土用の丑の日、着物を洗う。
今日も暑かった。
今日は日々着ているしじらとお気に入りのセオアルファの着物を洗った。
何かの折に着物を洗う話をしたらとてつもなく驚かれた。
大多数の人々にとって着物=訪問着か振袖か…
らしく、何かある時に着る一張羅。
汚したら大変!
用が済んだらはやく脱がなきゃ!
着物なんか!って感じ。
聞くところによれば浴衣もクリーニングに出す方が多いらしい。
何が正解か分からないが、私は浴衣だろうが着物だろうが正絹の袷以外は全て家の洗濯機で洗っている。正絹の単は自己責任。
夏は汗をかくから洗いたい。
毎日着るから尚更だ。
ドライクリーニングは殆ど意味ないと思っているから、袷の絹物を洗いたい時は洗い張りに出そうと思う。
私の木綿、麻、化繊着物の洗い方
・袖畳みにする
・ネットに入れる
・洗濯機のドライコースで洗う
・エマールなどおしゃれ着用洗剤を使う
・脱水を1分で止める
・家着は裏返して外干し、お出かけ着は陰干し
それだけ。
簡単‼️ ですよね?
ものによっては縮むものもある。が、それは自己責任。
洋服だって洗う度に縮むものはあるだろう。着物だけが特別なわけじゃない。
春先や秋に出番の多い浜松木綿の着物は、洗う度に少しずつ縮み、今は最初より12cmも短くなった。
逆に、しじらは縮むだろうと思い長めのお仕立てにしたが、全く変化なかった。
だからって別に対して困らないのが着物の良いところ。
私は、綿や麻の着物にはアイロンもかけない。
弱い脱水で水分が多く残るため、乾くまでにその重みで自然にシワが伸びるからあまり気にならない。
着ればどうせシワになるし、洗いざらしもいいものだ。
洗いざらしのコットンのシャツと感覚的には変わらない。
もうすぐ70歳になる母は、木綿の着物なんか貧乏臭いと言うが、家事労働&ワンマイルウェアとして木綿の着物は重宝。
ざぶざぶ洗い、雨や汚れを気にせず着られる木綿の着物は生活に密着している衣服であると日々実感している。
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