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着物が苦しい原因を考える。

5日ぶりの投稿である。

首が痛くてパソコン作業から遠ざかっていた。

珍しく一週間近く洋服で過ごした。

まだ少し痛みが残るが久方ぶりに着物に袖を通した。

阿波しじらに半幅帯。たすき掛けをしたら不思議と痛みが消えた。

なんだ、もっと早くに着物を着てたらよかったと思った。


着物って苦しいものと思われている。

いや、実際私も成人式の時は苦しくて苦しくて式が終わってすぐに脱いでしまった。

着付を習ったばかりのころも苦しかった。着付け教室から家まで車で20分。もう、途中で帯を解いてしまいたいと思うほど苦しかった。

祖母は毎日着物を着ている人だった。着物にお太鼓、割烹着。全然苦しそうには見えなかった。朝起きたら当たり前に鏡も見ずにさっさと着物を着て、いつもちゃきちゃきと台所に立っていた。

毎日着るものが苦しいはずはない。今の私の着方と何が違うのだろうと考えるようになった。祖母が生きていたら教えてほしいことが沢山ある。

様々な書籍などから自分なりにたどり着いた答えは、「骨格」と「姿勢」である。

私は、常に前かがみの姿勢で仕事をしているため、最悪の姿勢であった。骨盤が前傾し、猫背、巻肩、反り腰、前重心、肋骨も張り出し、ひどい肩こりと首コリに悩まされていた。

それらの問題点を一つ一つストレッチで治していくことにした。今はYou Tube などで様々な情報が得られる。毎日のようにコツコツと繰り返しているうちに反り腰が治ってきた。すると、体重も自然に5kg減少。帯の中で体が変に曲がらなくなるので苦しさも減少。下腹ぽっこりも目立たなくなった。

そして、姿勢である。

私は、立っているときはそれほどくるしくはないのだが、座ると苦しくなってしまう。それは、やはり猫背が原因。だからなるべく直角に座るようにしている。それには体幹力が必要。私は体幹が弱いようで未だに座っても前に倒れ気味。

帯は体幹をサポートしていると思う。冒頭にある首の痛みが着物を着ることで消えた件は、帯と着物と体幹で正しい位置に頭蓋骨を置くことができたからだろうと推測している。

着物が苦しいのは紐の締め付けだけではなく、自分の姿勢にも原因があるかもしれないという事を考えてみることをお勧めする。




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