初めて、かなり欲しい下着を見送った
初めて、かなり欲しい下着を、売り切れとかサイズ切れなどの理由ではないもので、見送った。
私が買う下着はかなり高い。
ブラだけで1万以上する。
(「本当に」高いものはブラだけで5万とかする。流石にそれはまだ持っていない。)
前から気づいてはいたことだが、私が買う下着が貯金の妨げになっていた。
それでも、この機会を逃したら二度と買えないかもしれないこの下着たちをお迎えしたいという気持ちがまさっていた。
高級下着を作っているブランドは、割と個人経営のものが多く(私調べ)、新作を買わないと潰れてしまうこともある、というのを目の当たりにしてから、余計、「買い支えたい」という気持ちが強くなってしまったのもあると思う。
しかしお金の不安は日々の心の不安にもつながるもので、
最近は、素敵なlingerieをお迎えしても心から喜べないことが多くなってしまったことに気づいた。
どちらかというと、「私はまた買う資格もないのにお迎えしてしまった」というプレッシャーを感じることが多いように思う。
それでも前は、毎日お気に入りのlingerieを身につけられたからよかった。
今は、座ってずっと同じ作業をするという仕事の特徴のせいか、下着の締め付けがものすごく気になってしまうのだ。
普通に動いたりする上では気にならない程度の締め付けでも、この仕事をする上では気持ち悪くなったりしんどくなったりしてしまう。
飲食店のバイトは、パッドがついたブラを重宝していた。
今回買おうと思ったのもこのタイプのものだったが、
もう飲食店のバイトも年内で辞めるしなあ・・・と。
お迎えしても可愛がってあげられなさそうだ、と思った。
それに、他にも、お迎えにしたのになかなか着てあげられていない子たちがいるのも心苦しかった。
前は、「それでも欲しいものを手に入れられないのを認めるのが嫌だ!」と思っていた。
でも、そういうことを繰り返しているから、引越し貯金がなかなか貯められないんだよなあといい加減思った。
いつまでも4年後くらいだと思っていた引越しも、ついに2年後くらいにまで迫ってきた。
このままの調子だと引越しができなくなる。
(シングルマザーなので正社員でない場合は2年分の家賃の貯金が必要)
それだけは絶対に避けたい。
この家から早く出たい。
欲しいものを見送った。
でも、これで、お金について必要以上に苦しまなくていいんだと思い、結構ホッとしている自分に気づいた。