初めての美術館は印象派展
今まで美術には興味がありませんでした。
NEWSPICKSで西洋美術史家の木村泰司さんの「世界のビジネスエリートが身につける教養 西洋美術史」の記事を見てから、なんとなく、面白そうだなと思っていました。
初めての、美術展の印象は、室内が肌寒く、薄暗くて、美術品の数々の見せ方がなんとも美しい。絵も素晴らしいのですが、額縁がすごく綺麗で圧倒されました。
客層は、ややお年を召された方が多く、20代はあまりいませんでした。
西洋美術は日本画のように完成で捉えるものではなく、その時代時代のものに大きく影響されている。であるから西洋美術史は重要なのだと、木村氏はそう語っていました。確かにおっしゃる通りで、その時代のことがわからないと感性だけで捉えてしまいます。
はい、かくいう私も予習してなさすぎて今回の時美術展は感性だけで見ていました。
この画家は何を考え、何を思ってこの絵を描いたのか。
注釈はあるがほとんど、画家の情景が汲みとれるものがなく、注釈がない作品の方が多かった。
で、今回の美術点で特に印象に残ったのが以下の二つです。
写真はネットから拾ってきてます。
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
《コンフェッティ》(1894年)
本作品は、イギリスの製紙会社J.&E.ベラ社のために制作されたポスターの習作です。コンフェッティとは、カーニバルの時に使用される紙吹雪を意味しています。1890年代、トゥールーズ=ロートレックは、役者や踊り子、そして歌手をモデルに多数のポスターを制作しました。楽しげな表情を浮かべる女性は、画家が長年描き続けていた女優のジャンヌ・グラニエをモデルとしています。(九州国立博物館 HPより)
《コンフェッティ》は他の絵画と違いポスターとして描かれていて、絵の中に文字が入っている、これまでにあまり見たことのない作品でした。
ずっと見ていても飽きない、そう思わせるほど惹きつけられた作品でもあります。値段は知りませんが、価値よりも思いで、作品に見せられる人の気持ちがわかった気がします。
ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル『イポリット=フランソワ・ドゥヴィレの肖像』1811年
Jean-Auguste-Dominique Ingres『Portrait of Hippolyte-FranCois Devillers』
この作品をもたのは、会場に入って二番目でしたが、最後まで脳裏を離れませんでした。その理由は、リアルすぎるという印象です。写真なのかと錯覚するほど精密かつ、きめ細かい色使いがなんとも心地よかったです。
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美術展は面白いですね。
新しい出会いがたくさんありました。
次はもう少し、時代と歴史を知って訪れたいと思います。
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