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絶対に体が楽になる!抱っこひもの付け方 =エルゴベビー抱っこ紐で解説=

みなさんこんにちは!理学療法士のトクシマミキです。

今日は「体が楽になる抱っこひもの付け方
について写真や動画を交えながらnoteにまとめてみました。

・抱っこひもを使うと肩や腰が痛くなる
・赤ちゃんとのフィット感が足りない
・落ちそうな感じがする
・赤ちゃんの股関節脱臼が心配

「抱っこひもを使うとどこか痛くってもしょうがない」と思う人にこそ見ていただきたいです。

絶対、体の楽さが変わるから!!!

このnoteを見ながら順番に調整していけば、自分の体に合うように装着できるので、抱っこひもを用意して上から順に飛ばさずにやってみてくださいね。


1.これから目指す抱っこひもをつけた姿

街中で見渡すと結構このパターンの方が多い気がします。

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この写真だけ見ても「何がダメなの?」とピンとこない方も多いかもしれません。
では次にこれからあなたが目指す理想の抱っこひも姿勢を見て比べてみましょう。

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並べてみると、赤ちゃんの頭の位置が全然違うことが分かりますね。そして赤ちゃんの頭が下にある方はお母さんの姿勢も背中が丸まってしまって「なんだか重そう」な感じがしますよね。

あなたが目指すのは下に載せた「赤ちゃんの頭とお母さんのお顔が近い」姿勢です。こうなるとあなたの体にかかる負担はグッと減ります。

2.抱っこひもをつける流れ

今日のnoteはまとめるとこんな感じ!

【装着前】
・肩ひもと肩ひもを繋ぐバックルを短くする
・そのバックルを肩ひもの真ん中の高さに調整する
・肩ひもを緩めにしておく
【体に装着する】
・ウエストベルトをウエストの位置で固定する
・赤ちゃんを高めの位置で抱き抱える
・肩ひものバックルをつける
・抱っこひもを締める
・赤ちゃんの姿勢を修正する
・再度抱っこひもを締める
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・抱っこひもの外し方

この順で説明していきますので、抱っこひもを準備して上から順にどうぞ!


3.それでは始めます!

さて、前置きが長くなってきたのでさっそく抱っこひもの調整をしていきます。

今回はエルゴベビーのADAPTを使用して説明していきます!エルゴの他の型や、ベビービョルン、アップリカなどベビーキャリアなら基本は同じなので同様に調整できます。
コニーやスリング、ベビーラップは調整のやり方が違うのでまたの機会に!

抱っこ紐は「体につける前」がとっても大切!

ここを怠ると自分の体にあった抱っこ紐の付け方にはなりません。抱っこひもを机の上か床に置いて、各バックルの長さを調整していきましょう。


1.肩ひもと肩ひもを繋ぐ紐の長さを短くする

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肩ひもと肩ひもを「カチャン」と繋ぐバックルがありますが、そのバックルで調整します。ここはかなり短めにしておくことをオススメします。
ここが長くなっていると肩から肩ひもがずり落ちやすくなってしまって、それを阻止しようと肩に力が入ってしまって肩こりの原因になってしまいます。
ちなみに私は一番短くしています。


2.肩ひもをつなぐバックルの高さを真ん中にする

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これも大切なポイント。
ここのバックル、上下に動くんです。
買ってきた時点で真ん中よりになっている印象ですが、使っているうちに自然に上の方(首寄り)に動いてしまうこともあるので必ず見直しておいてくださいね。
左右あるので両方が同じ高さになるようにしておきます。


3.肩ひもの長さを長めにしておく

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これも大切。ここが短い状態だと赤ちゃんを抱っこして実際に装着するときに背中のバックルに手が届かない状態になってしまいます。
抱っこひもを装着する前に必ず緩めにしておいてくださいね。


▶︎ここまでが抱っこひもをつける前の下準備です。

ここまでのチェック項目
☑︎ 肩ひもを繋ぐバックルの長さを短くした
☑︎肩ひもを繋ぐバックルの高さを真ん中にした
☑︎肩ひもを緩めておく


3.実際につけて調整する

ここまできたらあとは実際に装着しながら調整していきます。


1.ウエストベルトをつける

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ウエストの一番細いところで、軽く締め付けて装着します。バックルのところに腰のサポーターがついている場合は必ずあなたの腰の真ん中にくるようにします。

そのままウエストの一番細いところから少しだけウエストベルトを下にずらして、骨盤の一番高い部分(腰骨が手に引っかかる部分)に軽く引っかかる程度の位置で更に強くウエストベルトを締めます。


2.赤ちゃんを抱き抱える

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最初にお伝えした理想の抱っこひも姿勢になるように、赤ちゃんは高めの位置(あなたの顔の近くに赤ちゃんのお顔が来る高さ)で抱っこします。首が座ってない赤ちゃんはしっかりと首を支えてあげてくださいね。


