちを抱いているはずなんですよね(読切の方もまた然りだと思っています。拗らせた憧れ)
 では、憧れの退治人であった兄を殺すと宣言するのはどういう状況だろうかと思ったら、兄が人類の敵になっている……少なくとも、ロナルドくんはそう考えている。

 ここで、私の「ロナルドくんとヒヨシさんの兄弟の本質は、互いに互いのことを深く想っているのに言葉足らずですれ違う」という好みを混ぜた結果、「実は、兄は敵にはなっていない」という妄想を練り上げました。

 ここまで、エイプリルフールアカジャが出る前の妄想です。
 正直、ヒヨシさんが吸血鬼に身を変えて、完全な敵として立ちはだかる状況はとても胸熱でわくわくします。けれど、私の中でのヒヨシさんは、やっぱり兄として弟を心から大切に思っていて欲しいので、こうなりました。
 こうなる仮定には、絶対にカズサさんが裏で手を引いているなという確信から、嘘予告でのカズサさんという完全な幻覚を生み出しました。

 私は原作で超ギャグとして描かれている回と同じタイトルで超シリアスに書いてて、なんて幻覚を見ているんでしょうね‼

イメージソング

「Belive」玉置成実さん

 ガンダムSEEDアルバムを聴きながら妄想を繰り返し、イメソンに何回も登場します。
 互いを想い合っているのに究極的にすれ違うロナルドくんとヒヨシさんにぴったりだなと思います。

 「だけど、今は二人切なく逸らした瞳。
出会えることを信じて」

お気に入りの表現

 ロナルドくんが、ドラルクに向けて本心を語る場面は、とにかくロナルドくんを美しく描くように頑張りました。

 この本一冊を通して、前半では、ロナルドくんが精神的にもろいながらも踏ん張って立っている健気な姿になるように頑張りました。
 後半のお話では、ロナルドくんをかっこよくというのを意識しました。


4.切なる願い

このお話が生まれるまで

 嘘予告は吸血鬼と人間の対立が深い世界で、ロナルドとドラルクが出会って、共に戦うことで吸血鬼と人間が共存を目指していくお話だとぼんやりと考えています。

 ロナルドがドラルクと出会った当初は吸血鬼には敵意が強かった。けれど、ドラルクと過ごす内にその考えが変わっていく。そして、共に生きるために戦っていく。
 それを明確に打ち出すお話が書きたい、でもまあいいかと思っていました。そんなところで、嘘予告のイメージソングとして下記を教えて頂き、滾った結果一気に書き上げました。

 このお話は、イメソンを教えて頂いたからこそ生まれたお話で、教えてくださった方には本当に感謝しております。繰り返しになりますが、その節は本当にありがとうございました!

イメージソング

「craving」古川慎さん

 古川慎さんの歌の素晴らしさを語り始めたら恐らくそれだけでこの場が埋まってしまうので割愛します。
 少しだけ語るというのもできない性分なので、リンクだけ貼ります。

古川慎さん「craving」が収録されている「ROOM Of No Name」の視聴動画

古川慎さんの「craving」が収録されている「ROOM Of No Name」



5.店番と訪問者

このお話が生まれるまで

 モチーフ巻:5巻(嘘予告)+62死「お店番と不審者」+ファンブックの台詞

 嘘予告を考えるにあたり、嘘予告の拳コユや、吸血鬼三兄弟を考えないなどありえるだろうか、いやない!
 ……と思いつつ、ロナルド&ドラルクというテーマからは外れるかなと迷っていたところ、友人が背中を押してくれたので入れました。

 吸血鬼と人間の共存を目指す戦いになっていくならば、絶対に拳コユはいるだろう!という私の強い信念もありました。
 野球拳要素のないケン兄がただのかっこいい人過ぎて、たまに本編の野球拳大好きを見て中和をしました。

