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アロマセラピーの仕組み

アロマセラピーは日本語にすると芳香療法となり、植物に含まれる薬理作用を活用した療法です。
ヒトが生きるために備わった五感のひとつ「嗅覚」に働きかけるものです。

良い香りだから気分が良くなるとか
好きな香りだから元気になれるというのがアロマセラピーなわけではありません。
(もちろん、そういう場合もあるけどね)


植物に薬理作用があることは、多くの方々がご存じでしょう。
ヒトは遥かかなた昔から、植物を健康管理に役立ててきました。
「薬草」という言葉からも、想像できるでしょう。


どうして香りが療法になるのか

香りは香りであって、ヒトの身体に作用するの!?
なんて思いますよね。
実は作用するんです。

全てのものは分子でできている。
中学や高校の授業で聞いたことないですか?
聞いたことなくても、覚えていなくても大丈夫です。

すごくすごく簡単に説明しますと
分子が呼吸によって鼻の中に入ります。想像できましたか?
その分子は鼻の中にある嗅覚神経にピタッとくっつきます。
嗅覚神経は「おぉぉ分子来た!」と脳にビビッと信号を送るわけです。
嗅覚神経から信号を受け取った脳は「おぉぉこんな信号来た!」と反応するわけです。

それが、リラックスさせる分子からの信号であれば、リラックスに
痛みを緩和させる分子からの信号であれば、痛みの緩和に
元気になる分子からの信号であれば、元気になるということです。



アロマショップやアロマサロンに行くだけで気分が落ち着いたりした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

当店にご来店くださる花粉症のお客さまは、花粉症の時期にご来店の度に
「お店に入るだけで鼻づまりが楽になる」とおっしゃいます。


えぇぇぇ?!そんなに瞬時?!
と思いますよね(笑)
でもね、まあまあ瞬時です。
それにも理由があるんです。

アロマセラピー反応が早い理由

先程、脳に信号を送ると書きましたね。
インパルスという電気信号となって、すごく早く脳に届くんです。
(インパルスとか電気信号とかって、とても早いイメージわきますよね)

お薬を服用した場合、口から飲んで腸から取り込まれ、血液に乗って巡って作用するので、それなりの時間が必要となるんです。

それが、アロマセラピーだと匂いが来た!ビビッ受け取った!

こんな感じなので、かなり早く実感ということになります。



精油は雑貨です

ここで大事なのは、精油はお薬ではなく雑貨だということです。
ですから、必要な方はちゃんとお薬服用されてくださいね。
世界でどのように使われていようが、精油は日本の法律では雑貨です。

ポジティブに考えると
だからこそ、気軽に手に入れられるんです。
ネガティブに考えると
だからこそ、知らずに使って事故になる。


アロマセラピーは、精油の知識、セラピー方法の知識だけでなく何をして良くて、何をしてはいけないのか。
どこまでは良くて、どこまでダメなのか、どこからダメなのか、法的な知識も大切です。

どなたか他の人に使ってトラブルになったら嫌ですよね。
悪意がなくても、善意からであってもトラブルになることがありますから、気を付けましょう。

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