3.肩ひもをつける

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首が座ってない赤ちゃんは、あなたの体を少し反らすようにして赤ちゃんの頭を乗せてあげるともう片手で抱っこひもを操作しやすいです。装着前に肩ひもの長さを長めに設定していたので首の後ろでバックルを操作しやすくなっているはずです。

このとき、赤ちゃんを予め高い位置で抱っこしていますが、抱っこしていた位置より下に落ちてしまいますが気にせず進めましょう。赤ちゃんが落下しないようにしっかり気をつけながら装着していきます。


4.抱っこひもを締める

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赤ちゃんのお尻の部分を下から手で支えて、さっき赤ちゃんを抱きかかえていた位置まで引き上げます。

このとき、赤ちゃんの位置を上に→抱っこひももその分上に引き上げる→肩ひもがたわむのでその分を引っ張る

という手順で行うと、赤ちゃんの重みで上に上げられない!!という状況を回避できます。

そしてもうひとつ!
エルゴベビーOMNI365やadaptを使用している方に限っての情報にはなりますが、このバックルを強く締めるには、一度奥にグッと引っ張ってから手前に引くと強く締め付けやすくなりますよ!ぜひお試しを!

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5.赤ちゃんの姿勢を整える

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これ、見逃しがちですがめちゃくちゃ大切。赤ちゃんの股関節脱臼を予防する意味でも絶対にやってください。

赤ちゃんのお尻のところに再度手を突っ込んで、背中がまんまるなCカーブになるようにお尻を少し前に滑らせます。こうすることで赤ちゃんの股関節がしっかりと曲がります。


6.再度抱っこひもを締める

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赤ちゃんの姿勢を変えると少し赤ちゃんの位置が下に下がりやすくなるので、もし余裕があるなと感じたら再度抱っこひもを締めるとフィット感が出るかな、と思います。


ここまでのチェック項目
☑︎ ウエストベルトはウエストで固定していますか?
☑︎ ウエストベルトはたわんでないですか?(下図参照)
 赤ちゃんのおでこにキスできる
赤ちゃんの背中がCカーブになっている
赤ちゃんのヒザの高さがお尻より上になっている


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どうですか?
赤ちゃんとママの距離は近くなりましたか?
窮屈に感じないですか?

お互いが密着しつつも「苦しくなく快適に呼吸できる」ことが大切です。

さて、仕上げに抱っこ紐はずし方について解説して終わりますね。


4.抱っこひものはずし方

いま、抱っこひもを外すためのバックルの位置が背中の真ん中あたりにあるはずです。それが最初にお伝えした「理想の姿勢」そのものです。

なんだかバックルの位置が首寄りだな??と思う方は装着前の設定(2の部分)からやり直すか、赤ちゃんの位置が低くなっている可能性がありますので見直してみてください。

さて、外し方ですが、いまのままでは背中のバックルに手が届かないので、バックルに手が届くようにしていきます。


肩ひもを緩める

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ここのバックルを動かすことで肩ひもを緩めます。

赤ちゃんの重さでスルスルと肩ひもが緩むので、首の後ろに手を回してバックルを外しましょう。

一手間に感じるかもしれませんが、この『肩ひもを緩める』ことをしておくことで、次回抱っこひもを使うときにわざわざ肩ひもを緩めるということをしなくても良くなるので必ずこの手順で外しましょう!


さて長くなりましたがこれで終わりです!
無事抱っこひもは装着できましたか?

以上のことはこの動画にまとめています。

文章と画像だけでは分かりにくい!って方はぜひ動画を見ながら調整してみてくださいね。



最後に

毎回同じ人が抱っこ紐を使うのであれば装着前の
「紐の長さ調整」は省いても大丈夫です。

しかし、ママとパパで使いまわしている場合は必ず個人に合わせて調整を

また、どうしても紐は使うたびに緩んでいきやすいので、「ゆるいな」と思ったり「フィット感が足りない」と感じた場合は「装着前のひもの長さ調整」から行うようにしてみてくださいね。


ここまで読んでくださりありがとうございました!

わたし自身、長女がずーっとベビーカーが嫌いで、出かける時には必ず抱っこひも、家にいる時も家事をしながら抱っこひも……という生活をしていたので、いかに自分の体が楽になるかを考えていろんな抱っこひもを使ってみたり付け方を工夫してみたりと、試行錯誤を繰り返しました。

今日お伝えした付け方は手間が多くて難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、慣れればどうってことないです。ご自分の体を守るためにも、赤ちゃんの体を守るためにもぜひ抱っこ紐のつけかたを見直してみてくださいね!

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\ 書いた人 トクシマミキ /

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理学療法士/整形外科クリニック勤務

「ママが自分のカラダのことを考えられる社会へ」をスローガンに産後リハビリや、産後の女性の抱えている腰痛や手首の痛み、骨盤の悩みなどにも整形外科・リハビリテーションの観点から日々情報を発信しています。
産後のカラダケアをすべてのママに!
自分の身体と向き合い、そしてケアできる環境づくりを目指し活動しています。


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