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多分、一生忘れない、高校の卒業式
特別な思いがあった高校生活ではなかった。やたらと厳しい校則、進学進学とうるさい学校と自分との温度差。みんな同じでなければいけないなんて、つまんない、つまんない、つまんない。
それでも、卒業となると、多少の感慨はあるもの。
その日は、母は着物を着ていたように記憶している。父からカメラを持たされていた。昔のフィルムを入れて撮影するカメラだ。
「ちゃんとお父さんにカラーフィルム、入れてもらったから」と母。友人と最後の写真撮影だ。今のように簡単に写真が撮れる時代でなかったから、カメラを持ってきて写真を撮るというのは、特別なことだった。
その後、「カラーフィルム」は「から(空っぽ)~フィルム」であったことが判明。父と母。「から~」のやり取りで多少誤解があったのか・・・?
こうして、私の高校の卒業式の思い出は、まったく残っていない。