イメージソング

「あんなに一緒だったのに」SeeSawさん
「moment」Vivian or Kazumaさん

 ミカエラとケンも、コミュニケーション不足ですれ違っていそう……。本編ではポンチパワーでなんとかなっているけれど、きっとものすごく拗れているんだろうなと思います。
 「何故だ兄さん!」という5巻嘘予告の台詞から、この瞬間にミカエラとケンは決定的に離別したのかなと思っています。

 momentは嘘予告の拳コユのテーマ曲です。
 初対面時には互いの名前を名乗らせないというのが私の性癖なので、性癖に沿いました。


6.聖剣伝説

このお話が生まれるまで

モチーフ巻:8巻(嘘予告)+102死「聖剣の呼び声を聴け」+272死「Caught you, If I could」

 本編では、ロナルドくんはヘルシングの剣には触れなかった。でも嘘予告では明確に触れている。
 そして「聖剣に囚われたロナルド、その身を支配するものは――」と明記されている。

 このロナルドを支配しているのは恐らくヘルシング。どういったお話なんだろう……と妄想を深めました。

 ただ、書いている最中にエイプリルフールアカジャで嘘予告における竜大公が黒幕と判明しました。
 実は、最初は聖剣に囚われたロナルドを元に戻すために、御真祖様を連れてきて、ヘルシングに声をかけて正気に戻すという展開で書いていました。
 でも、竜大公が黒幕と分かり、それが崩れた。そもそも、なんで竜大公が黒幕……?ヘルシングさんという友人がいたのに、何故……?
 ここで数日は悩みました。そしてその結論として、私は「さっぱり分からない」という結論になりました。
 分かるのは、嘘予告でもヘルシングさんと竜大公には浅からぬ関わりがあったということ。(剣は御真祖様からヘルシングさんに渡されている)

 何故ヘルシングさんは現代に舞い戻ってからロナルドくんを支配したのか。
 何故、竜大公は人間を襲うのか。

 吸血鬼の総大将である竜大公の思惑など、私ごときが分かるわけがないと諦めました。

 では、代わりに聖剣に囚われたロナルドくんを止めに来るとしたら誰かと思ったら、吸血鬼に身を変えたヒヨシさんだな!と思い、兄貴に大活躍してもらいました。
 私の「嘘予告においてヒヨシさんは諜報活動をしている」という仮説で、竜大公の前で吸血鬼として振る舞うヒヨシさんが見たいと思って差し込みました。

イメージソング

「君は僕に似ている」SeeSawさん

 ロナルドくんとヘルシングさんで、君は僕に似ている。
 本編でも、ヘルシングさんはロナルドくんを見て、自らと重ねていました。

 また鬼ごっこ回でも、自らに手を差し伸べるロナルドくんを見て、御真祖様がヘルシングさんの姿と重ねていました。
 時代が違えば、友となったのかもしれない。嘘予告のヘルシングさんと竜大公はそういう関係だったのかなと思っています。


7.共に

このお話が生まれるまで

モチーフ巻:12巻(嘘予告

 嘘予告に私が狂う原因になった一ページです。一度死んで、心臓を共にするなんて、……。ああ、でもロナルドとドラルクなら、する……!!
 と気が狂いながら、さてそこに至るまでにどういうことがあったかを私なりに妄想しました。

 そして、まさか自らが息の根を止めた退治人のために弟子が心臓を手放すことになったノースディンさんの心境について思いを巡らせました。
 ノースディンさんが明確な殺意を持ってロナルドくんの元に姿を現したのは、きっと彼なりに不器用に弟子のことを考えた結果だと思っています。

 メビヤツがアカジャでΔや嘘予告でもナルドくんの近くにいることが判明してから、メビヤツがとっても好きになりました。
 どの世界であっても、ロナルドくんがメビヤツに自我を芽生えさせ、そしてメビヤツはロナルドくんの近くにいる。メビヤツがあまりにも健気で好きです。

