整形外科クリニックでの産後リハビリのはじめ方
先日、とあるYouTuberの方が
こんなツイートをされていました。
妊娠出産は病気ではありません。
なので、現状では産後の体をケアするには
民間のサービスを受けることがほとんどです。
産後の体型を気にされる方が多いことも事実ですが
産前産後に疼痛を抱える女性が多いことも事実。
産婦人科は産後1ヶ月検診をもって、
基本的に母体の診察は終了します。
そうなると、
保険診療内で疼痛の相談できる先は
整形外科となるわけです。
でも、正直なところ
「整形外科を受診しても湿布を処方されるだけ」
という印象はまだまだ残っています。
今日は、
私が勤務先の整形外科クリニックで
◆産前産後のリハビリをどのように進めていったか
◆どんなことを勉強していけばいいのか
について記事にしました✦ฺ
ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
産後ママの疼痛罹患率
産後の女性のほとんどの方が疼痛を経験します。
永見先生のご報告によると、
妊娠中89.6%、産後87.0%の方が疼痛を経験。
疼痛部位は
腰部 71.3%、頸部 38.3%、肩 56.5%、手首 31.3%
という結果でした。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhsaiih/22/1/22_16/_pdf
しかし、疼痛への対処方法は
ストレッチ40.0%
骨盤ベルト34.0%
貼付薬32.0%
医療機関等の受診30.0%
何もしない19.0%
という結果で、
医療機関などへの受診は3割と低い数値です。
リハビリで関わらせていただくママたちは
痛みを我慢して我慢して・・
限界を超えて受診されたという方がほとんどです。
やはり赤ちゃんがいると「自分のために」
外出することってハードルが高いです。。
リハビリ処方が出る疾患
ここは私の経験談でお話します。
今までに神戸市内、東京都都内と2カ所の整形外科クリニックで勤務してきました。(どちらも郊外で子育て世代の多い場所です)
リハビリ処方が多いのは
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