 そんなメビヤツがリブート後のロナルドくんにどう接するのかを考えました。きっとメビヤツは、ロナルドが人間でなくなったことはどうでもよく、ロナルドが目の前で微笑んでいられることの方が大切なんだろうと思いました。
 なにがあってもロナルドの無事をただひたすらに願い続ける、そんなメビヤツを想像して胸が痛くなります。

 ほぼすべての章のお話を初稿から数ヶ月寝かし、推敲に入りました。その期間を設けていたからこそじっくりと考えてメビヤツについて思いを巡らすことができてよかったなと思っています。

イメージソング

「Meteor」西川貴教さん

 氷漬けの新横浜の町に、颯爽と現れて一気に戦況を覆す最高にかっこいいリブート後ロナルドの登場シーンBGMはMeteorです。

お気に入りの表現

 この本、実は表記揺れには結構気を配りました。
 基本的に「あんた」で統一していますが、ドラルク→ノースディンさん限定で「アンタ」と表現しています。


8.二人の軌跡

このお話が生まれるまで

 本編と嘘予告の展開はリンクしていると思っています(超絶真顔)

 いくら本編がハイテンション即死ギャグを謳っていようと、本編がギャグ100%のお話でないことは明らかです。たまたま超絶ギャグ時空だから、ああなっている。
 ただ、嘘予告が作られた世界だとも思っていません。
 (「嘘予告はロナ戦」説も好きですが、私はロナ戦はもっとエンタメ性が強い世界観のお話だと思っています)
 そして、嘘予告の人物達が輪廻転生した後が本編とも考えていません。ロナルドくんやドラルクたちが精いっぱいに生きた結果が、悲しいだけの結末になる筈がないと思っています。

 どれだけシリアスで残酷で救いの無さそうな世界であっても、あの世界を力いっぱいに生きて戦って、その先に笑う彼らの姿を想像し、このお話を書き始めました。
 互いがいるから、立って前を向いて生きることができる。そんなロナルドくんとドラルクの姿という幻覚を見ていますし、私はシリアスな世界観ではそういう二人だと信じて疑いません。

 本の前半では精神的にもろい部分を出していたロナルドくんが、ドラルクたちと出会ってその部分を出すことができるようになり、逆に頼もしくなっていくという本編を意識した変化にしました。(本編の30年後ロナルドくらいの頼もしさを意識したのが、ラストのロナルドです)

イメージソング

「ともに」WANIMAさん

 「出会えてよかった、ありがとう」をロナルドとドラルクに言わせたいです。
 どちらも「ごめん」なんて言わせない。絶対に。たとえ心臓を共有して制限ができようとも、絶対にそんなことを言わせない
 ロナルドくんは絶対にそんなことを思わせないように動く、最高にかっこいい男なんです。

 ドラルクは、もし自分の思惑に巻き込まなければと思いかけるけれど、絶対にそんなことをロナルドくんは思わせない。

 出会った当初のロナルドくんの自己肯定感ならば、むしろロナルドくんの方が「こんな目に遭わせて」と考えるだろうなと思います。
 でも、本編でも嘘予告でも、ドラルクをはじめ、ジョンやメビヤツ、そのほかの数多くの人や吸血鬼たちと出会って変わったロナルドくんであれば、そんなことを言わせない最高にかっこよくて頼もしい人になるんです……!
 逆境すらも力いっぱいに明るく歌い上げるこちらの曲をイメージしながら書きました。

お気に入りの表現

 最後の「俺たちは一つなんだから」とはっきりとなんでもないかのように言い切るロナルドくんがとてもお気に入りです。
 一番最初にこのお話を書き上げ、ここに至るまでは二人はどういう軌跡をたどったのだろうと考えながらお話を練りました。
 ロナルドくんはかっこいいんだよ!という気持ちをふんだんに込めた章です。


 長々と語り尽くしました。
ここまで目を通してくださり、本当にありがとうございます。

 よろしければ何かしらを頂けますと、とても嬉しいです。

 最後に
 やった~~~~~!本に出来た!!

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